事例③ 「伴走者」として関わる

子どもが「分からない」「できない」と助けを求めてきたとき、すぐに答えを教えたくなるのが親心かもしれません。しかし、そこをぐっとこらえて見守ることが、子どもの思考力と解決力を育みます。

ついやってしまいがちな関わり
● お子さん:「この問題、分からない!」
● 保護者:「ああ、それはね、この公式を使えば一発だよ」

やり抜く力を育む関わり
● お子さん:「この問題、分からない!」
● 保護者:「そうか、難しい問題なんだね。今までどんな方法を試してみたの? 他にどんなやり方がありそうかな?」

森博樹『親子ではじめる 10歳からの起業家教育 圧倒的な主体性を育む「5ステップ成長循環メソッド」』(学事出版)
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すぐに答えを与えるのではなく、子ども自身が考え、解決しようとする試行錯誤のプロセスそのものを「色々な方法を試していて、すごいね!」と承認してあげてください。自分で考え抜き、答えにたどり着いた経験は、何事にも代えがたい自信と「努力の価値」を子どもに教えてくれるはずです。

「やってみたい!」という内発的動機が、最初の一歩を踏み出すきっかけとなり、「自分で決めた」という自己決定力が、その歩みを「自分ごと」として力強いものにし、そして「諦めない」というやり抜く力が、困難な道でも歩み続けるための支えとなります。

この3つの力が相互作用して一つのサイクルとして回り始めたとき、お子さんの中には、生涯にわたって自分を信じ、未来を切り拓いていく「本当の主体性」が育まれていくのです。

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