中学バスケ部でチェーンで縛られ暴行 再調査は必要ないと県に答申 家族「学校が寄り添ってほしかった」福岡
3年前、福岡市内の私立中学校で、男子生徒が上級生にチェーンで縛られ暴行を受けた事件についてです。この事件について22日、県の再調査委員会は「いじめ」に関するさらなる調査は必要ないと県に答申しました。
この事件は2023年、福岡市内の私立中学校のバスケットボール部で、当時1年の男子生徒が上級生3人から、首や手足を鉄製のチェーンで縛られて監禁され、平手打ちなどの暴行を受けたものです。
男子生徒は事件をきっかけに転校を余儀なくされ、PTSD=心的外傷後ストレス障害の診断を受けました。
学校は「いじめの重大事態」として内部組織で調査を行い、上級生と同級生7人による男子生徒へのいじめ6件を認定しています。
一方、男子生徒側は内部組織による調査は不十分などと訴え、県は再調査委員会にさらなる調査が必要か検討を諮問していました。
再調査委員会は22日、事実関係は明らかになっているとして、再調査の必要はないと県に答申しました。
その上で、いじめ事案で特に注意してほしいこととして「学校は被害を受けた生徒および保護者に対しては、寄り添いながら対応することが重要」などと付け加えました。
男子生徒の両親は。
■両親
「眠れなかったり、食べられなかったり。大好きなバスケットをできなかったり。学校側が事実確認がどうのこうのではなく、息子に寄り添ってほしかった。まずは人として、謝ってほしかった。」
「本人が一番苦しかった。家族も苦しい。一生かけて後悔して反省していってほしい。」
この事件を巡っては男子生徒が提訴し、去年12月、暴行に関わった4人が男子生徒に謝罪し、解決金を支払うことで和解しています。
学校側は「今回の事態を重く受け止め、いじめをしない・させない学校作りを進めていく」とコメントしています。