”娘らが望んでいた”10代半ばの娘2人を妊娠させた父親の主張 裁判所「荒唐無稽」と一蹴 小学校高学年から性的虐待繰り返した父親に懲役16年判決【判決詳報・後編】
2024年6月ごろから2025年2月ごろにかけ、福岡県内で父親が実の娘2人に性的暴行を加える事件が起きていた。 【写真で見る】娘2人に性的暴行加えた父親に判決 福岡地裁 父親からの性的虐待により、事件当時15〜16歳だった姉は妊娠して出産、事件当時14歳だった妹は妊娠し中絶手術を余儀なくされた。 不同意性交等と監護者性交等の罪に問われた父親の判決で、福岡地裁は「小学校高学年の頃からわいせつ行為、さらには多数回にわたって避妊具を付けることなく性行為に及んでいた」などと指摘したうえで「非常に悪質であり、被告人の刑事責任は重大である」として懲役16年の判決を言い渡した。 ※この裁判は前・後編で掲載しています。 【最初から…】10代半ばの娘2人に性的暴行を加えた父親 姉は妊娠・出産、妹は中絶手術 検察側「極めて卑劣」「常習的な犯行の一環」懲役17年を求刑【判決詳報・前編】 ■裁判所「小学校高学年の頃からわいせつ行為、さらには多数回にわたって避妊具を付けることなく性行為」認定 1月19日の判決で福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)は 「父親は娘ら(姉・妹)が小学校高学年の頃から、その胸や陰部等を触るなどのわいせつ行為を繰り返し、さらには多数回にわたって避妊具を付けることなく性行為に及んでおり、本件各犯行の常習性は顕著である」 「父親として娘らを守り、育てるべき立場にありながら、娘らの人格や尊厳を顧みることなく、常習的に自らの性欲のはけ口として娘らを弄んだものであって、極めて卑劣で悪質な犯行というほかない」 と認定した。 ■父親”娘らは性的接触を望んでいた” 裁判所「荒唐無稽な考え」と一蹴 福岡地裁は”娘らは自分との性的接触を望んでおり、性行為も受け入れてくれると思っていた”との旨の父親の供述について 「娘らはこれを否定している上、父親の行動自体、本件各犯行時を含め、被害者らの睡眠時を狙って性行為を繰り返すなど上記供述と整合しない」 「結局、被告人は、被害者らの心情に思いを致すことなく、荒唐無稽な考えで自己の行動を正当化して犯行を繰り返したにすぎず、その意思決定は厳しい非難に値する」 と一蹴、 「もとより動機、経緯に酌量の余地が一切ないことはいうまでもない」 と判示した。
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