「これはだまされる」松山市にオープンした“観光案内所”、実態は風俗案内所だった…市民は困惑も自治体は「法的根拠を持った対応は難しい」
2025年の訪日観光客が過去最多となる4200万人を突破した。訪日客も含め、観光地を訪れる人が利用するのが「観光案内所」だ。観光案内所といえば、一般的には地域の観光地の情報提供や、地図やパンフレットの提供を行なう場所というイメージがあるだろう。しかし、先日Xに投稿された「松山市観光案内所」は、「18歳未満の入店お断り」の無料の風俗案内所として営業しているという。その実態について、地元メディアや自治体に話を聞いた。 【画像】風俗案内所にまったく見えない「松山市観光案内所」の外観
松山市にオープンした“観光案内所”の実態とは?
愛媛県松山市の繁華街に2025年9月にオープンした「松山市観光案内所」。木を基調とした落ち着いた雰囲気の外観は、一見すると観光地でよく見る観光案内所と勘違いしてしまいそうになる。だがその実態は、キャバクラなどのあっせんを行なう風俗案内所だという。 この投稿に対して、Xには「インバウンド目当てだろうけどやめてほしい」「これは初見だとだまされる」「100%誤解を招くネーミングセンス」など、その紛らわしさを批判する声が多くあがっている。 同施設がオープンする前から工事の進捗状況等を伝えていた地域情報メディア「街楽松山」の担当者によれば、案内所がある場所は「二番町通り」と「八坂通り」が交わる交差点で、「松山の歓楽街の中でも人通りの多いメインストリート同士が交差する立地」だという。 地図で見ると、地元で古くから愛される「大街道商店街」からそれほど離れていない場所に位置し、観光客が気軽に立ち寄る可能性は十分にありそうだ。 現地を訪れたという同担当者は、その様子を次のように話した。 「先日、夜の22時頃に現地を訪れましたが、その時点では店内に客はおらず、従業員の男性が2名立っている状況でした。ただし、当日は月曜日の夜で人通りも比較的少なかったため、週末の夜などは賑わっている可能性もあるかと思われます」 この担当者によれば、もともとこの場所には飲食店などが入居するテナントビルが建っており、一昨年から解体工事が始まったという。 「2024年6月頃にそのテナントビルの解体工事が行われ、同年10月に現地を確認した際には更地の状態となっていました。 現在の案内所の工事が始まったことを確認できたのは2025年5月ですが、現地に掲示されていた建築看板には、事業期間が『令和7年3月17日から』と記載されていました。そのため、実際の着工はその頃だった可能性が高いと考えられます」