【アルケミー】2025年4月 月初環境
はじめに
モニターの前の諸君、ごきげんよう。
今月もミシックに達成したので、現時点での環境について感想をまとめようと思う。
5月予選ウィークエンドのフォーマットに選ばれたこともあり、今後の盛り上がりが期待できるアルケミー。現時点の環境を確認していこう。
環境雑感
白黒ナクタムン
白黒という色自体は先月までも多かったものの、デッキの形は「アルケミー:霊気走破」で登場した《ナクタムンの栄光再び》一色となった。
既存の【コウモリ】や【エンチャント】にも無理なく入るのも強みの一つだが、寄せた構築が目立つ。
《ナクタムン》が強力なため、これを《ひたむきな人形師》や《養育するピクシー》そして《悪戯好きの見張り》で使いまわす方向でデッキが固められている。他の使いまわしカードとして《望み無き悪夢》《勢い挫き》も採用されており、さながらスタンダードの【エスパーピクシー】に近い動きを取っている。
対策は自分も考え中で固まっていないが、《ナクタムン》を妨害できるのが一番、それでなければ全除去でクリーチャーを流すのがいいだろうか。
ただし、採用クリーチャーのサイズに反して、《紅蓮地獄》や《悪意ある覆い隠し》はすぐに当たらなくなるので、サイズを参照しない除去を用意したい。
※ 4/4 追記
デッキガイドがあったので掲載しておく。参考にされたし。
白青飛行アグロ
【鳥】で固めたタイプと有能【飛行生物】を集めた2種が存在する。
いずれのデッキも最大の展開は《縮こまる白鳥の雛》を2T目に《白鳥》にして殴り始めることだろう。そのため何もしないまま3Tでゲームが終わることがある。
それに加え、【鳥】は3月のカード性能再調整で強化された《翼輝きの泥棒》が大きな強化ポイントとなった。
このカードの強さは筆者の前の記事で熱く語っているので、是非ご一読いただきたい。
鳥以外の飛行生物と言えば《市場の飛行機械職人》が筆頭となる。本人は飛んでないが、毎ターン《羽ばたき飛行機械》を創出する。
《職人》がいると《飛行機械》のパワーが+2されるので、2/2飛行が毎ターン無から湧いてくる。こんな無法を許していいのか?いいのだ、アルケミーならば。ちなみに《職人》の効果はもちろん重複する。毎ターン4/2飛行が2体無料。怒られろ。
そして、いずれのデッキも「アルケミー:霊気走破」で強化を得ている。
《ナクタムンの栄光再び》である。
アグロデッキなので主要生物は2マナ以下が多く、恩恵を多く得られる。もともと飛んでいるため3章の効果が薄いが、些末である。3マナもアグロとしてはギリギリ許容できるマナ範囲だ。
このデッキを対策するならば、順当にアグロ対策をしっかり行うことになるだろうか。
軽量のクリーチャー除去、並んだ後の全体除去。
ただし色的にカウンターを採用できるデッキなので、過信は禁物である。ライフはなるべく余裕を見ておこう。
別の方向で考えると、飛行や到達のブロッカーを用意することも対策となり得る。地上を無視して一気に押し込むデッキなので、それができず勢いを止められるとアグロのゲームレンジを逃してしまう。例えば、最短で《風封じのヴァンタサウルス》を置ければ攻撃はシャットアウトできるだろう。
白赤ハツカネズミ
バリエーションを取り戻したかに見えた白赤デッキだが、またハツカネズミ主流に戻ってきた。なぜならば、ハツカネズミは「アルケミー:霊気走破」で非常に大きな強化を得たからである。
そうだね。《ナクタムン》だね。
デッキのクリーチャーほぼ全てが強化される。また《ナクタムン》以前にクリーチャーが展開されているデッキなので、強化してすぐに殴って予想外のダメージを叩き込むことができる。
そして何より第3章である。前述の飛行アグロと異なり、ハツカネズミは飛んでいない。恩恵を全て得ることができる。トドメのターンとなり得るだろう。
対策はこれまでと大きく変わることは無いが、地上ブロッカーの信頼性がやや下がった。急に飛ぶことは無いが、突きつけられる時間制限に怯まず的確にさばいていこう。
白青緑ランプ
とある有名プレイヤーにより一気に広がったアーキタイプ。
《ホーントウッドの大主》《古のヤギ角》といったおなじみランプカードから《審判の日》《燻蒸》といった大量の全体除去を飛ばしてくる。
フィニッシュカードは《ドッペル・ギャング》、そして「アルケミー:霊気走破」で登場した《華麗なる模造》である。
「アルケミー:霊気走破」のカードで一番強いカードが《ナクタムン》だとしたら、一番面白いカードはこの《模造》だろう。構築でモミールできたらそりゃ楽しいよ、という話だ。
ただしこれをビッグマナで撃てたら勝てるかと言うと、必ずしもそうではない。おおよそのゲーム展開では1枚で5-7体くらいのクリーチャーが出てくるので、まぁまぁ勝つが、出るクリーチャーによりけりとなる。
対策としては、カウンターを用意できるのが強い。基本的に1Tに1アクションなので、順当に妨害できれば押し切れるだろう。
ただし《豆の木をのぼれ》を置かれるとリソース負けするので、対処は考えておきたい。
なお余談ではあるが、アリーナにおけるモミールでは「使用可能なカード」ではなく「データの存在するカード」からモミるクリーチャーが選ばれる。なので、現時点で正式実装していない「タルキール:龍嵐録」のカードも出る。びっくりした。
青赤緑アガサ
某プロがスタンダードで構築し、某女子大生がアルケミーに持ち込んだ、起動型能力使いまわしのコンボデッキ。
ありがたいことにデッキガイドも存在するので、詳細はそちらを参照頂きたい。
このデッキも「アルケミー:霊気走破」で成立したデッキであり、いかにセット1つで環境が動くかを物語っている。
このデッキの対策も難しいが、まず《アガサの大釜》を割るところからだろう。あるいは、煮込まれる具材たちを墓地対策で事前に除けておくことだ。
アガサが機能しなくなれば、デッキは【消尽ミッドレンジ】になる。ただそれでも《トラックハンドの訓練士》からの《訓練場》が並んでいると脅威なので、《アガサ》を割ったら《訓練場》も狙っていくと盤石だろう。
また「タルキール:龍嵐録」には「生きる《呪われたトーテム像》」とも言える《鳴り渡る龍哮の征服者》が収録される。
3マナ3/3がどこまで機能するかは未知数だが、維持できれば完全に機能不全に追い込める。このアガサデッキは増えるならサイドボードに取れるといいだろう。
最後に
本稿では遭遇頻度の高いデッキ、また新たに見かけるようになったデッキを主に紹介した。しかしきちんと既存デッキも活躍しており、今後の練り込み具合ではさらに強くなる目もあるだろう。
「タルキール:龍嵐録」の発売も来週に控え、まだまだ環境は動きそうである。
次の環境を作るのは君だ!!
では良いアルケミーライフを。


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