SNSで拡散された、大阪市立中学の男子生徒らが男子小学生を羽交い締めにしたり、海に突き落としたりする動画について、大阪市教育委員会は20日、いじめ重大事態に該当すると認定していたと明らかにした。市教委は近く第三者委員会による調査を実施するとしている。
市教委によると、動画は昨年11月2日に市内の臨海地区で撮影。被害を受けた男児は他の小中学生7人と来ていた。男児は、海に入るか首を絞められるかを選ばされ、海に入ることを断ったことで1人から首を絞められた。その後、複数の生徒らと一緒に海に入り岸壁に上がったが、海に突き落とされたという。
同23日、動画を見たこの8人以外の保護者から小中学校に事案の連絡があり、市教委に報告された。11月下旬、市教委はいじめ重大事態に該当することを認定し、学校側から動画を保存している生徒らに削除するよう指導した。大阪府警は複数の男子中学生を事情聴取した上で一連の行為を確認し、昨年中に児童相談所に通告している。
一方で市教委は、SNSでは今回の事案をめぐって死者が出ているといった誤った情報が拡散しているとし、被害男児の安心・安全の観点からもSNS利用者に適切な対応を呼びかけている。