国民民主党は何故公明党と近づくのか?内閣不信任案提出というバーゲニング・パワー
国民民主党は何故公明党と近づくのか?内閣不信任案提出というバーゲニング・パワー
国民民主党と公明党の接近が、ネットでは歓迎されず、むしろ強く批判されている。では、何故こんな批判されるのがわかりきっていることを国民民主党はしたのだろうか?
これは衆議院に於いて、内閣不信任案を提出するには発案者1名、賛同者50名の合計51名の衆議院議員が必要なことと関係していると考えられる。
国民民主党は27人、公明党は24人の衆議院議員を抱えているため、合わせて51人となる。
これまでは、野党第一党である立憲民主党しか出せなかったのだが、両党が力を合わせれば内閣不信任案を提出できる。
そうなってくると、選挙をしたくない政党は、可決されたり議会の解散を恐れて、両党に配慮しなければならず、交渉力が強くなる。
すなわち、責任与党に対して、無責任野党として政治の果実だけを食い逃げすることを選択した国民民主党と公明党にとっては強い武器となるわけだ。
連立を持ちかけられても、政策実現よりも党利党略を優先して、身を切る選択を選ばずに連立を即答できず決められなかった玉木党首であれば、当然の行動と言えよう。
野党のままで連立に入らずに、政治の責任を負わずに政策だけ実現させながら党勢拡大して、行く行くは総理というのが本人の理想の道筋だったのだろう。
連立はしても、選挙区調整は除外するとすれば良かったのに、愚かなことをしたものだ。財務大臣でも副総理にでもなって、経験を積んで、実務能力を評価されれば、自民党の代替勢力としての箔が出ただろう。
公明党にとっても同じだ。支持母体から迫られ、責任政党として疲れ果て、政治の果実を食い逃げする国民民主党がさぞ羨ましかったのだろう。結果、無責任政党であることを選択したのだ。
多くの国民が、政権交代までは望んでおらず、自公+1の安定政権を望んでいたにも関わらず、両党はそれから逃げたのだ。
JX通信社の調査からも明白だが、国民民主党の支持者ですら、玉木首相より高市首相誕生を望んでいる。
これは今はまだ玉木首相の時期じゃないというだけでなく、高市支持の理由が政策実現能力であること、衆院選・参院選後には国民民主党の支持率が一様に下がっていることを見れば、国民民主党の支持率そのものは決して硬いものではなく、政策実現よりも党利党略を優先してしまえば、国民民主党は風を失い、元の自身が自嘲気味に語っていた視力検査レベルに落ちるのが明白だ。
また、国民民主党の支持の多くが、右派的なネット世論に支えられていたことを考えれば、公明党との接近はどう考えても悪手だ。
バーゲニング・パワーのためとは言え、党の支持基盤を毀損してどうする。
ちょっと驚いていますが、最近、一部であたかも「公明党と一緒になる」、中には「中国に配慮している」ことを想起させる投稿まで拡散されていますが、そうした事実は一切ありません。…
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) October 17, 2025
批判を受け、このように軌道修正を図ったが、覆水盆に返らずだろう。


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