「愛子天皇」待望論が高まるワケ

今年の悠仁親王の歌からは、将来において父親と同じ方向をたどっていくのではないかと予想される。

トンボは研究対象であるとともに、赤坂御用地に住む自分自身のことなのではないか。これから、悠仁親王はトンボをはじめとする昆虫を歌に詠んでいくことが多くなるのではないだろうか。

しかしそれは、一つの不安材料である。トンボや昆虫に関心が向くあまり、人に対する関心が薄れていくかもしれないからだ。それが、生物学を研究する研究者なら構わない。だが、悠仁親王は皇族の一員である。国民という人間に対する関心がなければ、その務めをまっとうすることはできない。

悠仁親王の場合、成年皇族となって公の場にも出るようになった。ただ、大学生で学業優先である。大学を卒業してからも留学が予想される。そうなると、国民と接する機会はどうしても限られてくる。

人と会うことが、愛子内親王に比べて少なくなる。そうなると、これからの歌会始の儀で、人についての歌を詠むことが少ないかもしれない。来年のお題は「旅」である。それが、旅で出会った人についての歌になるのか、それとも旅先で見かけたトンボなどについての歌になるのか、注目されるところである。

歌には人間性が表れる。国民の間で「愛子天皇」待望論が高まるのも、愛子内親王の歌が人に向かって開かれたものになっているからではないだろうか。

逆に、秋篠宮や悠仁親王の歌には、それが見られない。国民としては、この2人の親王親子が国民に対してどういう思いで接しているか、それをつかむことが難しいのである。

2025年3月19日、笑顔の愛子さま(海洋研究開発機構の北極域研究船「みらいII」の進水式にて)
2025年3月19日、凛とした笑顔の愛子さま(海洋研究開発機構の北極域研究船「みらいII」の進水式にて)(写真=文部科学省/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons
【関連記事】
「ゆくゆくは愛子に天皇になってほしい」そう願う上皇陛下の心を無にした…悠仁さま誕生を利用した政府の罪
私には明瞭にモノを言うが、他人には曖昧な言葉を使う…昭和天皇が「総理大臣にしてはならぬ」と語った政治家
「お母さん、ヒグマが私を食べている!」と電話で実況…人を襲わない熊が19歳女性をむさぼり食った恐ろしい理由
仕事のデキない人ほどこの髪形をしている…相手から全く信頼されない「ビジネスで一発アウト」ヘアスタイル3選
「年金だけで暮らす人」は早々に手放している…50代までに捨てておくべき「老後のお金を食い潰すもの」8選