哲学の大学院入試過去問集
日本国内の主要な哲学の大学院入試の問題を集めました。
(現状かなり量が多いですが、今後も更新するかもしれません。分析哲学の比率がやや高めではありますが、哲学史の問題もあります。)
略称・正式名称リスト:
(東大科哲)東京大学 > 大学院総合文化研究科 > 広域科学専攻相関基礎科学系 > 科学史・科学哲学研究室
(東大本郷)東京大学 > 大学院人文科学研究科 > 哲学研究室
(東京本郷倫理学)東京大学 > 大学院人文科学研究科 > 倫理学研究室
(京大哲学)京都大学 > 大学院文学研究科 > 哲学研究室
(京大科哲)京都大学 > 大学院文学研究科 > 科学哲学科学史専修
(京大人環)京都大学 > 大学院人間・環境学研究科 > 人間・社会・思想講座
(大阪哲学)大阪大学 > 大学院文学研究科 > 哲学哲学史/現代思想文化学
(東北情報)東北大学 > 大学院情報科学研究科 > 人間社会情報科学専攻
(名古屋情報)名古屋大学 > 大学院情報学研究科 > 社会情報学専攻
(北海道哲学)北海道大学 > 大学院文学研究院 > 哲学・倫理学研究室
(九州哲学)九州大学 > 大学院人文科学研究院 > 哲学・哲学史研究室
(一橋社会学)一橋大学 > 大学院社会学研究科 > 総合社会科学専攻 > 歴史社会文化研究分野
(慶應哲学)慶應義塾大学 > 大学院文学研究科 > 哲学研究室
(早稲田哲学)早稲田大学 > 大学院文学研究科 > 哲学コース
便利なサイト:
児玉聡先生 哲学倫理学用語集
https://plaza.umin.ac.jp/kodama/ethics/wordbook/Stanford Encyclopedia of Philosophy
https://plato.stanford.edu/index.html
目次:
[1] 用語説明問題 ==========
言語哲学
type / token(東大本郷2020)(九州哲学2013・第2期)
合成原理(東大科哲2007)
文脈原理(東大科哲2007)
Sinn と Bedeutung(東大科哲2018)(北海道哲学2023)
言語論的転回 linguistic turn(東大科哲2006)
ラッセルの記述理論(東大科哲2020)(東大本郷2021)(北海道哲学2018)(京大人環2024)
センス・データ sense data(大阪哲学2021)(慶應哲学2020秋)
論理実証主義(東大科哲2019)
分析的に真 analytically true(名古屋情報2023)
言語ゲーム Sprachspiel(京大哲学2023)
意味の使用説 use theory of meaning(名古屋情報2025)
家族的類似 Familienähnlichkeit(東大科哲2005)(九州哲学2024・第1期)
私的言語 private language(東大科哲2003)
grue のパラドクス(東大科哲2005)
翻訳の定義不確定性(東大科哲2001)(大阪哲学2021)
デュエム=クワイン・テーゼ Duhem-Quine thesis(東大本郷2023)(慶應2023)(東大科哲2018)
クワインの存在論的コミットメント Ontological Commitment(九州哲学2009・第1期)
know that と know how(東大科哲2002)
ア・ポステリオリな必然性(東大科哲2017)(北海道哲学2025)
固定指示子 rigid designator(大阪哲学2021)(東大科哲2003)
指示的不透明性 referential opacity(東大科哲2019)(北海道哲学2018)
指示の因果説(東大科哲2011)
空名 empty name(慶應哲学2018秋)
真理の整合説 coherence theory of truth(東大科哲2007)(九州哲学2009・第1期)(名古屋情報2024)
トークン反射的 token-reflexive(東大科哲2008)
補足:
指標詞 indexical には、(1) 純粋指標詞 pure indexical(e.g. 私、ここ、今日、など)と (2) 直示詞 demonstrative(e.g. これ、あれ、など発話者の意図が関わるもの)がある。
それ以前だと、イェスペルセンの「転移詞 shifter」、ライヘンバッハの「トークン反射的 token-reflexive」、パースの「指標 index」など、多様な名称で呼ばれていた。
トークン反射的 (token-reflexive) な文とは、「私は寒い」は「このトークンの発話者は寒い」であり、「ここは寒い」は「このトークンが発話された場所は寒い」である、といった具合に、文のトークンが使用されたり生み出されたりする状況によってその語の指示対象が決まるような語を含んだ文。
反事実的条件文(東大科哲2020)
事象様相 de re modality と言表様相 de dicto modality(京大人環2024)
日常言語学派(京大人環2024)
発話内行為(大阪哲学2021)
逐行的矛盾(大阪哲学2021)
デイヴィッドソンの一人称権威 first person authority(慶應哲学2018春)
寛容の原則 principle of charity
所与の神話 myth of the given(東大科哲2003)
推論主義 inferentialism(京大哲学2023)
論理学の哲学
対象言語とメタ言語(北海道哲学2021)(東北情報科学2013秋)
logical atomism(東大科哲2002)
ラッセルのパラドクス(東北情報科学2023秋)(東大科哲2024)
真理条件的意味論(東大科哲2025)
演繹定理 deduction theorem(京大哲学2022・2次試験)
健全性定理 soundness theorem(京大哲学2022・2次試験)
完全性定理 completeness theorem(京大哲学2022・2次試験)
極大無矛盾集合(名古屋情報2019)
カット除去定理 cut elimination theorem(京大哲学2022・2次試験)
選言特性 disjunction property(京大哲学2022・2次試験)
反例モデル counter model(京大哲学2022・2次試験)
可能世界意味論 possible world semantics(東大科哲2002)
論理主義(東大科哲2004)
直観主義論理(東大科哲2001)
非構成的証明(京大哲学2022)
排中律 law of excluded middle(九州哲学2025)
時制論理(京大哲学2022)
義務論理 deontic logic(京大哲学2021)
関連性論理 relevant logic(京大哲学2021)
関連性の誤謬(京大哲学2022)
論理的多元論(京大哲学2022)
砂山のパラドクス(東大科哲2011)
実質含意のパラドクス(東北情報科学2024春)(九州哲学2012)(京大哲学2022)
嘘つきのパラドクス liar paradox(京大哲学2021)(東大科哲2006)
アルゴリズム(京大哲学2022)
決定問題 decision problem(京大哲学2021)
チャーチの提案(名古屋情報2023)
真理述語の定義不可能性(早稲田哲学2025)
科学哲学
自然の斉一性(東大科哲2013)
帰納の問題・ヒュームの問題(東大科哲2014)(東大科哲2025)
科学の進歩(慶應哲学2018秋)
ポパーの反証主義(慶應哲学2019春)(京大人環2025)
反証可能性 falsifiability(名古屋情報2023)
発見の文脈と正当化の文脈 context of discovery / justification(名古屋情報2018)
道具主義 instrumentalism(東大科哲2001)
観察の理論負荷性 theory-ladenness of observation(名古屋情報2023)(京大人環2024)
科学理論の全体論 holism(東大科哲2002)
ノイラートの舟(大阪哲学2021)
科学革命(京大人環2024)
クーンの通常科学 normal science(東大科哲2004)(東北情報科学2020秋)(名古屋情報2020)
クーンのパラダイム(東大科哲2014)
通約不可能性・共約不可能性 incommensurability(慶應哲学2024・秋)(東大科哲2020)
ラカトシュのリサーチ・プログラム(京大科哲2023)(東大科哲2012)(東大科哲2024)
ラウダンのリサーチ・トラディション(東大科哲2017)
決定実験 crucial experiment(名古屋情報2018)
決定不全/過小決定 underdetermination(名古屋情報2020)(早稲田哲学2023)
経験的十全性 empirical adequacy(名古屋情報2019)
補足:
