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北野芳泉会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
正式名称 海塚北野芳泉会
略称 芳泉
組織形態 地主団体
所在地 日本の旗 日本
597-0083
大阪府貝塚市海塚1丁目
活動内容 土地管理、看板設置
拠点 貝塚駅(南海本線)東口周辺
特記事項 貝塚市議会議員により法人格の存在が言及されている[1]
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北野芳泉会(きたのほうせんかい)は、大阪府貝塚市南海本線貝塚駅東口周辺において、複数の土地・区画にその名称が確認される団体である。また、登記簿の調査などにより一部貝塚駅西口付近にも土地を所有している。[2]

駅周辺の再開発に関連して議論の対象となることがある。

概要

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貝塚駅東口(海塚1丁目付近)の複数の空き地や管理地に、青地に白文字で「海塚 北野芳泉会」「北野芳泉会」等と記された看板または石碑が設置されている[3]。これらの看板は地域のランドマークとして認識されることがある。[3]

組織と法的地位

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詳細な設立経緯や構成員は一般に公開されていない。貝塚市議会議員の出原秀昭は、2026年の市長選挙に関連するYouTube動画において、同団体に法人格が存在する旨を言及している。[1]

地主

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大阪府農会報第二百三十六号「大正十年調 十歩以上の地主」に「北野弥之助[注 1]」が掲載されている[7]

1939年に刊行された『日本紳士録 第43版』には海塚の地主として「北野雄蔵[注 2]」が掲載されている[9]

貝塚市のまちづくりへの影響

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貝塚市議会

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2008年の「貝塚市議会会議録」には、名前はでていないが、北野のことであろう地主について言及されている記録がある。南海貝塚駅東口再開発について、貝塚市議会議員の食野雅由は「南海貝塚駅東口は、今も再開発がストップされたままになっている。再開発組合が解散されて久しい限りだが、当地区は貝塚市の玄関口であり、このまま放置しておくのは忍びがたきものがある。話によりますと、一地主のために何もできないとのことですが、だからといってそのままでよいとは思はない。従前のような大開発でなくても、貝塚市にふさわしい玄関口としての開発はぜひとも必要であると考える。また、そのために当地区の下水道も整備できないままと仄聞している。地主のためにできないからと放置することは、市民にとってマイナスであると思う。行政として何らかの解決策を講じることが急務ではないかと思う」などと述べている。[10]

北野側の主張

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また現在、北野側は市の再開発計画に対して極めて否定的な立場をとっている。出原秀昭のYouTube動画内では、市の担当者との交渉において「今の維新系の市長(酒井了)の間は絶対に土地を貸さない」と明言するほど、長年にわたる行政との交渉決裂により、現市政に対する協力拒絶の姿勢を示している。この地権者との合意形成の失敗が、駅前の木が生い茂るジャングル状態を生む直接的な原因となっている。[11]

脚注

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注釈

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  1. ^ 1916年に刊行された『大日本紳士名鑑』によると、北野弥之助の肩書は「農業、村会議員[4]」である。ちなみに北野弥之助の弟は川崎繁太郎理学博士日本地質学会会長)[5]岡田伊平(泉州瓦斯社長、岸和田本町郵便局長)[6]などがいる。
  2. ^ 北野雄蔵は、北野弥之助の長男で、その妻は和歌山県士族弁護士林龍太郎の妹である[8]

出典

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  1. ^ a b 出原秀昭 (12 January 2026). ほぼスラムといわれる南海貝塚駅。貝塚市長選挙の争点で、50年以上再開発できない市の玄関口❗️ (動画). 出原秀昭のいずっちチャンネル. 2026年1月20日閲覧.
  2. ^ 【ほぼスラム】大阪の駅前に謎の組織の看板が大量…荒れ放題のまま開発が全く進まない街「貝塚駅東口」 (動画). だいまつのどこでも探検隊. 5 December 2025. 2026年1月20日閲覧.
  3. ^ a b ITTO個別指導学院 貝塚海塚校への行き方”. ITTO個別指導学院. 2026年1月17日閲覧。 “「海塚 北野芳泉会」と書かれた青い看板と駐車場の間の道”
  4. ^ 『大日本紳士名鑑』大阪府泉南郡22頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月20日閲覧。
  5. ^ 『人事興信録 第8版』カ158頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月20日閲覧。
  6. ^ 『日本人事名鑑 昭和9年版 上卷』オ140頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月23日閲覧。
  7. ^ 『大阪府農地改革史』202頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月20日閲覧。
  8. ^ 『人事興信録 第5版』は53頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月20日閲覧。
  9. ^ 『日本紳士録 第43版』大阪キの部108頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2026年1月18日閲覧。
  10. ^ 貝塚市 平成20年3月 定例会(第1回) 03月12日 - 02号”. 貝塚市議会 会議録検索システム. 貝塚市 (2008年3月12日). 2026年1月18日閲覧。
  11. ^ 出原秀昭 (8 December 2025). 参政党「議員の離党」賛否に加藤秀視さん発言❗️【ほぼスラム】といわれる貝塚市の玄関口、貝塚駅再開発問題について考える… (動画). 出原秀昭のいずっちチャンネル. 2026年1月20日閲覧.

参考文献

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  • 竹内伊四郎 編『大日本紳士名鑑』明治出版社、1916年。
  • 人事興信所 編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
  • 人事興信所 編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 聯合通信社 編『日本人事名鑑 昭和9年版 上卷』聯合通信社、1933年。
  • 交詢社 編『日本紳士録 第43版』交詢社、1939年。
  • 大阪府 編『大阪府農地改革史』御茶の水書房、1983年。

関連項目

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