「笑って働く社会」人体実験録|第5回|6才の「すき」が教えてくれたこと― 成果は、数字だけじゃない ―
「笑って働く社会」は、本当に実現できるのか。
それを机上の空論ではなく、現場で確かめていく。
これは、そのための私なりの「人体実験録」です。
1月25日(日)、
ボーイスカウトの子どもたちと一緒に
「レールウォーカー」を開催しました。
参加してくれたのは、
日本ボーイスカウト大阪連盟
みしま地区・吹田第6団の
ビーバースカウト隊、カブスカウト隊。
あわせて24名のみなさんです。
鉄道(モノレール)を支えるインフラの、
ふだんは目に見えない場所を、
子どもたちと同じ目線で歩きながら、
「命」や「安全」について考える時間。
何かを一方的に教える、というよりも、
一緒に見て、感じて、
その場で生まれる「気づき」を
分かち合うことを大切にしました。
帰り際のことです。
6才の男の子が、
そっと私のところに近づいてきて、
小さな声でひと言。
「……すき」
確かに聞こえたけれど、
思わず「えっ?」と聞き返すと、
「すき❤️」
私は思わず、
「ありがとう!むっちゃうれしいわ」
と返していました。
その瞬間、
イベントを無事に終えたという達成感よりも先に、
「あぁ、この子にとって
今日は“安心できる時間”だったんだな」
そんな感覚が、胸いっぱいに広がりました。
数字や成果では測れないけれど、
誰かの心に、
ほんの少しでも「すき」が残ったなら、
それは間違いなく、確かな価値。
成果は、数字だけじゃない。
6才の男の子に、
大切なことを教えてもらった一日でした。
見えないところで支える仕事も、
人と人との信頼も、
派手ではないけれど、
ちゃんと、静かに育っていく。
「笑って働く社会」は、
こういう小さな積み重ねの先に
あるのかもしれません。
この人体実験、
もう少し続けてみようと思います。




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