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松戸市の病院勤務医が77日連続勤務後に自殺 山形市の遺族が市を提訴し1億9000万円求める

2026年1月23日 16:27
松戸市の病院勤務医が77日連続勤務後に自殺 山形市の遺族が市を提訴し1億9000万円求める

千葉県松戸市の病院に勤務していた男性医師が2023年、77日連続勤務の末に自殺したのは、長時間の時間外労働など過酷な業務が原因だとして、山形市に住む遺族が病院を運営する松戸市を相手取り、慰謝料など合わせておよそ1億9000万円の支払いを求める訴えを起こしました。

訴えによりますと、千葉県松戸市内の病院で内科医として勤務していた当時27歳の男性は、2023年7月、自宅アパートの駐車場に止めていた車の中で自殺しているのを発見されました。男性は当時、入院患者の治療のほか、専門外来や救急当番への対応などの業務にあたっていて、この病院での勤務を始めた2023年4月3日から77日間連続で勤務していました。
自殺する前の3か月間はいずれも1か月当たりの時間外労働が厚生労働省が定める「過労死ライン」の100時間を大きく上回り、1か月間の時間外労働が226時間に上る期間もあったとしています。男性は自殺の1か月前に適応障害と診断されていました。
山形市に住む男性の両親は訴えで「長時間の時間外労働や連続勤務は適応障害を発症する強い心理的負荷だった」と主張。病院は業務量を減らすなどの「安全配慮義務」に違反したとして、病院を運営する松戸市に対し、慰謝料など合わせておよそ1億9000万円を求めています。
被告の病院はYBCの取材に対し「係争中のためコメントは差し控える」としています。
男性の自殺をめぐっては、千葉県の柏労働基準監督署が労災を認定しているということです。

最終更新日:2026年1月23日 16:27
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