新京成(京成松戸線)にまつわる話題について、くぬぎ山登山会独自の目線から書きまとめる「クシザキ視点」
今回は千葉線乗り入れ開始から1か月が経過しました80000形の現状について扱います。
2025年12月21日に電撃的に始まった千葉線への80000形乗り入れから1か月が経過しました。
12月25日からは唯一ジェントルピンクで残っていた80056Fも乗り入れに充当。
デビューから6年。ようやく80000形は悲願県都千葉へ歩みを進めたのであります。
●奇跡的だった?80000形の千葉線乗り入れ
2025年12月21日から始まった乗り入れはまさに新時代を感じさせるものでありました。
21日は休日303列車、松戸からの千葉中央行1番列車に充当しております。
以降25日からはジェントルピンクだった80056Fも乗入運用に充当。新たな日常が定着すると思われました。
しかし2025年12月30日に運用中だった80000形3編成すべてがくぬぎ山で車両交換を実施。
以降年末年始は運用入りせず、1月5日以降は千葉線乗り入れ運用には充当せず線内運用となっております。

現時点ではわずか10日間。
ジェントルピンクの80056Fについては6日間に3日のみ充当という結果に終わりました。
以下は80056Fが千葉線に乗り入れた全列車です。
12月25日 503系統
315列車(1015F列車)
314列車(1114F列車)
331列車(1231F列車)
330列車(1430F列車)
347列車(1547F列車)
346列車(1646F列車)
12月28日 708系統
317列車(817F列車)
316列車(1016F列車)
333列車(1133F列車)
332列車(1232F列車)
349列車(1449F列車)
348列車(1548F列車)
365列車(1665F列車)
364列車(1864F列車)
12月30日
315列車(815F列車)
314列車(914F列車) くぬぎ山にて8811Fに車両交換
3日間、わずか8往復と両手で数えられる回数だけ千葉へ行ったことになります。
ジェントルピンクの80000形と千葉と言うのはまさに奇跡的かつ幻に終わった光景といえましょう。
●80000形は乗入非対応になった?
前述の通り80000形は12月30日の日中車両交換以降、千葉線乗り入れ運用に充当しておりません。
では80000形は千葉線乗入非対応になったのか?
これは事実ベースで申し上げますと、1月21日時点で「乗入非対応」の表示はされておりません。
つまり現在でも80000形は乗入対応であると言うことが言えます。
過去には8000形8518Fや8512Fにおいて千葉線乗り入れ運用から撤退する際にはこのような表記がなされていたことを鑑みても乗り入れ運用に充当できない場合には表示がされるものと考えられますから、表示がないと言うことは乗入非対応と言う扱いにされていない。つまり千葉線出禁ではないということが言えます。
他方で12月30日の一斉車両交換から早いもので20日以上、千葉線に乗り入れていない事実もあります。
これについては偶然車両運用の都合で千葉線乗入運用に充当していないという見方もできます。
しかし偶然も何度続けばなんとやら。さすがに20日以上乗入れていないことを偶然で片づけるのも正直無理があると言えます。
なんらかの理由で千葉線乗り入れ運用を忌避している、意図的な何かがあると推察したくなる部分もありましょう。
●気になる3200形の不具合
この年末年始に話題に上がったのは80000形だけではありません。
京成の新車3200形についても年末に3編成すべてがどういうわけか運用離脱しています。
この理由については憶測レベルの噂話が広まっているようですが、我々として不確かな情報で話をするわけにもいきませんので、こちらも判明している確かな事実だけでお話を続けますと、3200形もなんらかの不具合によって運用離脱し、現在も続いています。

これにより京成本線系統では
6連車両が不足し、一時的にワンマン運転をとりやめワンマン対応の3500形を6連に組成すると言う異例の対応を行いまさに急場をしのいでおります。
この不具合に関連して80000形も3200形と同様の不具合が発生しているのでは?という見方もできると思います。
しかし3200形と同様の不具合が80000形にも生じているというのは考えにくい部分もあります。
まず一つは80000形は2019年にデビューしすでに7年目。
車両としては安定している時期であり、デビューから日が浅い3200形と同様の不具合が今になって露見するとは考えにくい点。
また80000形は京成カラーこそ3200形と共通としておりますが、車両としての仕様は3200形よりも3100形(3150形)に近い部分があります。この兄弟形式3100形は変わらず走り続けている点。
つまり80000形で3200形と同様の不具合が発生していると仮定した場合、3100形にもなんらかの動きがあると考えるのが普通ではないでしょうか?
