久高・元那覇市議長に実刑判決「控訴を検討」 市有地収賄、懲役2年8月


久高・元那覇市議長に実刑判決「控訴を検討」 市有地収賄、懲役2年8月
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 那覇市有地の所有権を巡る贈収賄事件で、現金5千万円を賄賂として受け取ったとして収賄罪に問われた元那覇市議会議長の久高友弘被告(77)の判決公判で、那覇地裁(小畑和彦裁判長)は23日、懲役2年8月、追徴金5千万円(求刑懲役4年、追徴金4千万円)を言い渡した。小畑裁判長は「浅ましく、言語道断な犯行」と判示。被告の犯行で市議会に対する「社会の信頼や期待は、容易には回復困難な程度に深く損なわれている」とした。

 判決では、被告が「議会対策が必要だ」「1人100万円は渡さないと動かない」などとして、土地の所有権回復のために与党市議への工作を持ちかけて贈賄側に賄賂を求めたと事実認定した。捜査段階や公判での供述で、賄賂目的での現金要求を否定していた被告の主張を「信用性が乏しい」として退けた。

 小畑裁判長は、量刑理由で、市議会議長の職務を担っていた被告の犯行を「浅ましく、言語道断」と非難。検察側が、調査費用として追徴の対象から除外した1千万についても「不正な利益」と認定し、被告が受け取った5千万円全額の返還を命じた。被告の弁護人は判決後の取材に「控訴を検討する」と述べた。

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