ファン・フラーセンは、科学の目的は(真理ではなく)経験的十全性 (adequacy) であると考え、反実在論の立場をとった。彼は、科学理論は、文字通りに解釈すれば、自然の観察不可能な構造についての表象であると認める。しかし彼にとって科学の目的は、観察不可能なものについての真理を発見することではない。むしろ、科学理論が必要とする理想的な承認 (acceptance) は、経験的に十全であること、すなわち、経験可能な規則性といった「真理を含むことのない美徳」(non-truth-involving virtue) と関わるものである。
科学的実在論(東大科哲2007)(慶應文学2019秋)(東大科哲2019)
科学的反実在論(名古屋情報2025)
奇跡論法 miracle argument(名古屋情報2020)
悲観的帰納法 pessimistic induction(京大科哲2022)(名古屋情報2023)(早稲田哲学2023)
自然な存在論的態度 natural ontological attitude(東大科哲2013)
社会構成主義/社会構築主義 social constructivism(東大科哲2013)(東大科哲2025)
自然種 natural kind(九州哲学2014・第1期)(東大科哲2008)
社会種 social kind(九州哲学2024・第1期)
人工物種 artifactual kind
ceteris paribus law(東大科哲2009)
最良の説明への推論(名古屋情報2024)
科学的説明についての統合説(京大科哲2023)
疑似科学 pseudoscience(名古屋情報2023)
機械的客観性(京大科哲2023)
サイエンス・ウォーズ(東大科哲2014)
確率の主観的解釈(東大科哲2010)
ベイズ主義(京大科哲2022)(東大科哲2013)
ベイズの定理(名古屋情報2019)(名古屋情報2025)
種問題 species problem(京大科哲2022)(慶應哲学2024春)
量子力学に関する多世界解釈(京大科哲2023)
アルゴリズム・バイアス(東大科哲2024)
実験哲学(東大科哲2013)
実験哲学の肯定的プログラム positive program と否定的プログラム negative program(東大科哲2025)
機械的客観性(京大科哲2023)
科学技術社会論
正常な事故 normal accident(東大科哲2013)
補足: 起こるべくして起こった事故。
C. P. スノーの「二つの文化」(大阪哲学2023)
補足:「文学に造詣の深い知識人」の文化と自然科学者の文化の間には、深刻な相互不信と無理解が見られる。
科学的助言についての honest broker(東大科哲2024)
保存 preservation と保全 conservation(東大科哲2015)
科学コミュニケーションにおける欠如モデル(東大科哲2019)
補足: 大衆が科学技術を信用しない・リスクを理解しない・望ましい社会合意に至らないのは、「大衆に情報が欠如しているからだ」「大衆の理解が足りないからだ」とする考え方。
予防原則(東大科哲2006)(北海道哲学2018)
規制科学(東大科哲2007)
actor-network theory(東大科哲2008)
CUDOS型エートス(東大科哲2008)
補足: 社会学者マートン(Robert King Merton, 1910-2003)は1942年に、当時のアカデミズム科学の頂点に携わる科学者集団の精神的特徴を以下の「4つのエートス」としてまとめた。これらは、その後の科学者たちの行動規範的な位置づけとして認知されるようになった。
Communalism「共同占有性」: 科学的知識は公共的に所有される。
Universalism「普遍性」: 科学的真理は、人種、性別、民族性、国籍、特定の文化には無関係に普遍的である。
Disinterestedness「無私性・利害の超越」: 科学の利益は人類のためにあり、私利私欲のためにあるのではない。
Organized Skepticism「組織的懐疑主義」: いかなる科学的知見に対しても(それがたとえ著名人や大多数が認める一般的な知見であっても)自らの信念に基づき疑問をぶつけ、経験的・論理的基準に照らして吟味せねばならない。それに対し、ザイマン(John Michael Ziman, 1925-2005)は1994年に、現代の科学者たちは
CUDOS とは異なる行動規範 PLACE をエートスとして持つと分析した。(その背景: 現代の科学は、分野に細分化され、専門性の極めて高い研究が要求される。また、科学の実験設備が大規模になり、経済的な支援(スポンサー)がないと研究が進められなくなったため。)
Proprietary「所有的」: 知識資源を中心とした(資産)階級で、研究(成果)を独占する傾向にある。
Local「局所的」: 真理の通用範囲はむしろ局所的になっている(科学者は特定分野でのみ通用する真理を追求する傾向にある)。
Authoritarian「権威主義的」: 所属の分野で権威をもつ人物の知が基軸となり、研究が発展する傾向にある。
Commissioned「請け負い的、受託・受注的」: 政府や権力あるいは資本家から、科学研究の専門家として研究(しばしば応用研究)を委託されている。
Expert「専門的」: 科学者には専門家としての振る舞いが期待され、自身も専門家として振る舞う。
マートン・ノルム(東大科哲2025)
補足: CUDOS型エートスと同じ。
トランスサイエンス(東大科哲2009)
参加型テクノロジーアセスメント(東大科哲2010)
熟議民主主義(東大科哲2011)
モード論(東大科哲2011)
補足: ギボンズ。専門分野に依拠した伝統的な知識生産を「モード1」と呼び、専門分野を越えた知識生産を「モード2」と呼ぶ。
科学人類学(東大科哲2012)
認識論
認識的正当化の内在主義と外在主義(慶應哲学2024春)
現代認識論の因果説と信頼性主義(慶應哲学2024)
自然化された認識論(東大科哲2008)(九州哲学2012)(北海道哲学2018)
ゲティア問題 Gettier problem(名古屋情報2024)
認識的不正義(東大科哲2024)(名古屋情報2024)
閉包原理 closure principle(名古屋情報2024)
可謬主義(京大人環2025)
形而上学
supervenience(東大科哲2002)
因果性と決定論(慶應哲学2019秋)
ストローソンの記述的形而上学
時間論における永久主義(京大人環2025)
存在論における自然主義(京大人環2025)
心の哲学
心身問題(慶應哲学2024秋)
心脳同一説(東大科哲2004)
意識の「ハード・プロブレム」(東大科哲2016)(北海道哲学2022)
中国語の部屋(東大科哲2003)(北海道哲学2020)
水槽の中の脳(北海道哲学2024)
チューリングテスト(東大科哲2013)(名古屋情報2025)
functionalism(東大科哲2006)
inverted spectrum(東大科哲2007)
創発説(慶應哲学2021)
心に関する消去主義(東大科哲2010)
錯覚論法(東大科哲2011)
anomalous monism(東大科哲2005)
心的因果 mental causation(慶應哲学・秋2023)
拡張した心 extended mind(名古屋情報2024)
心の理論に関する理論説とシミュレーション説(東大科哲2024)(東大科哲2012)
デネットの志向的スタンス(京大人環2024)
知覚の哲学
知覚のヴェール説(京大人環2025)
知覚の束(早稲田哲学2025)
倫理学
自然主義的誤謬(東北情報科学2013秋)(北海道哲学2019)(京大人環2024)
補足:
事実判断「〜である」から価値判断「〜すべき」を導き出そうとする誤謬。(ムーア『倫理学言論』)
義務論(東大科哲2007)
ベンタムの功利主義(京大人環2025)
行為功利主義 act utilitarianism と規則功利主義 rule utilitarianism(東大科哲2018)(名古屋情報2018)(京大人環2024)
帰結主義 consequentialism(東北情報科学2013秋)(東大本郷哲学2024)
他者危害原則 harm to others principle(名古屋情報2023)(慶應哲学2019秋)(九州倫理学2009)
補足:
個人の自由に対する法的・社会的制限が許されるのは、他者に対する危害を抑止するのに必要なときに限られる、という原則。つまり、他の人から見て賢明であるとか正しいからといって、何かを強制することは正当ではありえない。J.S.ミル。
愚行権(東大科哲2012)
補足:
他者への危害を引き起こさない限りで、たとえその決定の内容が理性的にみて愚行と見なされたとしても、その人の自己決定に委ねられるべきである、という考え方。(J.S.ミルの他者危害原則からの帰結のひとつ)
徳倫理 virtue ethics(東大科哲2010)(北海道哲学2022)
意志の弱さ akrasia(東大科哲2014)
正義と徳(京大人環2024)
