話題の Clawdbot × GLM-4.7 で AI Discord ボットを Docker で動かしてみよう!
⚠️ この記事を読む前に この記事は 2026年1月時点の情報をもとにしています。バージョンやAPIの仕様は変更される可能性があります。
ざっくり言うと
Clawdbot という今話題の AI ボットフレームワークを、Docker で安全に動かせるようになった
中国発の注目 AI モデル GLM-4.7 を使うので、コストを抑えながら高性能なボットが作れる
1体でも3体でも、好きな数のボットを柔軟に運用できる
自分専用AI「clawd bot」を使ってみる❻
— Maki@Sunwood AI Labs. (@hAru_mAki_ch) January 23, 2026
3人の個別のdocker環境で構築したBotが無事に動いたぞ!! https://t.co/OclD5eHcCP pic.twitter.com/V80BZXI5Li
そもそも、Clawdbot ってなに?
Clawdbot は、あなた専用のパーソナル AI アシスタントを作れるオープンソースのフレームワークです。Discord、Slack、WhatsApp、Telegram など、さまざまなメッセージングプラットフォームに対応しています。
つまり、「いつも使っているチャットアプリで、自分だけの AI と会話できる」ようになるわけです。
たとえ話で説明すると...
普通の AI チャットは「お店に行って店員さんと話す」ようなもの。Clawdbot は「自分の家に AI を招いて、いつでも話せる状態にする」イメージです。しかも、その AI は Discord という「自分の部屋」に住んでくれます。
🔍 今回のプロジェクトの仕組み
今回紹介する clawd-multi-agent-discord-docker は、Clawdbot を Docker コンテナで動かすためのセットアップ一式です。
ポイント1:Docker で環境を隔離
Docker を使うことで、ボットの動作環境がホストマシンから 完全に分離 されます。
これが何を意味するかというと:
ボットが暴走しても、あなたの PC には影響しない
設定ファイルや依存関係がきれいに管理される
どの PC でも同じ環境を再現できる
「ボットを箱の中に閉じ込めて動かす」と考えるとわかりやすいです。
ポイント2:GLM-4.7 で高性能 × 低コスト
GLM-4.7 は、中国の Zhipu AI が開発した最新の AI モデルです。
つまり、「高性能なのに安い」という、個人開発者にとって嬉しい選択肢です。
ポイント3:1体でも3体でも自由自在
このプロジェクトは最大 3体の独立したボット を同時に動かせます。
┌─────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Docker ホスト │
├─────────────────────────────────────────────────────────┤
│ ┌────────────┐ ┌────────────┐ ┌────────────┐ │
│ │ Bot 1 │ │ Bot 2 │ │ Bot 3 │ │
│ │ (Kuroha) │ │ (Reika) │ │ (Sentinel) │ │
│ │ Port:18789 │ │ Port:18791 │ │ Port:18793 │ │
│ └─────┬──────┘ └─────┬──────┘ └─────┬──────┘ │
│ └───────────────┼───────────────┘ │
│ ▼ │
│ ┌────────────┐ │
│ │ GLM-4.7 │ │
│ │ (共有) │ │
│ └────────────┘ │
└─────────────────────────────────────────────────────────┘
│
▼
┌────────────┐
│ Discord API │
└────────────┘
各ボットは独立して動作しますが、GLM-4.7 の API キーは共有。つまり、1つの契約で複数のボットを運用できる ということです。
「1体だけでいい」という場合は、docker-compose.yml で不要なボットをコメントアウトするだけです。
📊 何がすごいの?
従来の AI ボット構築と比較してみましょう。
💡 ポイント 「Docker で隔離されているから安全」「GLM-4.7 で安い」「コマンド一発で起動」の三拍子が揃っている。
🎯 どんな場面で使えるの?
個人の Discord サーバーに AI アシスタントを配置:質問に答えたり、アイデア出しを手伝ってもらったり。いつでも話しかけられる AI がサーバーに常駐。
チーム開発のサポートボット:技術的な質問への回答、ドキュメントの検索、コードレビューの補助など。3体のボットに役割分担させることも可能。
AI 開発の実験環境:Clawdbot の挙動を試したり、プロンプトを調整したり。Docker なので失敗しても簡単にリセットできる。
🚀 じゃあ、どうすればいいの?〜セットアップ手順〜
前提条件
Docker と Docker Compose がインストールされていること
Zhipu AI の API キー(GLM-4.7 用)
Discord Bot のトークン(1〜3体分)
手順1:リポジトリをクローン
git clone https://github.com/Sunwood-AI-OSS-Hub/clawd-multi-agent-discord-docker.git
cd clawd-multi-agent-discord-docker
手順2:Docker イメージをビルド
docker build -t clawdbot:local ./clawdbot
手順3:環境変数を設定
cp .env.example .env
.env ファイルを開いて、以下を設定します:
# ゲートウェイトークン(openssl rand -hex 32 で生成)
CLAWDBOT_BOT1_GATEWAY_TOKEN=ここに生成したトークン
# GLM-4.7 API キー
ZAI_API_KEY=あなたのAPIキー
# Discord Bot トークン
DISCORD_BOT1_TOKEN=あなたのDiscordトークン
手順4:起動!
docker compose up -d
たったこれだけ。数分待てば、あなたの Discord サーバーに AI ボットが登場します。
よく使うコマンド
⚠️ 注意点・制限事項
Discord Bot のインテント設定が必要
Discord Developer Portal で、以下のインテントを有効にする必要があります:
Message Content Intent
Server Members Intent
Presence Intent
これを忘れると、ボットがメッセージを読み取れません。
API キーの管理に注意
.env ファイルには API キーが含まれます。絶対に Git にコミットしないでください。.gitignore に .env が含まれていることを確認しましょう。
GLM-4.7 は日本語にも対応しているが...
GLM-4.7 は多言語対応ですが、日本語の自然さでは Claude に劣る場面もあります。用途に応じて使い分けるのがベストです。
🛠️ トラブルシューティング
「Unknown model: glm/glm-4.7」エラーが出る
config/bot1/models.json の API キー設定を確認してください。また、ZAI の API キーが有効かどうかも確認しましょう。
ボットがオフラインのまま
Discord トークンが正しいか確認してください。また、Discord Developer Portal で Message Content Intent が有効になっているかも要チェックです。
ポートが競合する
18789、18791、18793 のいずれかが他のアプリに使われている場合、docker-compose.yml でポート番号を変更できます。
まとめ
つまり、clawd-multi-agent-discord-docker を使えば、話題の Clawdbot を Docker で安全に動かしながら、GLM-4.7 の低コスト高性能を活かした AI Discord ボットが簡単に作れる、ということでした。
1体だけでシンプルに使うもよし、3体に役割分担させて本格的なチームアシスタントを作るもよし。Docker のおかげで環境構築のストレスもなく、失敗しても簡単にやり直せます。
AI ボット開発の入門として、ぜひ試してみてください!
もっと詳しく知りたい人へ
参考にした資料
clawd-multi-agent-discord-docker リポジトリ - Sunwood AI OSS Hub, 2026
Clawdbot 公式ドキュメント - Clawdbot, 2026
GLM-4.7 Hugging Face ページ - ZAI, 2026
v0.1.0 リリースノート - Sunwood AI OSS Hub, 2026
関連リンク
Zhipu AI GLM API - API キーの取得はこちら
Discord Developer Portal - ボットの作成はこちら
Docker 公式ドキュメント - Docker の基礎を学ぶならここ
この記事は 2026年1月23日時点の情報です。



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