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後悔ばかりの人生で取り返しのつかないときは、取り返そうとしない

どーも、西村です。

今回は、『後悔ばかりの人生で取り返しのつかないときは、取り返そうとしない』というテーマで話を掘り下げていきたいと思います。
  

ただ仕事を終えただけなのに、まるで何かに敗れた人間みたいに、くたびれた顔をしている。

そんなとき、

「もしあのとき別の選択ができていたら、こんな人生にはなっていないのかな・・・」

なんて思ってしまう。

もしかするとあなたにも、そう思った経験があるかもしれません。
  

今さらどうにもできない「後悔」。

過去に戻れたらやり直したいこと、言い直したいこと、選び直したい人生。
  

でも、取り返しのつかない後悔は、取り返そうとしないほうがいいのは間違いありません。

なぜなら、「取り返すこと」ばかりに執着すると、今を生きるエネルギーがすり減っていくからです。
  

たとえば、私の知人に、20代で就職に失敗したことを、40代になってもずっと引きずっている人がいました。

新卒で入りたかった会社に落ちて、妥協して入社した会社では心が折れるような毎日だったそうです。

その結果、数年で辞めて転職を繰り返し、その間に周りはどんどんキャリアを積んでいきました。

「もし、あのときもっと努力していたら」
「違う選択をしていたら、もっとまともな人生だったかもしれない」

彼はよく、そんなことを言っていました。
  

でも、その言葉を口にするたびに、彼の表情はどんどん曇っていくのです。

本人は「前を向きたい」と言いながら、心の底ではずっと「過去をやり直したい」と思っていた。

つまり、前を向いているようで、ずっと後ろを見続けていたんです。
  

人は、後悔を“未来で取り返そう”とすると、過去の「失ったもの」と、未来の「期待値」を天秤にかけてしまいます。

「過去の失敗を、この先で挽回しよう」
「逃したチャンスを、似たような場面で再現しよう」

その気持ちは、たしかに前向きに見えます。
  

けれど、それは本当の意味で前を向いているとは言えないのです。

なぜなら、その行動の出発点には「過去の否定」があるから。

「こんな人生になった自分を認めたくない」
「こんな自分じゃない“本当の自分”になり直したい」

その願いはとても切実で、共感せずにはいられません。

しかしそこにあるのは、“今を生きる自分”ではなく、“別の人生を生きたかった自分”なのです。
  

取り返そうとする気持ちは、ある意味で「執着」に近いものがあります。

「どうしてもあれが欲しかった」
「手に入らなかったことが、悔しくてたまらない」
「今の自分じゃ納得できない」

そう思ってしまう気持ちは、弱さというよりも人間らしい感情だと思います。
  

ですが、執着の中に居続けると時間は止まってしまうんです。

たとえるなら、それは傷のかさぶたを何度も剥がし続けて、いつまでも治らない状態。

自分では「傷を直そう」としているつもりでも、実は「ずっと傷に触れているだけ」になってしまう。

そんなふうに、後悔と向き合っているつもりで、実はただ傷を撫で続けている。

そんな人を、私はこれまでたくさん見てきました。

そして、かつての私自身も、そうだったと思います。
  

では、後悔ばかりの人生をどう生きればいいのか?

その答えは、「取り返そうとしないこと」です。
  

じゃあ、どうすれば、取り返そうとせずに生きていけるのか?

それは、「別の場所に軸を置き直すこと」だと私は思っています。
  

たとえば、過去の失敗を思い出して落ち込んでいるときには、「今の自分が大切にしたいこと」を、小さくでも言葉にしてみる。

「本当は、誰かを励ませるような言葉を届けたい」
「自分にできる範囲で、人の役に立ちたい」
「安心して生きられる場所を、少しずつ整えていきたい」

そんな、今この瞬間の“願い”や“価値観”を拾っていくんです。
  

過去を否定してやり直すのではなく、今を起点に“これからの時間”を使っていく。

それは過去に対する復讐でも、やり直しでもありません。

「今の自分がどう生きたいか」という問い直しなんです。
  

もうひとつ、大切なことがあります。

それは、『後悔はなくそうとしなくていい』ということです。
  

後悔は、無理に手放そうとすると、かえって強く意識してしまうものです。

だから私は、「後悔はずっとそこにいていい」と思っています。

ただ、その“後悔の居場所”を、心の中心から、少しずつ端っこに移していけばいい。
  

心の真ん中にいつまでも置いておくと、何を見ても何を考えても、その後悔を通して世界を見てしまいます。

でも、端っこに置いておけば、必要なときにだけ手に取れるものになります。

「こういうことがあったから、私はこんなふうに生きていきたい」
「これを失ったからこそ、大切にしたいものがある」

そんなふうに、後悔は“痛みを知った人間だけが持てる優しさ”に変わっていくのです。
  

もしかしたらあなたも、長く背負い続けている後悔があるかもしれません。

・「あれさえなければ…」と、何度も思ってきた出来事
・思い出すたびに、心の奥がぎゅっと痛くなる記憶
・何年経っても、「失敗した自分」を許せない感情

などなど。
  

それでも大丈夫です。

人生には、取り返せないこともたくさんあります。

それを無理に取り返そうとしなくても、ちゃんと前には進めるんです。
  

大切なのは、今からどう生きたいか。

過去の人生を取り返すのではなく、これからの人生を自分で作っていくこと。

それができれば、後悔もいつか、静かに風化していきます。

完全には消えないとしても、それが人生の“景色”の一部として、ちゃんと馴染んでくれるようになるのです。
  

最後に。

あなたが今までの人生を「後悔ばかりだった」と感じているなら、どうかこの言葉を心の片隅に置いておいてください。

『後悔は、取り返そうとしなくても、手放すことができる』
  

そしてこれからは、「何を取り返すか」ではなく、「何を大切にして生きたいか」を考えていけたら。

人生はまだ、これからです。

あなたの中にある「これからの人生」を、誰よりも大切にしてあげてください。
  

それでは、今回はこの辺で。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

  

P.S.

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