(I.バーリンの)消極的自由(京大人環2025)
メタ倫理学
Why be moral 問題(北海道哲学2020)
道徳的実在論 moral realism(東大本郷2022)(東大科哲2008)
倫理についての情動説 emotivist theory of ethics(名古屋情報2020)
表出主義(北海道哲学2018)(北海道哲学2025)
道徳についての進化的暴露論証(京大人環2025)
応用倫理学
動物の権利(慶應哲学2019秋)(東大科哲2012)
インフォームド・コンセント(東大科哲2009)
代理出産(東大科哲2010)
道徳的被行為者 moral patients(名古屋情報2024)
自己情報コントロール権(名古屋情報2024)
ケアの倫理(名古屋情報2023)(北海道哲学2019)
土地倫理 land ethics(名古屋情報2020)(東大科哲2010)
ロー対ウェイド事件(北海道哲学2023)
パターナリズム paternalism(名古屋情報2019)
障害の人権モデル(東大科哲2024)
エンハンスメント(東大科哲2011)(東大科哲2010)
環境正義(東大科哲2017)
リベラル優生思想(東大科哲2019)
生命の尊厳 sanctity of life(慶應哲学2019春)
世代間倫理(慶應哲学2020春)(東大科哲2014)(北海道哲学2018)
滑り坂論法 slippery slope argument(北海道哲学2025)
ELSI(倫理的・法的・社会的課題)Ethical, Legal and Social Issues(大阪哲学2023)
行為論・自由意志論
信念と欲求(慶應哲学2020)
道具的合理性 instrumental rationality(九州哲学2023・第2期)
行為者因果(東大科哲2012)
行為の因果説(東大科哲2019)(京大人環2025)
自由意志(東大科哲2010)(北海道哲学2021)
人格の同一性 personal identity(九州哲学2014・第2期)(東大科哲2003)(東大科哲2015)
反応的態度説 theory of reactive attitudes(名古屋情報2025)
補足:
ストローソン『自由と怒り』
政治哲学
ホッブズの自然状態(東北情報科学2014春)
ホッブズの戦争状態(東北情報科学2024春)
ホッブズの万人の万人に対する戦い(北海道哲学2020)(大阪哲学2023)
ベンサムの最大幸福(東北情報科学2021春)
ベンサムの効用計算 utility calculus(東大本郷2019)
ロールズの無知のヴェール veil of ignorance(名古屋情報2023)(東北情報科学2015秋)(北海道哲学2020)(東大科哲2015)(九州哲学2012)
ロールズの反省的均衡 reflective equilibrium(東大科哲2003)
リバタリアニズム(東大科哲2009)(名古屋情報2018)
モラル・ハザード(名古屋情報2019)
ケイパビリティ・アプローチ(北海道哲学2021)(東大科哲2016)
補足:
厚生経済学、アマルティア・セン
格差原理 the difference principle(名古屋情報2019)
討議倫理学 discourse ethics(名古屋情報2019)
社会契約 social contract / du contrat social(名古屋情報2018)(九州倫理2007)
共有地の悲劇(東大科哲2018)
ロバート・ノージックの経験機械 experience machine(東大科哲2018)
美学・芸術哲学
印象主義モデル impressionist model(名古屋情報2024)
対象モデル object model(名古屋情報2024)
風景モデル landscape model(名古屋情報2024)
環境モデル environmental model(名古屋情報2024)
自然鑑賞の環境モデル(名古屋情報2018)
芸術作品の美的価値 aesthetic value(名古屋情報2023)
芸術作品の芸術的価値 artistic value(名古屋情報2023)
芸術作品の倫理的価値 ethical value(名古屋情報2023)(名古屋情報2018)
芸術の制度的定義 institutional definition of art(名古屋情報2018)
倫理主義 ethicism(名古屋情報2023)
不道徳主義 immoralism(名古屋情報2023)
非本質主義 anti-essentialism(名古屋情報2025)
ふり説 pretense view(名古屋情報2020)
ごっこ説 make-believe view(名古屋情報2020)
美的機能説 aesthetic functionalism(名古屋情報2025)
虚構的指示 fictional reference(名古屋情報2020)
フィクションのパラドクス(名古屋情報2020)
フィクションにおける真理(truth in fiction)(慶應哲学2024春)
古代哲学(全般)
ギリシア哲学におけるピュシスとノモス(東北情報科学2014春)
弁証法 διαλεκτική(九州哲学2014・第1期)
アタラクシア ἀταραξία(大阪哲学2021)
アクラシア(慶應哲学2019秋)
νοούµενoν(九州哲学2023・第2期)
随意 ἑκούσιον と不随意 ἀκούσιον
選択 προαίρεσις(九州哲学2023・第1期)
範型 παράδειγμα(九州哲学2009・第1期)
古代哲学(初期ギリシア)
ヘラクレイトスの万物流転説(北海道哲学2018)
アナクサゴラスの「あらゆるものがあらゆるもののうちに」の原則(京大哲学2023・2次試験)
アナクシマンドロスの「無限定なもの(ト・アペイロン)」について説明しなさい。(東北情報科学2021春)
ヘシオドスの「宇宙生誕論(コスモゴニアー)」について説明しなさい。(東北情報科学2021秋)
エピクロスの「アタラクシアー」ἀταραξία(北海道哲学2018)(東大本郷倫理学2024)
エンペドクレスの「愛と争い」(京大哲学2022)
エピクロスの原子論(北海道哲学2019)
古代哲学(プラトン)
ソクラテスのダイモーン(東北情報科学2022春)
ソクラテスのエレンコス ἔλεγχος(北海道哲学2024)
ソクラテスの「汝自身を知れ」γνῶθι σεαυτόν(九州哲学2023・第2期)
パルメニデスの「真理の道」(東北情報科学2018春)
パルメニデスの「探求の道」(京大哲学2021)
プロタゴラス「人間は万物の尺度である」(慶應哲学2018秋)
メノンの探求のパラドクス(東大科哲2006)
古代ギリシアにおけるソフィスト(東北情報科学2023春)
プラトンの洞窟の比喩(北海道哲学2018)
プラトンのドクサとエピステーメー(北海道哲学2022)
プラトンの想起説(慶應哲学2019春)(京大哲学2023)
エロース(京大哲学2021)(北海道哲学2023)
イデア論批判としての「第三人間論」(東北情報科学2020秋)
「人間は社会的(イデア的)動物である」(東北情報科学2013秋)
善のイデア(東北情報科学2023秋)
対話篇『テアイテトス』(東北情報科学2021秋)
対話篇『クリトン』(東北情報科学2018春)
美そのもの αὐτὸ τὸ καλόν(東大本郷2024)
デミウルゴス δημιουργός(九州哲学2009)
補足:
プラトン『ティマイオス』に登場する世界の創造者。
場 χώρα(北海道哲学2025)
補足:
プラトン『ティマイオス』
目的の国(北海道哲学2025)
プラトンの詩人追放論(東北情報科学2021春)
理性を有する動物 ζῷον λόγον ἔχον(東大本郷2022)
ポリス的動物(北海道哲学2018)
場 χώρα(東大本郷2020)
魂の気概的部分(京大哲学2022)
定義の優先性の原則(京大哲学2023・2次試験)
哲人王(北海道哲学2019)
魂の三区分説(名古屋情報2020)
古代哲学(アリストテレス)
アリストテレスの演繹と帰納(東北情報科学2021春)
形而上学 μεταφυσικά(九州哲学2014・第2期)
現実態 / 可能態(東大科哲2001)(東北情報科学2024春)(京大哲学2021)
第一哲学(東北情報科学2021秋)
形相 εἶδος / 質料 ὕλη(東大科哲2003)(九州哲学2014・第2期)(京大人環2024)
目的因(東北情報科学2020秋)
ウーシアー οὐσία(北海道哲学2021)
第一実体 πρώτη οὐσία(東大本郷2023)(九州哲学2009・第1期)
不動の動者(東北情報科学2018春)
「自然の階梯」(scala naturae)(東北情報科学2015秋)
「ロゴスをもつ生き物」(人間の定義)(東北情報科学2022春)
共通感覚(東大科哲2018)(京大哲学2023)
補足:
アリストテレス『デ・アニマ』
「第三の人間」論(北海道哲学2021)
