れいわ新選組の山本太郎代表(51)は21日、ユーチューブ番組で、参院議員を同日に辞職する考えを表明した。健康上の理由で、衆院選に立候補するためではないとした。政治活動は無期限休止に入るが、党の代表は続け、実質的な代表業務は大石晃子、櫛渕万里両共同代表が担う。
山本氏は「私、山本太郎は、本日、参院議員を辞職する。衆院選のためではない。健康上の問題だ」と述べた。「多発性骨髄腫、血液のがん、その一歩手前にいる」と、病名を公表。「ここから先に進行しない、させないということを最大のテーマにいま生きなければ、命を失いかねない。なので議員を辞職して、自分の命を守る行動に入る」と明らかにした。
「いつ最前線に帰ってこられるかは分からない」と述べ、無期限の活動休止に入ると表明した。有権者や支援者、ボランティアなど関係者に対し「このようなことで任期満了できないことを、心よりお詫び申し上げる」と語った。
健康上の問題は、秋に人間ドックを受け、再検査で発覚したと説明した。「細胞分裂が活発な年齢だ。血液のがんになったら、広がるのも一気だ、ということだと思う。だからこそ、その手前で全力で食い止める必要があると考えた」と述べた。
「フル回転した14年間」
議員生活について山本氏は、「『死ぬ気でやってみ。死なねぇから』。いい言葉だなと思っていた。これまで勝手に死ぬ気でやってきた。毎日、今日が人生最後の日だ、と思いながら、自分を追い詰めて力を振り絞ってきた」と振り返った。「でも、死ぬ気でやり続けたら、本当に死んじゃう手前まできてしまった。笑いごとではない。『死ぬ気でやってみ。死なねぇから』。これには個人差があるから注意してほしい。程度の問題だ。エンジンが焼き切れる寸前までフル回転させる14年間だった」と視聴者に語りかけた。
山本氏は俳優を経て、2013年参議院東京選挙区に無所属で出馬し初当選。19年4月にれいわを立ち上げ、21年衆院選で当選し、22年に議員辞職して参院選に挑戦して当選した。昨年12月のれいわ代表選で当選し、3期目の続投が決まった。