2026/1/24
日本の大学院で博士課程(ドクター)まで進むと、社会に出るのは何歳になるかご存知でしょうか?
ストレートで進学しても、
早くて27歳
です。
学部4年、修士2年、博士3年。
この「9年」という長いモラトリアムが、日本の若者の可能性を奪っているとしたら?
これは個人の努力の問題ではありません。制度の欠陥です。
例えば、英国では日本と同じ18歳で大学に入学し、3年で学部生を終えます。
その後、アカデミックキャリアに進む学生は博士課程に進学しますが、これも3年で終えてしまいます。
つまり、18歳で入学したとすると、
24歳時点で博士号を取っている
のです。
24歳と言えば、日本なら修士課程の年齢。
日本の学生がようやく本格的に研究をしようとしているとき、英国の学生はもうプロとして認められているのです。
アメリカも同様で、学士号相当の過程は4年かかりますが、その後の博士課程は最短3年で終えます。
つまり、世界の優秀な頭脳が、20代前半からバリバリと研究やビジネスの最前線で成果を出し、稼いでいるのです。
その横で、日本の優秀な頭脳は、27歳になるまで「学生」として学費を払い続けます。
20代の3年間がいかに貴重なものか。
具体的には、これだけのインパクトがあります。
進路への影響
仮に博士課程を終えてアカデミックキャリアを志向しない進路を選択しようとした場合、その時点で20代前半なのか後半なのかはかなり大きな違いになります。
20代後半で社会人になる学生の採用には、まだまだ後ろ向きな会社も少なくありません。
イノベーションへの影響
脳が最もしなやかで、かつ体力もある20代の3年間。
この貴重な3年間を、アカデミアの枠組みの中だけで消費するのではなく、例えば3年早く産業界で活躍できれば、イノベーションの起爆剤になり得ます。
少子化への影響
社会的自立が遅れれば、結婚や子育てを考える時期も当然後ろ倒しになります。
日本が「博士人材が育たない」と嘆く裏には、こうした
コストパフォーマンスの悪さ
があるのです。
私は、教育システムを抜本的に見直し、「飛び級」や「課程の短縮」を当たり前にすべきだと考えます。
これは、単に欧米を真似ればそれでいいという話ではなく、
発達過程に応じた教育
こそが、これからの人材を育てていく上で大切なアングルになってくるからです。
具体的には、大学卒業後、2~3年で博士号を取得できるようにします。
高校段階からの接続も必要に応じて見直し、意欲ある若者が20代前半には博士号を持って社会に出られるルートを確立するのです。
「じっくり学ぶことも大事だ」という反論もあるでしょう。
もちろん、じっくり学びたい人は、今まで通りじっくり学んだら良い。
しかし、優秀な才能を年齢で足止めする理由はどこにもないのです。
私の政策の柱の一つは、
皆さんの「時間」を増やす
こと。
これは労働時間の短縮だけでなく、
教育における待機時間の短縮
も意味します。
そのためには、まずは世界と同じスタートラインに立つこと。
それが、日本の若者の給料を上げ、産業競争力を高めるための第一歩です。
日本の若き才能を、足止めしない。
私たちの力で、変えていきましょう。
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ヤマグチ ショウヘイ/35歳/男
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