付帯的 κατὰ συμβεβηκός(東大本郷2019)
ある限りのあるもの ὂν ᾗ ὄν(東大本郷2021)
配分的正義(北海道哲学2020)
条件的必然性(京大哲学2022)
オルガノン(京大哲学2022・2次試験)
幸福(京大哲学2023・2次試験)
観照的生活(大阪哲学2023)
詩学 ποίησις(九州哲学2015・第2期)
悲劇における「カタルシス(浄化)」(東北情報科学2022秋)(北海道哲学2025)
古代哲学(後期古代)
ストア派のアパテイア(東北情報科学2014春)(京大哲学2023)
古代懐疑主義、ピュロン主義 Pyrrhonism(慶應哲学2020)(北海道哲学2023)(京大哲学2022・2次試験)(京大人環2024)
プロティノスの一者 τὸ Ἕν(九州哲学2024)(北海道哲学2022)
プロティノスの流出説(京大人環2024)
モーセス・マイモニデス Moses Maimonides(京大哲学2022)
古代哲学(ローマ)
古代ローマのフマニタス(教養)(東北情報科学2022秋)
アウグスティヌス『告白』Confessiones(東北情報科学2020秋)
アウグスティヌスの人間精神の三位一体構造 trinitas mentis(京大哲学2022・2次試験)
ボエティウス『哲学の慰め』Consolatio philosophiae(京大哲学2021)
神学 θεολογία(九州哲学2023・第1期)
ペラギウス論争(北海道哲学2023)
中世哲学(全般)
神の愛(慶應哲学2018秋)
神の摂理 providentia(慶應哲学2018春)
神の永遠(慶應哲学2020)
神の能力 potientia(慶應哲学2020秋)
表象像 phantasma(慶應哲学2019)
中世哲学(アラビア)
イブン・シーナーの空中人間説(京大哲学2023・2次試験)
中世哲学(スコラ哲学)
神学の婢 ancilla theologiae(東大本郷2020)
自由学芸 artes liberales(東大本郷2022)
自然の光 lumen naturale と 恩寵の光 lumen gratiae
第一志向 intentio prima と第二志向 intentio secunda(東大本郷哲学2024)
補足:
前者(第一志向)は、対象についての直接的意識。
後者(第二志向)は、対象についての間接的意識、つまり、対象についての意識を対象とする反省的意識。
actus purus(京大人環2024)
中世哲学(カンタベリーのアンセルムス)
カンタベリーのアンセルムス Anselmus Cantuariensis(京大哲学2021)
「それより偉大なものは何も考えることができない何ものか」aliquid quo nihil maius cogitari possit(東大本郷2021)(九州哲学2023・第2期)
正しさ rectitudo(京大哲学2023)
カンタベリーのアンセルムスの(神の)存在論的証明 ontologischer Beweis(九州哲学2020・第2期)(北海道哲学2025)
中世哲学(トマス・アクィナス)
五つの道(北海道哲学2021)
存在の類比 analogia entis(北海道哲学2018)(九州哲学2013・第2期)
補足:
すべての存在する事物は、存在するという点では共通であるが、そのあり方はそれぞれ本質的に異なる。
有るの現実態 actus essendi(東大本郷2019)(九州哲学2009・第1期)
知性の三つのはたらき(京大哲学2022)
第一質料 materia prima(京大哲学2022・2次試験)
『在るものと本質について』De ente et essentia(京大哲学2023・2次試験)
個物に先立つ普遍 universalia ante rem(九州哲学2014・第2期)
補足:
トマスは、実在論の立場から「普遍論争」を調停した。
普遍は、神の知性においては「事物に先立って ante rem」存在する。
普遍は、世界の中においては「事物の中に in re」存在する。
普遍は、人間の知性においては「事物の後に post rem」存在する。
存在と本質 esse et essentia(北海道哲学2022)
現実存在と本質 existentia et essentia(九州哲学2014・第2期)
トマスの二重真理説(北海道哲学2018)
「恩寵は自然を廃することなく、かえってこれを完成する」(北海道哲学2025)(京大人環2025)
「感性のうちになかった何物も、知性のうちに存在しない」Nihil est in intellectu, quod non fuerit in sensu.(九州哲学2020・第2期)
中世哲学(オッカム)
「実体はむやみに増やされるべきではない」Entia non sunt multiplicanda praeter necessitatem.(九州哲学2024・第1期)
オッカムの剃刀(東大科哲2007)(大阪哲学2021)
オッカムの代示理論 supposition theory(京大哲学2021)
中世哲学(その他)
クザーヌスの反対の一致(東北情報科学2009)
ドゥンス・スコトゥス Duns Scotus の存在の一義性 univocatio entis(京大哲学2022・2次試験)
ビュリダンのロバ(北海道哲学2019)
近代哲学(全般)
フランシス・ベーコンの Scientia est potentia(北海道哲学2023)
フランシス・ベーコンの市場のイドラ(北海道哲学2018)
モンテーニュの Que-sais je ?(北海道哲学2018)
パスカルの「幾何学の精神」esprit géométrique と「繊細の精神」esprit de finesse(北海道哲学2023)(大阪哲学2021)(東北情報科学2013秋)(九州哲学2023・第2期)(東大本郷哲学2024)
百科全書派(北海道哲学2024)
近代哲学(デカルト)
われ思うゆえにわれあり Je pense, donc je suis. / cogito ergo sum.(九州哲学2024・第1期)(九州哲学2013・第2期)(北海道哲学2018)
神の誠実(東北情報科学2020秋)(東大科哲2009)
デカルトにおける思考と延長(東北情報科学2022秋)
デカルトの二元論(大阪哲学2023)
欺く神(東北情報科学2017春)
生得観念 idea innata(東大本郷2020)
可感的形象 species sensibilis(東大本郷2023)
方法的懐疑 doute méthodique(北海道哲学2020)(京大哲学2023・2次試験)(九州哲学2009・第1期)(名古屋情報2025)
悪しき霊(北海道哲学2018)
永遠真理創造説 la thèse de la création des vérités éternalles(京大哲学2022・2次試験)
生得観念(大阪哲学2021)
直観的認識 cognitio intuitiva(九州哲学2023・第2期)
高邁 générosité(九州哲学2020・第2期)(京大人環2024)
暫定道徳(慶應哲学2019春)(京大人環2025)
明晰かつ判明な知(北海道哲学2024)(京大人環2024)
(デカルトの)神の存在証明(京大人環2024)
近代哲学(ロック)
一次性質 primary qualities / 二次性質 secondary qualities(東大本郷2020)(九州哲学2014・第2期)
単純観念 simple idea / 複合観念 complex idea(北海道哲学2018)
観念連合 association of ideas(大阪哲学2022)
real essence / nominal essence(東大本郷2022)
タブラ・ラサ(東北情報科学2015春)
宗教的寬容論(北海道哲学2024)
所有権(京大人環2024)
近代哲学(スピノザ)
神の知的愛(東北情報科学2021秋)
神即自然 Deus sive natura (東北情報科学2013秋)(九州哲学2014・第1期)
コナトゥス(北海道哲学2021)
Tractatus de intellectus emendatione(東大本郷2019)
心身平行論(京大哲学2022)
第三種の認識 tertium cognitionis genus(京大哲学2023)
自己原因 causa sui(九州哲学2023・第2期)
sub specie aeternitatis(九州倫理学2009)
近代哲学(ライプニッツ)
不可識別者同一の原理 principium identitatis indiscernibilium / principe de l’identité des indiscernables(京大哲学2021)(東北情報科学2013秋)(東大科哲2005)
最高善(東北情報科学2018春)
最善観(北海道哲学2018)
「自然は飛躍しない」(東北情報科学2018春)
普遍数学(早稲田哲学2025)
