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ご褒美とは?/Novel by rurui

ご褒美とは?

3,985 character(s)7 mins

「痛み」の続編

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私はとても不機嫌である。双子の兄達に強制で痛いこと立て続けにやらされた。痛い検査頑張ったのに痛い点滴までもやらされるし、しかも1番痛い手の甲に刺されるってなんなの?目が覚めてからイラつきが収まらない。
さっき双子の兄のうちの1人光兄がきて、いっぱい愚痴ってやったけど足らない。


「暇だな…」
目覚めてからずっとベットの上でゴロゴロ。熱が下がったのかとても体が軽い。もう治ったから家に戻ってもいいかって聞きたい。いろんなことを考えていた時カーテンが開かれ今度は修兄が顔を出した。

修)おはよ美羽。ぐっすり眠れた?
美羽)とてもとてもぐっすり眠れました。
修)そっか…(とてもご立腹のご様子だな…)
美羽)まだ許してないから、兄たちがやったこと。
修)……はは。だってあれは仕方なかったでしょ?美羽辛そうだったし熱も高かったしさ。
美羽)だとしてもなんで痛いことめちゃくちゃやってきたの!!
修)それはごめんって。痛いことできればやりたくなかったけど、選択肢がそれしかなかったんだもの。
美羽)検査ならまだしも点滴やるとか聞いてないしっ!!
修)点滴やるっていったら美羽暴れるでしょ。だから言わなかったの。バレちゃったけど。
美羽)しかも手の甲でやるとか聞いてないっ!!
修)美羽に点滴するなら動いても被害があまり出ないそこしかなかったの。
美羽)うぅ、、バカバカ、修兄のバカッ!!

込上がってくる怒りをぶつけ修兄の胸あたりを目掛け叩く。修兄は何も言わずにただただ私の頭を撫でるばかり。

美羽)修兄のバカ…許さないから…。
修)はいはい。許されると思ってないから。現に美羽の嫌いなことやってるわけだし、ごめんな。

そう言って修兄は私の事をギューッと抱きしめる。それと同時に背中を優しく摩る。こんな事されたらもう怒る気にもなれない。

美羽)もう痛いことしないって約束して。
修)それは〜無理な話だな笑
美羽)痛いのやだ…もうやりたくない
修)うん。あんまり美羽には痛いことさせたくないって思ってんだけどね、検査するにしても治療するにしても痛いやつってあるんだよ。
美羽)点滴しなくても大丈夫だったもん…
修)点滴入れなかったら、ここまで元気にならなかったかもよ?高熱あげてただでさえ体はとても水分欲してんのに…入れなかったらもっと酷い状態になってたかもな。

修兄の言葉を聞いて確かにって納得する反面、こんな状態がまたおきて誰も助けに来なかったらそのままポックリ逝ってしまってたのかなとか考えてしまい鳥肌が立つ。

美羽)……り……とう。
修)ん?
美羽)……あ…りがとう。その…助けてくれて。
修)うん笑 どういたしまして笑

人にお礼をいうのってこんなに恥ずかしいとは…と恥ずかしさが勝りつい顔を埋めてしまう。

修)美羽?その言葉ききたいって思ったのか駆けつけてきたやつが約1名きたぞ笑
美羽)……え?

修兄に言われて、後ろを振り返ると光兄がいた。いつの間にきていたのだろうか。。

光)2人してイチャイチャしやがって、、。
修)なに?嫉妬か?笑笑
光)別に…してねえし。

光兄は嘘が下手くそなためすごくわかりやすい。耳がほんのり赤くなってる。

美羽)耳真っ赤だよ、光兄笑笑
光)んなっ?! んなことねえしっ////
修)ゆでたこみたいだな。
美羽)美味しそうなゆでたこだ〜笑笑
光)誰がゆでたこだ!! 美羽?今度熱出てんのに隠したら覚えとけよ?たっぷり治療してあげるし、たっぷり監視もしてあげるからな?
美羽)……え…お、お断りします。
修)酷いやつだな。まあ俺もそんなこと言えないけど。
美羽)え……?
修)次体調悪いの隠してたら、美羽の痛いことたくさんしてあげるし、逃げないように一日中監視付きで看病してあげるねってこと笑

修兄も光兄も怒っていることヒシヒシと伝わってくる。次もやったら兄達が言ったことが本当になりそうで鳥肌が立ってしまう。

光)ということで俺達との約束ね。
修)少しでも体調おかしいって思ったらすぐに言うこと。
光)隠さないでいうこと、絶対に。
美羽)……う…ん。
光)隠してたってバレんだから。もし隠してたら、「イヤ」とか「やんない」とかの言葉は一切聞きません。よろしいですね、お嬢さん?
修)逃げたとしてもすぐ捕まえるからね。処置終わったとしても完全に治るまでは逃がさないから覚悟しときな?

