「これからもっと地域の人と関わりたい」と笑顔で語る霧島市在住のユーチューバー・こつぶさん
鹿児島県霧島市在住の旅系ユーチューバー「こつぶ」さん(本名非公表)は、日本や海外をバイクで旅する様子を動画で配信している。2025年に同市へ移住後は、築100年の古民家を購入し、DIYする様子も発信。登録者が50万人を超えるなど人気を集めている。
20年夏に投稿を始めたユーチューブチャンネル「こつぶちゃんねる」の登録者は、26年1月19日時点で約53万人。バイクや車中泊で日本を旅する動画が人気で、総再生回数は1億6000万回を超える。
こつぶさんは鹿児島市出身で、進学後は福岡を拠点に暮らしていた。全国を2年かけて回り、移住先を探したという。「鹿児島に戻ろうとは思っていなかった」が、旅行者の目線で鹿児島を訪れると「鹿児島湾と桜島の迫力に圧倒された」。中でも霧島市福山から見た桜島に感動し、「火山に挟まれた霧島の土地に、エネルギーを感じた」と移住を決意。空港があることや志布志港へのアクセスの良さが後押しした。
古民家に一目ぼれしたことも決め手となった。1926(大正15)年に建てられた家は、和と洋が合わさった「擬洋風建築」。近くの住民によると、昔は診療所として使われた。数多くの残置物があり、食器だけで500キロ、テレビが6、7台、日本刀まで見つかった。約1500平方メートルの敷地に草木が生い茂り、現在も木の抜根作業などが続く。
こつぶさんは古民家を「旅人が集まるゲストハウスにしたい」と話す。地域との交流を望む人たちにとって旅の拠点になるような宿が理想といい、「私自身もこれからもっと地域の人と関わりたい。霧島ならではの魅力も、チャンネルを通して発信していけたら」と語った。