充足理由律 principium rationis sufficientis / principe de raison suffisante(東大本郷2023)(大阪哲学2022)(早稲田哲学2025)(九州哲学2025)
共可能性 compossibilité(東大本郷2021)
モナド(東北情報科学2013秋)(東大科哲2016)(北海道哲学2022)
統覚 apperception(九州哲学2023)
「モナドには窓がない」Les monades n’ont point de fenêtres.(大阪哲学2023)(九州哲学2015・第2期)
宇宙の生きた鏡 miroir vivant de l’univers(九州哲学2014)
補足:
モナドは、窓を持たず、鏡である。
予定調和 harmonie préétablie(九州哲学2014)(九州哲学2009)
近代哲学(バークリー)
「存在するとは知覚されることである」esse is percipi(東北情報科学2023春)(東大科哲2007)
近代哲学(ヒューム)
自然の斉一性 uniformity of nature(東大本郷2021)(東大科哲2013)
relations of ideas / matters of fact(東大本郷2023)
necessary connection / constant conjunction(九州哲学2023・第2期)
Hume's guillotine(東大本郷倫理学2024)
自然宗教(北海道哲学2022)
知覚の束(早稲田哲学2025)
近代哲学(カント)
定言命法 kategorischer Imperativ(東大科哲2002)(京大哲学2022)(九州哲学2023・第2期)
超越論的分析 transzendentale Analytik(東大科哲2001)
ア・プリオリとア・ポステリオリ(東大科哲2009)
ア・プリオリな総合判断(北海道哲学2021)(京大人環2024)
カントのコペルニクス的転回(東北情報科学2012秋)
超越論的感性論(東大科哲2011)
反省的判断力 reflektierende Urteilskraft(京大哲学2021)
純粋悟性概念(北海道哲学2023)
純粋統覚(根源的統覚)(東大科哲2016)
超越論的統覚(北海道哲学2025)
構想力 Einbildungskraft(東大本郷2019)
超越論的構想力(東北情報科学2022春)
産出的構想力 produktiv Einbildungskraft(東大本郷2020)
趣味判断(東北情報科学2024春)
理性の公的使用(東北情報科学2023春)(大阪哲学2024)
直観の形式(東北情報科学2021春)
実践理性(東北情報科学2013秋)
自律概念 concept of autonomy(名古屋情報2018)
意志の自律 Autonomie des Willens(九州哲学2015・第2期)
超越論的観念論(京大人環2024)
(空間と時間の)超越論的観念性 Die transzendentale Idealität (des Raums und der Zeit)(京大哲学2022・2次試験)
超越論的観念性 transzendentale Idealität / 経験的実在性 empirische Realität(東大本郷2022)
純粋実践理性の要請 Postulate der reinen praktischen Vernunft(京大哲学2023)(京大人環2025)
道徳法則への尊敬 Achtung auf das moralische Gesetz(京大哲学2023・2次試験)
カントの観念論論駁 Widerlegung des Idealismus(東大本郷2021)
規定的判断力 bestimmende Urteilskraft(東大本郷2023)
目的なき合目的性(北海道哲学2019)
純粋理性のアンチノミー(北海道哲学2018)
近代哲学(フィヒテ)
フィヒテの「事行」Tathandlung (北海道哲学2020)(京大哲学2023)
近代哲学(シェリング)
シェリングの「神の内なる自然」Natur in Gott(北海道哲学2022)
近代哲学(ヘーゲル)
市民社会 bürgerliche Gesellschaft(京大哲学2022)
プレローマ πλήρωμα / pleroma(京大哲学2023・2次試験)
ミネルヴァの梟(大阪哲学2021)
人倫 Sittlichkeit(九州哲学2023・第1期)(北海道哲学2018)
理性の狡知 List der Vernunft(九州哲学2014・第2期)(北海道哲学2019)(京大人環2024)
弁証法(大阪哲学2021)
Aufheben(北海道哲学2018)
主人と奴隷(支配と隷属)Herrschaft und Knechtschaft
『精神現象学』Phänomenologie des Geistes(九州哲学2014・第1期)(東大本郷哲学2024)
「絶対的に他なる存在のうちで純粋に自己を認識すること」das reine Selbsterkennen im absoluten Anderssein(九州哲学2009・第1期)
近代哲学(その他)
ケンブリッジ・プラトン学派(京大人環2024)
ショーペンハウアーの意志(東北情報科学2018春)
現代大陸哲学(フッサール)
解釈学的循環 Hermeneutischer Zirkel(東大科哲2009)(北海道哲学2022)
現象学的還元 phänomenologische Reduktion(東大科哲2015)(東大本郷2023)
志向的対象 Noesis / 志向的作用 Noema(東大科哲2005)(大阪哲学2023)
本質直観(東北情報科学2012秋)
エポケー(北海道哲学2020)
志向性 intentionality(東大科哲2024)(東大科哲2011)(京大哲学2023)
受動的総合 passive Synthesis(東北情報科学2012秋)(東大科哲2002)
対化としての受動的総合 Paarung als passive Synthesis(東大本郷2020)
カテゴリー的直観 kategoriale Anschauung(東大本郷2021)
生活世界 Lebenswelt(東大科哲2003)(東大科哲2012)(東大本郷哲学2024)
間主観性(相互主観性)(東大科哲2020)
キネステーゼ(京大人環2024)
「受動性」概念(京大人環2024)
現代大陸哲学(ハイデガー)
ダス・マン(世人)(東北情報科学2023秋)
被投性(東北情報科学2020秋)
先駆的決意性(北海道哲学2021)
現存在 Dasein(東大科哲2004)(九州哲学2013・第2期)
世界内存在 In-der-Welt-sein(東大科哲2016)(北海道哲学2024)
死への存在 Sein zum Tode(東大本郷2022)(九州哲学2009・第1期)
既在しつつある現前化する到来 gewesend-gegenwärtigende Zukunft(東大本郷2019)
現代大陸哲学(ニーチェ)
悲劇の快(東北情報科学2023秋)
「神は死んだ」Gott ist tot.(九州哲学2009)(東北情報科学2022春)
同じことの永劫回帰(東北情報科学2021秋)
力への意志 Wille zur Macht(東北情報科学2014春)(九州哲学2009)(北海道哲学2025)
ニヒリズム Nihilismus(北海道哲学2023)(京大哲学2022・2次試験)
永遠回帰(北海道哲学2019)
現代大陸哲学(サルトル)
実存主義 existentialisme(九州哲学2023・第1期)
「実存主義とはヒューマニズムである」(東北情報科学2018春)
アンガジュマン(東北情報科学2024春)
即自と対自(東北情報科学2023春)
非措定的な意識 conscience non-thétique(東大本郷2022)
「人間は自由の刑に処せられている」(北海道哲学2018)
「実存は本質に先立つ」L’existence précède l’essence.(京大哲学2022・2次試験)(九州哲学2014・第1期)
無(京大人環2024)
現代大陸哲学(メルロ=ポンティ)
語られたコギト cogito parlé / 沈黙のコギト cogito tacite(東大本郷2020)
作動的志向性 intentionnalité opérante(東大本郷2021)
交錯配列(キアスム)chiasme(東大本郷2024)
間身体性(北海道哲学2019)
現代大陸哲学(レヴィナス)
顔 visage(東北情報科学2021春)(北海道哲学2025)
存在の彼方(北海道哲学2020)
傷つきやすさ vulnérabilité(東大本郷倫理学2024)
現代大陸哲学(ベルクソン)
生の飛躍 élan vital(東北情報科学2015秋)(京大人環2024)
直観(東北情報科学2012秋)
純粋記憶 souvenir pur(東大本郷2023)
創造的進化(北海道哲学2022)