2人から立て続けにそんなことを言われ、私はただ頷くことしか出来なかった。だって2人とも顔はニコニコって笑顔のくせに声のトーンは確実に低い、要するに完璧に怒っていらっしゃる。こんな約束否定したらどうなるか分からないため、とりあえず受け入れるしかないのだ。

光)んーと、そしたら点滴と検査頑張った美羽にはご褒美あげないとだな。
美羽)え……ご褒美?
修)今日は頑張ったものね。ご褒美は何をお求めで?笑
美羽)どこか行きたい、水族館とか。出掛けたい!!
光)水族館か〜いいかもね。
修)そこに行くにはちゃんと治さないといけないけど、出来ますか?お嬢さん。
美羽)出来ますっ!! 行けるならなんでも!!
光)へ〜、なんでもね。じゃあ、その為にはもうひと頑張りしよっか、美羽?笑
美羽)……ん?…え、え?
修)よし、ベットにまたゴロンしような。

今まで修兄の膝の上に抱っこされてたのに、またベットに戻されてしまった。「もうひと頑張り」っていう言葉が妙に引っかかる、なにか頑張ることってあったっけ?と思いながら2人の顔を伺う。

光)そんな怖がらなくていいから笑 大丈夫だよ。
美羽)……なにするの?
光)点滴終わったから外そうと思ってね。
美羽)……ま…って。外すの…?
修)外すよ。点滴の役割は終わったからね。
光)大丈夫、すぐに針は抜かない。まずは固定してるやつ外していくから。右手貸してね。

そういって光兄は点滴が入ってる私の右手を掴み、包帯とかテープやらをとっていく。この固定されたやつ全て取られたらあとは針が抜かれる…恐怖心が募ってくる。

美羽)もう……終わりにしよう……?いやだ…
修)まだなんもしてないよ、美羽。あんまりそっち見ないの。
美羽)痛い……?針抜く時痛いよね?
修)動かなければ痛くない。動いたらますます痛い。
美羽)痛いのやだ…
修)動かないように頑張ろう?こっちの手握っててあげる。

点滴刺される時は修兄が私の体の上にのって体動かないように抑えてたのに、今回は何もしてこない…ただ私の左手をギュッと握るだけ。光兄も恐る恐る固定してたやつ外してるけど針刺してるとこに近づくに連れて痛みが生じる。右手をみればあとは針の上に貼ってるテープだけ剥がして針抜いて終わりみたいな感じになっていた…。多分針の周りだけ少しテープはがして同時に針とテープ抜くんだなって思うと絶対痛いじゃんって思ってしまう。

光)よし、あとこれだけだから、頑張ろうな。
美羽)ま……やだ。やらなくて……いい…

右手を引っ込めようとしたけど光兄はそれを見逃さない。体を捩らせて逃げようとするけど出来ない。

光)頑張ろう、美羽。大丈夫、針抜くの一瞬で終わるから。
美羽)やだ……痛い……やんない、離してっ。
修)美羽、動いたら痛みは増すの。動かないでじっとしてれば痛くないの、どっちがいい?
美羽)痛くない方いい……けど……痛いって知ってるもんっ!!
修)わかった。少し抑えるね、ごめんな。

そういうと修兄は私の両肩を抑え、体が起き上がれないように抑制した。もちろん右手も引っ込めることはできない。

修)ごめんな、美羽。嫌だろうけど早く終わらせちゃおうな。
美羽)離……してっ!! やっ…!!
光)ごめんよ、抜くね。1、2の3っと…

カウントダウンと同時に針が抜かれた。動かなければ痛くないなんて嘘だった。やっぱり痛いものは痛いじゃん。。

光)よし、終わり。頑張ったね、美羽。
美羽)……たい……痛かった……
修)ヨシヨシ…頑張った頑張った。

修兄は私の頭を優しく撫でてきた。光兄は点滴で使った器具たちの後片付けをしてる。点滴やられた所はジンジンと痛む。

美羽)……痛くないなんて嘘だったじゃん…
修)うん。おいで、美羽。

そういうと修兄は手を広げておいでと催促。私は構わずにそのまま修兄の元へと抱きつき、修兄は優しく抱きしめてくれた。やっぱり抱きしめられると安心する。胸に耳を当てると修兄の心臓の音がドクドクと鳴っている。修兄はなんにも言わずにただ私の背中をポンポン叩く。なんだか寝かしつけられてるみたいな気分に陥りいつの間にか眠っていた。

光)美羽、寝ちゃった?
修)今寝たとこ。
光)頑張ったもんな。また頑張ってもらわないといけない時がきてしまうけど…。
修)まあ…その時はその時だ。とりあえず、お疲れ様、美羽


おわり










あとがき
投稿スピード遅くなり申し訳ありませんでした。
最近忙しくて中々手に付けられず、やっと1作品出来上がりました。1作品だけかよって思う方いらっしゃると思うのですが…途中まで手をつけた作品まだありますんでそれが出来上がるまでお待ちくださいませ。

今回は「痛み」という作品の続編として書かせていただきました。続編をみたいという声や甘やかされるところをみたいという声などなどご要望を受けましたので書いてみました。
甘々なシーンあまりないかもしれません(><)

次回何あげるかまだ決めてませんが、出来上がり次第バンバンあげる予定です、投稿スピードはあいかわらず遅くなると思うのでご了承ください…。

ではまた次の作品でお会いしましょう。

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