『ロッテリア』が完全消滅へ なぜ今『ゼッテリア』に転換するのか? #エキスパートトピ
1972年の創業以来、多くの人に愛されているハンバーガーチェーン『ロッテリア』がすべて新ブランドの『ゼッテリア』に転換されることが分かりました。日本のハンバーガーチェーンの草分けとも言える、日本発祥のハンバーガーチェーンは、創業から54年を経て完全消滅することになります。
2023年に『すき家』などを展開する『ゼンショーホールディングス』がロッテリアを買収し、新業態として誕生したのがゼッテリアです。なぜゼンショーはロッテリアをゼッテリアに転換するのか、その背景と今後の展開を考えます。
ココがポイント
ロッテリア半世紀以上の歴史に幕 全店「ゼッテリア」へ
出典:TBS CROSS DIG with Bloomberg 2026/1/21(水)
自社グループのノウハウを活用するため、ゼッテリアへの転換を段階的に進めてきた
出典:読売新聞オンライン 2026/1/21(水)
「俺たちのロッテリアを返せ」いつの間にか続々閉店
出典:文春オンライン 2026/1/20(火)
「絶品バーガー」と気軽に楽しめるお店という意味を込めた言葉としての「カフェテリア」を組み合わせて生まれたブランド
出典:株式会社ロッテリア
エキスパートの補足・見解
『ロッテリア』はその名の通り、菓子メーカーの『ロッテ』が創業した日本発祥のハンバーガーチェーンで、日本人の味覚や食生活を取り入れたブランド作りと「エビバーガー」や「絶品バーガー」といった独自性の高いハンバーガーで人気を集めてきました。
しかし2023年に親会社がロッテからゼンショーホールディングスへと移ったことで、ロッテリアの名前が存続するかどうかは不透明でした。その後次々と既存のロッテリアが新たにゼッテリアへと転換されていき、2026年3月をめどにすべてのロッテリアを閉鎖。順次ゼッテリアへと転換し、ロッテリアの名前は消滅することになります。
ハンバーガー業界はトップの『マクドナルド』に『モスバーガー』『ケンタッキーフライドチキン』の3ブランドが圧倒的な店舗数を誇り、長らく4位だったロッテリアは2025年、『バーガーキング』に店舗数を抜かれました。ゼンショーは今回のリブランディングによって新たな価値を与える狙いがあると思われます。
ゼッテリアは2026年3月を目途に約280店体制を目指す計画で、仕入れや運営の効率化を図り、既存の店舗網と展開力を活かして国内4位のシェアを再び目指していくことになります。