開かれた社会(北海道哲学2018)(北海道哲学2025)
現代大陸哲学(オーギュスト・コント)
コントの科学分類(北海道哲学2021)(北海道哲学2023)
コントによる精神発展の「三段階の法則」(北海道哲学2021)(東北情報科学2012秋)
現代大陸哲学(その他)
自然弁証法(東大科哲2018)
上部構造と下部構造(北海道哲学2018)
ヤスパースの限界状況 Grenzsituation(九州倫理学2007)
フーコーの生存の美学 l'esthétique de l'existence
フーコーのエピステーメー(北海道哲学2018)
構造主義 structuralisme(東大本郷2019)
啓蒙の弁証法 Dialektik der Aufklärung(京大哲学2021)
リオタールの Postmodernisme(京大哲学2021)
フロイトの重層的決定 overdetermination(東北情報科学2012秋)
プルードンの「財産とは窃盗である」(北海道哲学2018)
現代英米哲学(上で既出のものを除く)
古典的プラグマティズム(京大人環2025)
プラグマティズム Pragmatism(京大哲学2022)
プラグマティズムの格率(大阪哲学2023)
パースのアブダクション abduction(東大科哲2009)(大阪哲学2021)
ジェームズの the will to believe(京大哲学2021)
ジェームズの pure experience(京大哲学2023・2次試験)
[2] 論述問題 ==========
全般
「経験」と「概念」の関係について論ぜよ。(東大科哲2010)
「現象」と「実在」の関係について論ぜよ。(東大科哲2013)
哲学における「常識」の役割と位置づけについて論じなさい。(慶應哲学2022)
「存在」と「認識」を対比させて論じなさい。(東北情報科学2013秋)
「直観」と「論理」を対比させて論じなさい。(東北情報科学2013秋)
「人間」と「機械」を対比させて論じなさい。(東北情報科学2013秋)
「理性」と「感情」について論じなさい。(京大哲学2021)(九州哲学2013・第2期)
「哲学」と「科学」について論じなさい。(京大哲学2021)
「経験」と「認識」の関係について論じなさい。(九州哲学2023・第2期)
「理論」と「実践」の関係について論じなさい。(九州哲学2014・第1期)
「普遍」と「特殊」の関係について論じなさい。(九州哲学2014・第1期)
「真理」と「事実」の関係について論じなさい。(九州哲学2013・第2期)
「価値」と「事実」の関係について論じなさい。(九州哲学2013・第2期)
「科学的生活」と「日常的生活」の関係について論じなさい。(九州哲学2013・第2期)
「全体」について論じなさい。(慶應哲学2020)
「本質」について論じなさい。(慶應哲学2020)
「力」「暴力」「権力」をめぐって論じなさい。(慶應哲学2021)
対象 object と概念 concept について論じなさい。(慶應哲学2020)
「身体」について説明し、その哲学史的意義について述べなさい。(東大本郷2019)
偶然性の意味について、哲学史を踏まえつつ論じなさい。(東大本郷2022)
「人間と動物の差異は何か」という問題設定の意味について、哲学史を踏まえつつ論じなさい。(東大本郷2023)
「真理は相対的である」という主張に対して、哲学史を背景にしながら、あなたの考えを論じなさい。(東大本郷2020)
時間と空間について論じなさい。(北海道哲学2020)
独我論について論じなさい。(北海道哲学2023)
懐疑論の哲学的意義について論じなさい。(慶應哲学2019)
目的論的説明の是非について論じなさい。(慶應哲学2019)
哲学方法論
ある事実(fact)の成立について論争が生じることがある。その論争に決着をつけるために、普通、証拠(evidence)が持ち出される。このような場合に事実と証拠はどのような関係にあるのだろうか。自由に論じなさい。(東大科哲2018)
ある哲学理論を擁護したり批判したりするときには、しばしば思考実験が用いられる。他方で、思考実験の有用性に懐疑的な哲学者もいる。思考実験の具体例を挙げつつ、哲学における思考実験の有用性について自由に論じなさい。(東大科哲2020)
西洋における現代哲学と哲学史との関係について論じなさい。なお、現代哲学として何をどのような範囲で捉えるか、はじめに明示すること。(九州哲学2023・第2期)
西欧圏の哲学と非西欧圏の哲学の関係について論じなさい。非西欧圏としてどの時代のどの地域を取り上げるか、はじめに明示すること。(九州哲学2023・第1期)
哲学は進歩するか。(九州哲学2015・第2期)
「哲学と自然科学は連続している」という考え方について、あなた自身の見解を述べなさい。(九州哲学2014・第2期)
「哲学と思想は異なる」という説について、あなた自身の考えを述べなさい。(九州哲学2014・第2期)
主観的な経験と科学(自然科学もしくは人文社会科学)によって得られる客観的な認識との関係について哲学的な観点から論じなさい。(東大科哲2016)
「知られうる (knowable)」と「考えられる (thinkable)」と「存在する (to be)」の関係について論じなさい。(慶應哲学2021)
哲学において問題を立てることの意義を、哲学史を踏まえ、具体例を挙げて論じなさい。(東大本郷2021)
哲学における自然主義とはどのような立場か、説明しなさい。また、方法論的自然主義と存在論的自然主義の関係およびそれぞれの妥当性について、自由に論じなさい。(東大科哲2024)
経験科学の知見は、哲学理論にどのような意義をもつ(あるいはもたない)だろうか。特定の哲学分野について、その分野に関連する重要な経験科学の研究を少なくともひとつ紹介しつつ論じなさい。(東大科哲2025)
言語哲学
語の意味はそれが表す観念であるとする考え方を検討しなさい。(東大科哲2001)
ラッセルの次の主張を読み、あなたの考えを述べなさい。「論理的に言えば、記憶されているできごとが実際には起こっていなくとも、そのような記憶の信念は生じうる。そもそも過去がまったく存在しなくとも、記憶の情念は生じうるのである。世界が5分前に、まさに5分前にそうあったとおりの状態で、そして人々もまたまったく非現実の過去を「覚えている」状態で突然存在し始めたのだという仮説を立てても、この仮説は論理的に不可能ではない。異なった時点のできごとの間にはなんら論理的必然的関係はありはしない。それゆえ、現在および未来において起こるいかなることも、世界が5分前から始まったという仮説を反証しえない。」(東大科哲2002)
「ペガサスは存在しない。しかし、この命題が有意味であるためには、ペガサスは何らかの意味で存在しなければならない」。この主張の内容を説明し、それに関するあなた自身の考えを述べなさい。(東大科哲2004)
「言葉は他の何ものかに対する記号である」という考えについて論じなさい。(東大科哲2006)
言語が言語として機能するためには、言語は心と世界に対してどのような関係になければならないか、その関係について論じなさい。(東大科哲2010)
言葉はいかにして何かをあらわしうるのだろうか。また、志向的な心的状態はいかにして何かを表象しうるのだろうか。これらの問題を互いに比較しつつ論ぜよ。(東大科哲2014)
「言外の意味」は哲学ではどのように扱われるか、示しなさい。(慶應哲学2024秋)
形而上学の言明は経験的に検証されえないため無意味であるという批判がある。この批判に対するあなた自身の見解を述べなさい。(九州哲学2024・第1期)
論理学の哲学
論理学と哲学との関係について、具体的な例を挙げながら述べなさい。(九州哲学2023・第2期)
述語論理の意味論と命題論理の意味論の関係について論じなさい。(慶應哲学2019春)
論理学の主要定理の一つを挙げて、その内容を説明し、その意義を論じなさい。(慶應哲学2018春)
ある理論が論理的に整合的であるとはどのようなことか、また、どのようにして論理的整合性を示すことができるか。(慶應哲学2019秋)
自然言語の推論と意味は、述語論理のシンタクスとセマンティクスでどこまで捉えられ得るか。(慶應哲学2019)
証明論、意味論、計算論の関係について述べなさい。(慶應哲学2020)
論理を改訂することは可能か。(慶應哲学2021)
古典論理と非古典論理の関係について論じなさい。(慶應哲学2022)
論理と数学の関係について論じなさい。(慶應哲学2022)
対象言語とメタ言語の関係について説明しなさい。(東北情報科学2013秋)
科学哲学
科学の対象は、人間の関心から独立にその本質によって区別される状態や事物、過程などのタイプ(自然種 natural kinds)であるとする考え方がある。この考え方について自由に論じなさい。(東大科哲2015)
アゲハチョウやオオクワガタといった種は実在するのだろうか。確率的なあり方をする素粒子は実在するのだろうか。両者を比べながら、実在について自由に論じなさい。(東大科哲2017)
