【速報】山上被告に「無期懲役」判決 「旧統一教会や関係団体に恨みを抱いても殺人行為で生命を奪う意思決定は大きな飛躍がある」など指摘 安倍元総理銃撃・殺害事件裁判 検察側求刑通り
2022年に安倍元総理を手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)に対し、奈良地方裁判所(田中伸一裁判長)は、「無期懲役」の判決を言い渡しました。 ■【動画で見る】山上被告は何者なのか…親族語る”事件直後の衝撃”と”変えたかった”母親の存在 山上被告は黒の長袖Tシャツで、髪の毛を後ろにくくったこれまでといつもと同じ姿で入廷。 判決前、弁護側の席についた際は、机の上で手を組み、目をつむりながら、じっとしていました。 そして判決の言い渡しで、証言台につくよう言われた際には、一礼して着席しました。 山上被告はうつむきながら判決の言い渡しを聞いていました。表情は傍聴席から見えませんでしたが、少し左右に首や頭を振ったり、口元かこわばるような様子が見られました。 裁判で山上被告は起訴内容について「全て事実です。間違いありません」と認め、弁護側は銃刀法違反などの一部の罪について成立を争っていました。 この点について判決では「起訴された内容をすべて認定」しています。 それとともに弁護側は、母親が高額な献金を繰り返すなどした旧統一教会への信仰が事件につながったとする「宗教被害」を訴え、刑を軽くするよう求めていました。
■「旧統一教会への感情が怒りに 理解不可能とは言えない」も「生命奪う意思決定は大きな飛躍」
奈良地裁は判決で、「旧統一教会への複雑な感情が怒りに転じたことも理解不可能とは言えない」としながらも、「旧統一教会や関係団体に恨みを抱いても殺人行為で生命を奪う意思決定は大きな飛躍がある」など指摘。 さらに「聴衆がいる中、被告が銃が発射したことについて被害者や関係者らに弾丸が当たる可能性は十分あった」などとして、「犯行の悪質性は明白」と述べました。 「さらに銃を1年半かけて作成したり、試射したりするなどしていて、被告は威力の大きさを認識。計画性は極めて高い」と指摘しました。
■昭恵夫人に言及「夫が生命を突然奪われるということは言うまでもなく重大」
そして被害者遺族である安倍元総理の妻・昭恵さんについては、次のように言及しました。 「昭恵夫人について、被害者の妻は、夫が生命を突然奪われるということは言うまでもなく重大」
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