東海道・山陽新幹線、客室内にも防犯カメラ設置 常時撮影へ

 東海道新幹線の放火事件で、JR東海とJR西日本は6日、安全対策強化のために東海道・山陽新幹線の客室内に常時撮影の防犯カメラを新設すると発表した。JR東海は平成30年度までに全編成の約9割で設置作業を終える予定。柘植康英社長は同日、事件後初となる定例記者会見を大阪市内で開き、「『見せる防犯』の観点から大きな抑止効果が期待でき、問題が起きたときの原因も確認できる」と強調した。

 防犯カメラはデッキの乗降口に設置されているが、客室内に2台、トイレなどがある通路に1台を新設する。JR東海、JR西日本は新しいタイプの車両で増設するとし、設置工事は28~30年度に実施する。

 JR東日本の新幹線には客室に防犯カメラが取り付けられている車両はあるが、撮影は非常ボタンが押されたときだけという。柘植社長は常時撮影の理由について「(非常ボタン使用時以外にも)いろいろな出来事が起こりうる。常時のほうが防犯上は(効果が)高い」と説明した。

 映像は乗務員が確認でき、車内の記録装置にも保存される。柘植社長は使用目的を防犯に限定するなど厳重に管理するとし、「プライバシーの問題はない」と強調した。

 事件については「断じて許せない犯罪。無関係のお客さまを巻き込んだ犯罪に強い憤りを感じる」と批判。一方、乗客の手荷物検査は「新幹線の特徴である利便性を大きく損なう」とし、実施に否定的な見解を示した。

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