科学的発見について、具体例を挙げながら、歴史的ないし哲学的観点から論じなさい。(東大科哲2002・基礎)
科学における思考実験そして/あるいはコンピューター・シミュレーションの役割について、歴史的または哲学的観点から論じなさい。(東大科哲2003)
科学的探求において、実験機器、観察機器(観測機器)、測定機器などの危機はどのような役割を持っていると言えるか。(東大科哲2006・基礎)
科学は演繹的なのであろうか、帰納的なのであろうか。そのいずれでもないのであろうか。この問題に関する歴史上の議 論を挙げつつ論じなさい。(東大科哲2018)
帰納 induction について科学史的あるいは科学哲学的に論じなさい。(東大科哲2007・基礎)
科学的説明の特徴とはどのようなものか。日常的に用いられる説明の仕方とどのような点で異なるか。(東大科哲2004・基礎)
科学的説明にとって因果概念は不可欠であるか。あなたの考えを述べなさい。(東大科哲2007)
科学的説明とは何か。科学哲学上の理論を一つ取り上げて、説明しなさい。また、科学的な説明とそれ以外の説明はどのような点において異なっており、それぞれどのようにしてその妥当性が確保されるのだろうか。自由に論じなさい。(東大科哲2024)
科学理論にとって、その科学理論に適合しない変則事例はどのような意味を持つか。科学史ないし科学哲学の観点から論じなさい。(東大科哲2005・基礎)
科学と科学でないものを区別する「境界設定問題」について、主にどのような立場があり、どういうことが主な争点となってきたのか、実際の科学の具体例を使いながらまとめなさい。(京大科哲2022)
真正な科学と疑似科学を区別することは可能かどうか、また、可能だとすれば、どのようにして区別できるかについて、論ぜよ。(東大科哲2009・基礎)
科学は価値に関係しない事実についての認識活動であるという見方があるが、果たしてそうなのだろうか。事実と価値の関係に焦点を当てながらあなた自身の見解を述べなさい。(東大科哲2005)
科学におけるモデルについて論じなさい。(慶應哲学2022)
科学(人文社会の領域を含む)においては、しばしばモデルが用いられる。モデルとは何か、そ れはどのような役割を果たしているか、自由に論じなさい。(東大科哲2019)
反証主義の内容を簡潔に説明し、さらに反証主義を否定する科学史上の事例を一つ挙げて簡潔に説明しなさい。また、科学理論や研究手法の形成や受容においては、反例が挙げられ、反証が試みられることがあるが、科学の歴史の中に見られるそのような事例を具体的に複数挙げて概要を記し、反例や反証が科学の展開において果たしてきた役割を論じなさい。(東大科哲2024)
科学的知識は事実によって正当化されると言えるだろうか。これについて論ぜよ。(東大科哲2011)
因果関係とは何か。これに関する代表的見解を述べよ。また、その見解を、自らの意見を交えて批判的に検討せよ。(東大科哲2011)
社会科学は哲学による基礎づけを必要とするのか。あなた自身の見解を述べなさい。(九州哲学2023・第2期)
科学はなぜ成功すると言えるだろうか。科学の成功について、 科学史的ないし科学哲学的な観点から論ぜよ。(東大科哲2008・基礎)
科学技術社会論
知識や技術は複数の人間によって共有される場合と共有されない場合がある。知識や技術が「共有」されるとはどういうことなのか、また共有されない場合の知識や技術はどのようなあり方をしているのか、自由に論ぜよ。(知識と技術のどちらかについて論じても良いし両方について論じても良い。)(東大科哲2014)
新技術が生み出され、社会に受け入れられた過程について歴史上の事例をとりあげ、技術の体系性に留意しながら論ぜよ。(東大科哲2014)
科学的研究の成果は私たちの人間観や社会的実践にどのような影響を及ぼしうるだろうか。また、そのような影響は、本来あるべき影響だろうか。これについて論ぜよ。(東大科哲2014)
レギュラトリーサイエンスは、通常のサイエンスとどう異なるだろうか。また、どのような関係にあるだろうか。自由に論ぜよ。(東大科哲2012)
補足:
レギュラトリーサイエンスとは、「科学技術の成果を人と社会に役立てることを目的に、根拠に基づく的確な予測、評価、判断を行い、科学技術の成果を人と社会との調和の上で最も望ましい姿に調整するための科学」のこと。
(第4次科学技術基本計画 平成23年8月19日閣議決定)通常のサイエンスとの違い:
危険・リスクを評価する際に確率を用いることの意義および限界について論じなさい。(東大科哲2016)
科学研究とそれを進める組織や制度との間にはどのような関係があるだろうか。複数の事例を取り上げつつ、その関係について論ぜよ。(東大科哲2013)
社会的に否定的な影響も及ぼしかねないとされる科学技術の産物(原子力やクローン生物の開発など)に関して、「それを産み出した科学者・技術者に責任がある」とする立場と、「それを産み出した科学者・技術者の研究自体は自由に行われるべきであり、科学技術の産物を利用する側に責任がある」とする立場の両者を比較しながら、科学者・技術者の社会的責任について論じなさい。(東大科哲2001)
文明が成熟し、高度科学技術社会になるにつれて、構成員である一般市民科学リテラシーは低下する傾向があることが指摘されている。これについて、あなたの考えを自由に論ぜよ。(東大科哲2010)
特定の科学知識や技術は社会にとって脅威となる場合がある。そのような知識・技術に対して規制を行うべきか、規制を行うとしたらどのように行うべきか、論ぜよ。(東大科哲2014)
科学研究における不正行為とは何であり、それはどのような点で不正とみなされるのか。過去に起こった出来事を挙げながら、そこに含まれる倫理的問題について論じなさい。(東大科哲2015)
科学技術コミュニケーションに特徴的な構造について、他の領域におけるコミュニケーションと比較しながら論じなさい。(東大科哲2016)
「科学や技術はそれらを生んだ社会や文化によって規定されており、現実の科学や技術の中には社会的・文化的・政治的等々の影響が色濃く現れている」とする考え方と、「科学や技術は社会的な要素から切り離された固有の論理や規則を有しており、それに従って展開する」という考え方について、これらのいずれが正しいのか、それともどちらも正しくないのか、あるいはどちらもある程度は正しいのか。(東大科哲2002)
科学と技術の関係について、「技術は科学の応用である」という見解があるが、この見解を批判的に検討しなさい。(東大科哲2004)
科学技術の発達と人間の幸福の関係について自由に論ぜよ。(東大科哲2011・基礎)
裁判における科学の役割について論ぜよ。(東大科哲2011)
認識論
確実な知識のもとにすべての知識を基礎づけようとする、いわゆる「基礎づけ主義」と呼ばれる考え方、およびそれに対する批判をまとめ、そうした問題に対するあなた自身の考えを述べなさい。(東大科哲2004)
認識的正当化の内在主義と外在主義について論じなさい。(慶應哲学2024春)
現代認識論の因果説と信頼性主義について論じなさい。(慶應哲学2024)
知識が正しい(真である)とは役に立つことである、という考えがある。この考えについて批判的に考察しなさい。(九州哲学2015・第2期)
知識論における懐疑主義について、具体的な哲学者を取り上げつつ、懐疑主義に対するあなたの見解を述べなさい。(京大人環2024)
形而上学
「因果性」と「決定論」に関わる哲学的問題について論じなさい。(慶應哲学2019秋)
「因果関係」について論じなさい。(慶應哲学2021)
心の哲学
「われわれの経験には、志向的なものと非志向的なものの2つがある」。この主張の内容を説明し、それについてあなた自身の考えを述べなさい。(東大科哲2002)
意識についての科学的探求は意識の本質を明らかにしうるだろうか。これについて論ぜよ。(東大科哲2011)
「心の哲学」と「心の科学」(心理学)はどう違うか。あなた自身の考えを述べなさい。両者のあいだに違いはないと考える人は、その理由を述べなさい。(九州哲学2025)
意識、行為、身体の関係について論じなさい。(東大科哲2016)
一人称視点と三人称視点の関係について論ぜよ。(東大科哲2012)
心と脳はどのような関係にあるだろうか。心身問題について代表的な説をいくつか挙げながら、心と脳の関係について論ぜよ。(東大科哲2013)
経験は意識に現れるものに尽きるのだろうか。この問いをふまえつつ、経験と意識の関係につ いて自由に論じなさい。(東大科哲2020)
心身問題について論じなさい。(慶應哲学2024秋)
他者の発言の意味を理解することと、他者の心を読むこと(mind reading)は、どのように関係しているだろうか。この問いに関する哲学的議論をひとつ取り上げ、説明しなさい。(東大科哲2025)
知覚の哲学
知覚の「内容」について論じなさい。(慶應哲学2019)
知覚と行為の関係について論じなさい。(東大科哲2006)
