デンマーク軍、グリーンランドで臨戦態勢 米国の攻撃に備え
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【1月24日 AFP】デンマークの公共放送DRは23日、首都コペンハーゲンから自治領グリーンランドに派遣された同国軍部隊が、米国がグリーンランドを攻撃した場合に備えて臨戦態勢をとるよう命じられたと報じた。
ドナルド・トランプ米大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長と会談した後、グリーンランドを武力で奪取するという脅しを撤回し、「北極圏全体に関する合意に向けた枠組み」構築で合意したと述べた。
トランプ氏はそれまで、武力行使の可能性を排除せず、米国は「国家安全保障」のためにグリーンランドを必要としていると主張していた。
DRによると、デンマーク軍は先週、グリーンランドに駐留する部隊に実弾を装備するよう命じた。
さらに、必要に応じて追加の軍装備品と増援部隊を送る可能性も含めた段階的な作戦計画について概説した。
DRによると、その後、民間機と軍用機を使って兵士と軍装備品のグリーンランドへの輸送が始まった。
この派遣は、公式にはデンマーク主導の軍事演習「アークティック・エンデュランス」の一環として行われた。デンマークはこの演習について「来年の大部分にわたって」行われる予定だとしている。
トランプ氏が、グリーンランドについて「いずれにせよ」米国が領有することになると述べ、米国が行動しなければロシアと中国によって支配されると主張した数日後、欧州8か国が「アークティック・エンデュランス」の準備のため兵士数十人をグリーンランドに派遣した。
その後、ドイツ兵約15人とスウェーデン兵数人を含む一部は既にグリーンランドを去ったが、他の兵士は引き続きグリーンランドに滞在している。
DRはまた、米国から攻撃を受けた場合に備えて、与野党双方から広範な政治的支持を得ていると報じた。(c)AFP