銀座のクラブに吉原のソープ 収賄容疑の東大大学院教授が受けた接待
東京大学大学院の皮膚科学を専門とする教授が、風俗などの接待を受けたとして24日、収賄容疑で警視庁に逮捕された。多額の接待をしていたのは、共同研究相手の一般社団法人「日本化粧品協会」の代表だった。共同研究は途中で打ち切られたという。
代表は教授に何を求め、どのような接待をしていたのか。
「化粧品等に関連する事業を行い、広く化粧品の普及に寄与すること」。協会はこんな目的を掲げて2012年に設立された。業界団体ではない。
捜査関係者によると、協会の代表は、大麻草由来の物質「カンナビノイド」のうち「カンナビジオール」(CBD)に関心をもっていた。関連製品の需要が高まり、安全性や有効性の裏付けを得てビジネスで生かせないかと考えるようになったという。
代表は周囲に「日本で最も有名な東大の医学部で臨床研究を行ってCBDの有効性を示し、商品化につなげたい」と話していたという。
こぎ着けた共同研究、順調に進むも・・・
22年5月ごろ、収賄容疑で逮捕された教授とウェブ面談したのをきっかけに手続きが進んだ。そして23年3月、協会などは東大との間で、共同研究と研究を行うための講座設置の契約にこぎ着けた。
捜査関係者によると、共同研究は当初、順調に進んだ。CBDの有効性を示す結果が出たため、臨床研究に移っていたという。
一方、教授側と代表の関係は徐々にゆがんでいく。25年5月には教授らに計約4200万円の損害賠償を求める訴訟を起こし、教授らから高額接待を強要されたなどと主張した。現在も東京地裁で書面などでのやりとりが続く。
訴訟記録や捜査関係者らへの取材をもとにたどる。
初めての接待は、契約の半月ほど前。逮捕容疑には含まれていないが、23年2月14日だったという。
場所は東京・有楽町のフレン…