「やっていないなら、堂々とそう話せばいい」という考えは、刑事手続きにおいては危険な落とし穴になります。
取調べでは、手帳やスマホで記憶を確認することは許されません。数ヶ月前の行動を正確に思い出せる人は稀です。もしあなたの記憶違いの供述が、防犯カメラ等の客観的証拠と少しでも食い違えば、捜査機関はそれを「嘘」と判断します。一度失われた信用を取り戻すのは極めて困難です。
無実だからこそ、あやふやな記憶で話してはいけません。証拠の中身を知らされないまま、丸腰で戦うようなものです。 自分の身を守るために黙秘権があるのです。
真実を話すことが常に正しい結果を招くとは限らないことを、どうか知っておいてください。