2020/2/14
【コロナウイルス対策で予備自衛官50名招集】
私は25年以上、航空自衛隊予備自衛官として毎年招集訓練を受けてまいりました。東日本大震災の際は陸自が真っ先に予備自衛官、即応予備自衛官を招集したので、「次は私か!」と、毎日のように所属する東京地方協力本部予備自衛官課に「まだ招集はかかりませんか?」と電話攻勢?をしていました。
結果、航空自衛隊は九州方面所在予備自衛官を23名招集しただけで、私は招集されませんでした。予備自衛官を災害派遣する初めての事態だった為、様々な課題があったのでしょうが、3000名以上の予備自衛官、即応予備自衛官を招集した陸自との違いが際だっていました。
さて、昨日、防衛省はコロナウイルス対策の為、医師、看護師資格を有する予備自衛官を最大50名程度招集する、と発表しました。
医師など国家資格を有する方は、自衛官経験が不要で予備自衛官に任用されます。特に医師、歯科医師は経験年数にもよりますが、いきなり三佐(少佐)です。
問題は、現職の医療従事者が招集に応じられるか、です。予備自衛官は災害派遣など招集命令が発布されると、予備から現職自衛官の扱いになります。給料は、指定された階級の1号俸(最低額)が支給されます。医師たる予備自衛官が三等陸佐で招集されたとすると、月額俸給は319,000円です。
これでは、医師としての現給には到底及ばないでしょう。ただ、雇用先(病院等)に対しては、雇用企業協力確保給付金日額34,000円が国から支給されますので、これで現給を補填して頂くしかないでしょう。
また、公的病院勤務の医療従事者なら災害派遣招集に理解を示すでしょうが、小規模診療所や個人クリニックなどでは、人的問題で派遣を躊躇してしまうでしょう。
勿論、予備自衛官は給料の為に訓練をしている訳ではありませんが、今回のような派遣を経験して、防衛省も「より災害招集に応じやすい環境整備」に努めていただきたいものです。
派遣される予備自衛官諸官の無事故での任務完遂をご祈念申し上げます。
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