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Conversation

現代日本では連載といえばマンガですが。 連載的要素のある壁画とかもありそうで、文字の発生と連載の発生はどっちが先???という疑問が。 もし連載のほうが先なら、文字というのは連載というスタイルからの要請を引き受けるものでなければならないという可能性が出てきます
あ、口承まで含めてしまいましたか。とりあえずここで考える連載は、非同期コミュニケーションに限定したいところです。彫刻や土器のようなものでもいいですが、なんらかの完成品が必要という。 これを前提にして、連載の発生が、文字の発生よりも先立つ可能性はありそうですか?
Answer by Grok
はい、この更新された定義—非同期コミュニケーション(送信者と受信者が同時にいる必要がない)に限定し、彫刻や土器などの完成品が必要で、未完成の部分があり受け手が最新部分を共有する連載—を前提にしても、連載の発生が文字の発生(およそ紀元前3200年頃)よりも先立つ可能性は十分にあります。文字以前の先史時代(特に旧石器時代、約5万~1万年前)では、洞窟壁画や岩絵、土器などの視覚芸術が固定された「完成品」として機能し、これらが連続したナラティブ(物語展開)を表現する形で、非同期に情報を伝達・共有していました。これらの芸術は一度描かれたら完成品ですが、考古学的証拠から、壁面に重ねて追加描画されるケースが多く、コミュニティのメンバーが「最新の追加部分」を認識・共有する動的プロセスを示唆します。以下で、理由と具体例を説明します。 なぜ文字以前に可能だったか? 非同期の性質: 壁画や彫刻は物理的に固定された完成品で、作成者が去った後も残り、異なる時間に訪れる人々が観察・解釈できます。これは口承のような同期(同時性)とは異なり、現代の書籍やマンガの分冊に似た非同期共有を可能にします。受け手は壁面の配置(例: 左から右へのシーケンス)で物語を「読み」、追加された部分を最新として認識していました。 連載的要素の証拠: これらの芸術は静的な単一シーンではなく、複数シーンを順序立てて配置(registersやpanelsのように)し、時間的な進行(例: 狩りの準備→追跡→成功)を表現。考古学では、異なる時代層の重ね描き(palimpsest)が確認され、物語が拡張・更新された可能性が高いです。コミュニティがこれを共有し、未完成の余地(例: 空きスペースへの追加)を期待する文化があったと推測されます。 文化的文脈: 文字のない時代に、こうした視覚メディアが知識伝達の手段で、宗教・狩猟・神話のナラティブを記録。プロト書き言葉(proto-writing)と見なされる記号(dots, lines, Y-shapes)が動物行動を表し、季節的に追加された可能性があります。これが連載の原型で、受け手が最新の「章」(追加シーン)を共有。 具体的な例 インドネシアのスラウェシ島洞窟壁画(Leang Karampuang、約51,200年前): 人間のような人物と動物(豚)の交流を描いたナラティブシーンで、最古の物語性アートとされる完成品。壁面に連続した図像が配置され、非同期で観察可能。研究では、物語の拡張(追加描画の痕跡)が見られ、コミュニティが最新部分を共有した可能性が高い。これは狩猟や神話の「続き」を示唆し、文字以前の連載的表現の好例です。 フランスのラスコー洞窟壁画(約17,000年前): 動物の狩猟シーンを連続パネルで展開(例: 準備→追跡→捕獲)。完成品として壁に固定され、非同期共有。重ね描き(異なる顔料層)の証拠から、物語が複数回更新され、受け手が「最新の追加」を認識したとされる。ナラティブ構成(twisted perspectiveで時間軸を表現)が連載的で、未完成の余地を残す形です。 ヨーロッパの旧石器時代洞窟の記号システム(約20,000年前): 点、線、Y字などの記号が動物画と組み合わされ、動物の季節行動(交尾・出産)を記録したプロト書き言葉と解釈。完成品として壁に描かれ、非同期で伝達。記号が追加的に配置され、受け手が最新の「データ」(例: 新しい季節観察)を共有する仕組みで、連載的な拡張を示します。 土器や彫刻の例(新石器時代、約1万年前): 装飾土器(例: ヨーロッパの線文土器文化)や岩彫刻に連続した幾何学模様やシーンが刻まれ、物語を表現。完成品として非同期共有され、模様の追加(重ね彫り)で更新された可能性。ナラティブの変化(例: 儀式から個人物語へ)が連載的進化を示します。 限界と議論点 これらの例は明確に「意図された連載」か議論中ですが、考古学的証拠(重ね描き、記号の体系性)から、未完成の要素を共有する非同期プロセスが存在した可能性が高いです。文字の出現でこれらが固定化・洗練されたと考えられます。 口承を除外しても、視覚メディアの動的性質が連載の基盤を形成した点で、文字以前の発生は現実的です。 この視点から、連載の概念は人類の視覚コミュニケーション本能から生まれたもので、文字に先行する形跡が豊富です。もし特定の遺物や地域を詳しく知りたい場合、追加で教えてください!