詐欺の被害金が2分で荒川区の戸建て購入代に? 中国籍の女らを逮捕
特殊詐欺の被害金をマネーロンダリング(資金洗浄)したなどとして、警視庁などは、いずれも中国籍の会社役員盧璐容疑者(36)=東京都中央区=と職業不詳の女(37)=東京都練馬区=を詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕し、21日に発表した。いずれの認否も明らかにしていない。複数の特殊詐欺グループから資金洗浄を請け負っていた、と警視庁はみている。
特別捜査課によると、盧容疑者らは何者かと共謀して2023年11月7日、奈良市の80代男性に「パソコンをウイルス感染させたハッカーに預金が盗まれる」などとうそを言ってだまし取った現金約999万円のうち約243万円について、中国人が東京都荒川区の戸建て住宅を購入する代金の一部として不動産業者に振り込んで隠した疑いがある。業者への振り込みは、だまし取った金の入金から約2分後だったという。職業不詳の女は日本円と人民元の交換レートを計算していた、と警視庁はみている。
港区の高級マンションにも
また、中国籍の会社員の女(33)=さいたま市大宮区=も銀行法違反(無許可営業)容疑で逮捕し、21日に発表した。この女は何者かと共謀し、別の中国人からの依頼で23年11月、人民元を受け取り、日本円に両替をした。
この日本円には特殊詐欺の被害金が含まれており、東京都港区の高級マンションの購入の手付金の一部として不動産業者に振り込んだ疑いがある。
盧容疑者らは日本円をすぐに用意できない中国人を相手に日本円を調達していた、と警視庁はみている。