写真とAIについて
現場で何時間も待ち続けて本物の生命の一瞬を捉える技術と情熱は、AIには決して真似できない尊いものです。写真は『真実の記録』であり、AIはあくまで『頭の中にあるイメージを形にするイラストレーション』です。カメラマンの方が撮られた一枚には、AI生成物にはない『歴史』と『重み』が宿っていると私も深く尊敬しています。
AIが写真の代わりではなく、写真では届かない領域(教育、エンタメ、想像力)を担当していることを伝えます。
AIを活用する目的は、本物の写真を置き換えることではなく、例えば『撮影が極めて困難な生態の図解』や『擬人化などのクリエイティブな表現』など、現実の写真ではカバーしきれない部分を補うことにあります。写真が『現実の美しさ』を伝えるものなら、AIは『知識や想像力を形にするツール』として、互いの領分を侵さずに共生していけるのではないかと考えています。
AIで手軽に精緻な画像が作れるようになったからこそ、逆に『本物の生命が持つ質感』や、それを捉えたプロのカメラマンの方の執念がより際立ち、価値が高まっていく側面もあると感じています。AI画像がきっかけでその生き物に興味を持ち、最終的に本物を求めて写真家の方の作品に辿り着くような、良い循環を作っていければと願っています。
カメラマンの方々が命を削って撮る写真は、替えのきかない『一点もののアート』です。私がAIで行っているのは、それとは別の、設計図を書くような作業に近いです。
私の作品は、自らレンズを向けた「本物の命」から始まりました。その時感じた輝きを、AIという新しい筆を用いて、より理想に近い形で表現することに挑戦しています。
しかし、AIという技術はまだ発展の途上にあります。どれほど想いを込めても、時には実際の生体とは異なる細部(単眼の数や節の構造など)が、私の力不足で再現しきれない場合があるかもしれません。
完璧ではないかもしれません。それでも、彼らが持つ圧倒的な造形美を、一枚でも多く、一歩でも理想に近い姿で形にしたい。そんな切なる願いを込めて、日々創作を続けています。もし至らない点があれば、ぜひ即売会でお見かけしましたら教えてください。その声が、私の創作をより確かなものにしてくれます。
新しい技術が波のように押し寄せるとき、世界はしばしば「正解」を求めて二つに分かれます。
けれど、命の輝きと同じように、私たちの心もまた、簡単に白と黒で塗り分けられるものではありません。
誰かが守りたい「真実」も、誰かが夢見た「理想」も、どちらもこの世界を彩る大切な一片です。
正しさを競うよりも、自分の心が「美しい」と感じる灯火を、ただ静かに見つめていたい。
誰もが自分の好きな色を選び、自分の見たい景色を愛せる。そんな穏やかな世界で、私は私の信じる美しさを形にしていこうと思います。
レンズが写す『現実の命』と、心が描く『理想の愛』。その二つが重なる場所に、あなただけの真実の美しさが宿っています。
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