この3200形の不具合も趣味者の仮定の域を出ませんし、また80000形に至っては不具合があるのかも不明です。
なにより80000形は3200形と違い営業運転から離脱しているわけではありません。
●80000形はまた千葉線に入るのか?
現時点では「乗入非対応」と見える範囲で表示されていない以上、いつかは再び入るものと考えるのが妥当であります。
単純にこの3週間近く、偶然、たまたま千葉線運用に入らなかっただけ。となってしまうと元も子もありませんが、ここからは80000形になんらかの不具合が生じていると仮定したうえで話を進めていきます。
以下の話は例によりまして趣味者個人の推測であることを申し添えたうえで進めてまいります。
ざっくりといえば、不具合が生じているのであれば、その不具合が解消されれば再度千葉線に入ることもあるであろうという結論になりますが、ではその不具合とは何か?
一つ目の仮説は先述の通り3200形で発生しているとされる不具合が80000形でも発生しているという点。
しかしこれは完全に運用離脱し、試運転を繰り返している3200形と異なり、80000形については終日運用を含めて松戸線内では通常通り運用されている点が完全に異なります。
80000形については営業運転に供すことができないレベルの不具合ではないとも考えられます。
では仮に80000形に不具合が生じているとして、その不具合とはなにか?
もちろん一趣味者には知る由もありませんが、推測するヒントとしましては80000形の現在の運用状況にあります。
つまり「松戸線内では通常通り営業運転ができる。しかし千葉線内では営業運転ができない」という状況です。
松戸線内では通常通り運転可能であるとなると、やはり起因するのはその出自。
つまり新京成と京成の違いという点になるかと思います。
松戸線と千葉線での違いはワンカンパニーとなった今でもあり、例えば無線装置は異なりますし、運転台機器の配置も80000形と3100形では細部が異なります。
そしてVVVF制御車両にはつきものの誘導障害が発生するなどのことが考えられるでしょう。
特に信号機器等に影響を与える誘導障害についてはシビアな面がありまして、例えば京急1000形では制御装置が変更された更新後の1001編成および新製時より制御装置が変更された16次車では都営浅草線・京成線への乗り入れ開始に数年がかかったという事例もあります。
80000形についても同じように誘導障害が発生し、対応が終了するまで乗入運用を回避しているとも考えられます。
ただ同様の足回りを持つ8800形リニューアル車は変わらず運用されていますし、そもそも80000形自体京成本線を回送で走っておりまして、京成本線で異常がないのに千葉線でのみ異常が発生するとも考えにくい部分もあります。
どうも決め手に欠く不具合の謎。
もちろん仮定の話でありますから、やはり
偶然、千葉線に乗り入れない日々が3週間続いているだけかもしれませんが、読者諸氏はどうお考えになるでしょうか?
今日時点でも千葉線運用に入らなかった80000形。
乗入非対応という扱いではないと考えられますから、いつかまた入る日は来るでしょう。
また80000形千葉線で見ることができる日が来ることを。
最後になりますが、本記事はあくまでも一趣味者が確認された事実を基に記述・推測したものであり、本件について公式発表はありません。
本記事につきまして、京成電鉄をはじめとする関係諸機関へ問い合わせる行為は、関係機関の業務を著しく妨害するきわめて非常識な迷惑行為でありますから固くお断りするとともに、係る行為によって発生した損害について、くぬぎ山登山会は一切その責を負いません。