知覚と思考はどのような点で異なり、どのように関係しているのだろうか。自由に論じなさい。(東大科哲2018)
知覚の対応説に従えば、たとえばコップの知覚像の生起に対応するものは、一連の物理化学的過程の複雑な鎖であって、その鎖の中の一貫にすぎない物理的なコップではない。したがって、「私の見ているものは何か」という問に対し「私は一連の物理化学的過程を見ている」と答え、また「コップの知覚像は何の像なのか」という問に対しては「かくかくの物理化学的過程の像である」と答えるべきではないだろうか。しかし、このような答がもってまわった印象を与え、「コップを見ている」という答のほうが率直正確であるように思われるのはどうしてか。(東大科哲2003)
倫理学
功利主義とはどのような立場か、説明しなさい。また、現在のテクノロジーや未来のテクノロジーに関する倫理的問題を論じる上で、功利主義にはどのような長所と短所があるだろうか。具体的なテクノロジーに言及しつつ、自由に論じなさい。(東大科哲2024)
道徳における幸福の意義について論じなさい。(北海道哲学2023)
メタ倫理学
「倫理や道徳の命題は、事実の命題と同じく、客観的であり、真理値をもつ」という主張がある。この主張の内容について説明し、それに対するあなたの考えを述べよ。(東大科哲2009)
私はあることをすべきだという道徳的判断には、そのことをしようという動機が内在している、という見解があるが、この見解について自由に論ぜよ。(東大科哲2012)
道徳や幸福などの規範や価値の評価をめぐって意見が分かれる具体的な現代社会の問題を定めたうえで、どのような観点から論証の説得力が評価されるかについて述べながら、自身の立場を擁護しなさい。(一橋社会学2023・社会文化)
「なぜ道徳的な規範に従わなければならないのか」という問題について論じなさい。(北海道哲学2020)
P.F.ストローソンの道徳責任についての考えを説明しなさい。また、それに対するあなた自身の見解も論じなさい。(京大人環2024)
応用倫理学
脳科学の技術的応用によって、今後ますます、人間の記憶力や集中力など、認知能力の補強が可能になるだろうと考えられるが、そのような脳科学的な方法による認知的補強の是非について論ぜよ。(東大科哲2010)
補足:
エンハンスメント
脳神経倫理学は生命倫理学の一分野であるという考え方があるが、これについて自由に論ぜよ。ただし、以下の3つの言葉のうち1つ以上を必ず用いること。「人格(パーソン)」「自然化」「自由意志」(東大科哲2011)
心の働きを探る実験においては、ときに実験参加者を「だます」こと、すなわち実験の真の目的や実験状況について誤った認識を実験参加者にもたせることが必要な場合があるが、このような実験は倫理的に許容されるだろうか。許容されるとすれば、どのような条件のもとで許容されるだろうか。(東大科哲2012)
環境倫理における文化依存性について論じなさい。(東大科哲2013)
遺伝子診断・検査が起こしうる社会的・倫理的問題について論じなさい。(東大科哲2015)
人工知能の開発は、多大な恩恵をもたらすことが期待される反面、さまざまな倫理的問題を発生させるおそれもある。予想される恩恵と倫理的問題について、人工知能開発の現状に即して具体的に論じなさい。(東大科哲2017)
行為論・自由意志論
信念と欲求の関係について論じなさい。(慶應哲学2020)
「試験を受ける」ことは行為であるが、「くしゃみをする」や「あくびをする」ことは行為ではないと考えられる。では、こうした行為と非行為とはどのように区別されるだろうか。(東大科哲2007)
ある行為が合理的であるのはどのような場合か。また、ある行為が非合理であるのはどのような場合か。行為の合理性と不合理性について論ぜよ。(東大科哲2009)
自由意志と悪の関係について論じなさい。(北海道哲学2021)
人格の同一性の問題について、いくつかの主要な説を挙げながら、あなた自身の考えを述べなさい。(東大科哲2003)(東大科哲2015)
意志の自由とは何か。意志の自由と決定論が両立するかどうかを考慮しながら論ぜよ。(東大科哲2010)
美学・芸術哲学
「芸術作品」を定義することはできるか。(九州哲学2023・第1期)
ある芸術作品に対して異なった解釈が提示され対立している場面を想定しなさい。「何が正しい解釈であるか」に関してありうる考え方を複数あげたうえで、自身がどの立場をどのような理由で支持するか説明しなさい。(一橋社会学2021・社会文化)
フィクション作品に用いられる人称、時制、語り(plot)の機能について、具体的な例に即して論じなさい。(一橋社会学2022・社会文化)
「フィクションにおける真理(truth in fiction)」について論じなさい。(慶應哲学2024春)
「この旋律は悲しい」という文と「このスポーツカーは速い」という文の違いは何か。(名古屋情報2019)
音楽作品に現れるさまざまな動き movement が聴衆の情動状態 emotional state と類似性 likeness を持つことについて、その具体例を挙げなさい。(名古屋情報2019)
詩における表現と、音楽における表現の違いについて説明しなさい。(名古屋情報2019)
作品における情動を経験するために、聴衆が感情移入 empathy を行う必要がない理由を答えなさい。(名古屋情報2019)
感情が認知において果たす役割について論じなさい。(東大科哲2015)
共感とは何であり、それは認識および行為においてどのような役割を果たすだろうか。自由に論じなさい。(東大科哲2019)
古代哲学
ギリシア哲学における「ピュシス」と「ノモス」について説明しなさい。(東北情報科学2014春)
古代ギリシアの「コスモス(世界)」について論じなさい。(東北情報科学2022秋)
古代哲学における「アクラシア」の問題について論じなさい。(慶應哲学2019秋)
「対話・問答(διαλέγεσθαι)」が古代の哲学的言論空間の中で持つ固有の意義について論じなさい。(慶應哲学2022)
いわゆるソクラテス以前の哲学者たち(初期ギリシア哲学)における「自然観」について、アニミズムの観点から説明しなさい。(東北情報科学2017秋)
いわゆるソクラテス以前の哲学者たち(初期ギリシア哲学)における「エレア派」について説明しなさい。(東北情報科学2013秋)(大阪哲学2021)
ギリシア思想における「万物は神々に満ちている」という見解について説明しなさい。(東北情報科学2015春)
プロタゴラスの命題「人間は万物の尺度である」について説明したうえで、その是非を論じなさい。(慶應哲学2018秋)
プラトンの想起説の哲学的意義について論じなさい。(慶應哲学2019春)(京大哲学2023)
イデア論批判としての「第三人間論」について説明しなさい。(東北情報科学2020秋)
「人間は社会的(イデア的)動物である」という定義について論じなさい。(東北情報科学2013秋)
「人間はロゴスをもつ生き物である」という定義について論じなさい。(東北情報科学2022春)
徳は教えられるか?(京大哲学2022)
中世哲学
近代哲学
一般観念は、個々の個別的対象から共通な性質を取り出す抽象の働きによって成立するという考え方がある。この考え方を批判的に検討せよ。(東大科哲2008)
補足:
ヒューム
アイルランドの哲学者バークリの哲学において、常識はどのように関わっているのか詳しく説明しなさい。また、その問題点についても説明しなさい。(京大人環2024)
バークリにとって物質主義に対する抽象観念批判は、どのような意味を持っているかを、抽象観念批判がそもそもどのようなものであるかを説明しつつ論じなさい。また、その問題点についても説明しなさい。(京大人環2024)
ロックとバークリーにおける一次性質と二次性質の捉え方の違いを説明しなさい。また、その違いが、バークリの物質主義批判においてどのように関わっているのか説明しなさい。(京大人環2025)
トマス・リードの知識論の特徴を、常識が果たす役割に言及しつつ、詳しく説明しなさい。(京大人環2025)
〈世界〉は対象ではなく超越論的理念である、というカントの主張について論じなさい。(慶應哲学2024春)
ヘーゲルの『精神現象学』におけるいわゆる「主人奴隷論」の内容を説明し、その社会思想的意義について論じなさい。(京大人環2025)
現代大陸哲学
「理解」や「解釈」を巡る西洋哲学史上の重要な議論をいくつか取り上げ、それぞれについて詳述せよ。また、それらの議論と比べ合わせるならば、H.G.ガダマーの解釈学にはいかなる独自性があると言えるか。(京大人環2024)
「主体 / 主観 subject」をめぐる西洋哲学史上の重要な議論をいくつか取り上げ、それぞれについて詳述せよ。また、それらの議論と比べ合わせるならば、現象学における「主体 / 主観 subject」の議論にはいかなる独自性があると言えるか。(京大人環2024)


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