【元刑事が警告】1月に「非行」急増、背景に闇バイト…わが子守るために親が気付くべき7つの“危険サイン”
親ができる、5つの“現実的な対策”
そこで、子どもの異変に気付いたときは、次の5つの対策を講じてください。 【子どもに異変が見られたときの親の対策】 ・SNSやお金の話をタブーにしない家庭環境をつくる。 ・子どもの変化を否定せず、まず話を聞く姿勢を持つ。 ・「高額バイト」「荷物運び」などの危険性を日常的に共有する。 ・不安を感じたら、早めに警察へ相談する。 ・子どもが相談しやすい“逃げ道”を家庭内に確保する。 子どもの変化に気付いたときは、決して一人で抱え込まないでください。子どもとの会話で、例えば「先輩から高額バイトに誘われた」「SNSで知らない相手から連絡が来た」というようなことを話してきたら、まずは否定せずに状況を聞き、必要であれば早めに警察などの専門機関へ相談することが重要です。実際に、犯罪に加担しながらも、より深い犯罪に巻き込まれる前に引き返すことができたケースもあるのです。 多くの子どもは年末年始の休暇中にSNSに触れる時間が増える傾向にあり、1月から2月は、これまで挙げたような“異変”が現れやすい時期です。スマホの扱い、金銭の変化、行動パターン、SNSでの接触、家族との会話の減少など、日常の中に現れる小さな変化が、子どもが危険な状況に巻き込まれているサインかもしれません。 こうした兆しは闇バイトに限らず、子どもの非行全般に共通して見られるものであり、家庭で子どもを見守る上で広く参考にできる重要なポイントです。早い段階で気付き、声をかけ、必要であれば警察に相談することが、子どもたちを守る最も確実な方法です。 「まだ大丈夫かもしれない」「もう少し様子を見よう」 そう思う気持ちこそ、親として自然な感情です。ですが、迷いや不安を覚えた時点で動くことが、結果的に子どもと家族を守る最善の選択になることも少なくありません。 子どもを守る責任を、親だけが背負う必要はありません。社会には、そして制度には、助けを求めた人を支えるための確かな手があります。 警察相談専用電話「♯(シャープ)9110」は、事件になる前の段階でも利用できる相談窓口です。決して大げさな行動ではなく、親ができる“予防の一歩”として、ためらわずに活用してください。
治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト 小比類巻文隆