
約14年ぶりに再稼働した21日夜の東京電力柏崎刈羽原発6号機。22日に再び停止することになった
東京電力は22日、再稼働した柏崎刈羽原発6号機の原子炉を停止すると発表した。核分裂反応を調節する制御棒の引き抜き作業中に異常を知らせる警報が鳴り、作業を中断した。原因は不明。東電は原子炉に異常はなく、外部への放射能の影響はないとしている。23日になり、東電は原子炉の停止作業が完了したと発表。22日夜に会見した柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は「原因究明に集中する」と述べ、再び起動する時期は未定とした。
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東電は21日夜に原子炉の制御棒を引き抜く作業を始め、約14年ぶりに6号機再稼働させたばかりだった。事前の試験などが十分だったのか、東電の管理体制が問われそうだ。
制御棒は、燃料集合体の間に挿入し、核分裂反応を抑える安全上重要な設備。再稼働から約5時間半後の22日午前0時半前、炉の出力を上げるため制御棒の引き抜きを進めたところ、205本の制御棒のうち1本で異常を知らせる警報が出た。操作する制御盤内部の部品を交換したが状況が変わらず、続行は困難と判断した。今後、この部品を取り出してメーカーへ送り、原因を詳しく調べる。
東電によると、再稼働前の14日にも別の制御盤で同様の警報が出たが、部品の交換で正常な状態に戻ったケースがあったという。
稲垣所長は、22日夜の緊急記者会見で「リスクがある状態は、安全最優先の観点から好ましくない。まずいったん原子炉を停止する判断を私自身がした」と述べた。
6号機では...
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