【新人が伸びない時、最初に疑うべきもの】
新人が伸びない原因を「能力」や「やる気」で片づけるのは簡単です。でも現場を見ていると、問題はもっと単純で、そして根深い。
新人が伸びない最大の理由は、 判断基準を教わっていないのに、判断だけ求められていることです。
よくあるパターンがあります。新人が前例通りに進める。上司も一度はOKを出す。でも後工程や現場で手戻りが起きる。修正依頼やクレームが飛んでくる。
その瞬間に言われるのが、だいたいこれです。
「もっと考えてやって」「なんで気づかなかった?」
「次はちゃんと頼むよ」
でも新人からすると、こう思うんです。
「どこを見れば“気づける”のか分からない」「何がOKで、何がNGなのか基準がない」「考えろと言われても、考え方を習っていない」
ここが曖昧なままだと、新人は困ります。
前例通りにやっても怒られる。
考えて変えても怒られる。
でも結果だけは求められる。
これは教育というより、後出し正解のテストです。
新人が伸びる職場は逆で、仕事に入る前にちゃんと渡しています。
・最低限のチェック項目
・よくある失敗と、なぜ起きたか
・判断の優先順位(安全/品質/納期など)
・「ここだけは外すな」という観点
これがあるだけで成長スピードは変わります。手戻りも減り、上司側の確認コストも下がります。
新人が伸びないのは、本人の問題ではありません。多くの場合、育つ条件が揃っていないだけです。育成はセンスではなく仕組み。そして仕組みは、現場でつくれます。まずは明日から、 「過去に痛かった失敗を3つ」だけ共有するところから始めてみませんか。
新人も現場も、確実に楽になります。