ミネソタ州で連邦職員が男性射殺-ウォルズ知事「我慢の限界」

  • 男性は武器を所持し、職員の取り押さえに「激しく抵抗」-DHS
  • 「ミネソタはもう我慢の限界だ。胸が悪くなる」-ウォルズ知事

ミネアポリスで24日、連邦当局の職員が男性を射殺した

Photographer: Stephen Maturen/Getty Images

米ミネソタ州ミネアポリスで24日、連邦当局の職員が米国市民とみられる男性に発砲し、撃たれた男性はその後死亡した。同州では移民取り締まりの強化を受けて、抗議活動が広がっている。

  ミネアポリス警察トップのブライアン・オハラ氏は、地元当局者らと開いた記者会見で、男性が複数の銃創を負い、地元の病院で死亡が確認されたと述べた。被害者に交通違反以外の前科はなく、銃の携帯許可を取得していたという。

アレックス・プレッティさんSource: Michael Pretti/AP

  州および地元当局によると、被害者はアレックス・プレッティさん(37)で、集中治療室(ICU)の看護師だった。

  トランプ大統領は直ちに連邦職員への支持を表明し、ミネソタ州のウォルズ知事とミネアポリスのフライ市長が、その発言によって「反乱を扇動している」と非難した。

  国土安全保障省(DHS)のマクラフリン報道官は別の声明で、男性が半自動拳銃を持って国境警備隊員に接近したと説明。隊員が男性から拳銃を取り上げようとしたところ「激しく抵抗した」と記した。

  「自身の命や同僚の安全が脅かされることを恐れ、職員は防御のために発砲した」とマクラフリン氏は説明した。

  また、死亡した男性は弾倉を2本所持し、身分証明書を持っていなかったと指摘。法執行当局に最大限の被害を与えようと試みた状況のように見えると述べた。

  DHSのノーム長官は根拠を示すことなく、国境警備隊の業務を妨害した男性は「国内テロリスト」だったと述べた。

  一方、ミネアポリスのフライ市長は、発砲の様子を捉えたとされる映像がインターネット上で拡散していることに言及。

  「6人を超える覆面をした職員が市民1人を殴りつけ、射殺する映像をたった今見たところだ」と述べた。

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Federal Agents Spraying Tear Gas at Protesters
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抗議デモ参加者に催涙スプレーを噴射する連邦職員

  ミネアポリス警察のオハラ氏は、「ネット上で拡散されている映像をわれわれも見たが、現在出回っている映像が撮影される前に何が起きたのかは分からない」と説明。「現場には連邦捜査局(FBI)も入っていると思うが、この映像自体が多くを物語っている」と語った。

  トランプ氏は、ソマリア系移民が一部関与したとされるミネソタ州の詐欺事件に触れ、「あなた方が目にしている多くのことは、この窃盗と詐欺を覆い隠すためのものだ」とSNSに投稿。「市長と知事は、尊大で危険、かつ傲慢な言説によって反乱を扇動している!」と主張した。

  ウォルズ知事は今回の発砲について明らかにするとともに、ミネソタ州内に展開する数千人の連邦職員に州から撤退するようSNSで求めた。

  ウォルズ氏はXへの投稿で、「連邦職員による恐ろしい銃撃が今朝再び発生し、ホワイトハウスとちょうど話したところだ」とし、「ミネソタはもう我慢の限界だ。胸が悪くなる」と記した。

原題:Border Patrol Kills Man as Minnesota Crackdown Fuels Outrage (2)(抜粋)

    — 取材協力 Alicia A. Caldwell

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