鳥の鳴き声とアラームの音で目を覚ます。起床後、洗顔・スキンケア・軽くメイクを終えて朝食。制服を纏った姿を鏡で見て整える。これが私の平凡な高校生のルーティン。
因みに東風商店街にある高校に通っていて、訳あって一人暮らし。住んでいるまこち町は何だかんだ気に入っている。
あと、学校に行く前に必ず寄るところがある。それは " 喫茶ポトス " 店員のことはちゃんと、同い年であって何度も訪れる内に自然に仲良くなった。朝の癒しである。
カランッ
「 ことはちゃーん!おはよう ....あと桜くんもおはよう 」
桜 「 はよ 」
橘 「 おはよう。サンドイッチ食べてく? 」
「 うん ! 食べるありがとう 」
任せて とグッドポーズをすることはちゃん。可愛い。
そう思いながら朝必ずいる風鈴生の桜くんの隣の席に座る。
ポトスはボウフウリンのたまり場とよく聞くことがある。是非お会いしたいものだ。
「 野菜残しちゃだめだよ 」
桜 「 わーってるよ!! 」
何で顔を赤くしながらも少し野菜を食べる桜くん。
「 ふふっ。えらいね 」
桜 「 はっ.... !!? / 」
ガタッと体がビクッとしていて再び赤面。可愛すぎかよ!!!
橘 「 桜はそーゆーコトに耐性つけた方がいいかもね 」
桜 「 そーゆーことってなんだよ 」
「 まあそれが愛らしいんだよな 」
桜 「 なななっ...揶揄ってんのか?!! 」
橘 「 揶揄ってない。褒めてんのよ。桜のその性格が正直で初で良いねって事。 ....はいサンドイッチ。 」
そう言って作ってくれたサンドイッチがカウンター席に置かれる。ことはちゃんの言葉に不思議そうな顔をしていた桜くんだけど...。
「 ありがとうー!いただきます 」
ことはちゃん特製サンドイッチを頬張っていると、再びベルが鳴り、入店した人物は足音を立てこちらに近づいてくる。
横目で見ると、タッセルピアスを揺らしながら眼帯をした美男子であった。
蘇枋 「 やあ 皆 おはよう 」
ニコッと笑い隣の席に腰をかける蘇枋くん。この店...美男美女しかいない!!( 私除いて ) 。ちらちらと目を泳がせる。
「 今日も輝いてる...蘇枋くん 」
蘇枋 「 そういう〇〇ちゃんも可愛いよ 」
と肩に手を置かれ、甘い声と表情で朝から溶けてしまいそう。
「 ..... 照 」
蘇枋 「 わあ赤面してる ^^ 」
橘 「 〇〇、喉に詰まらせないようにね 」
桜 「 赤すぎだろ 。湯気出てんぞ 」
蘇枋 「 ゆっくり食べてね。 」
皆、次々と口に出して言葉を放つし、視線が私の方を見てるし!!!恥ずかしすぎて口に食を含むのも抵抗ある。
橘 「 蘇枋、桜。〇〇が食べにくそうでしょ 」
ナイスことはちゃん!!!!桜くんはバッと前を向いたが、蘇枋くんは頬杖をついて目線を離さない。
蘇枋「 しょうがないじゃないか。リスみたいで可愛いんだもの。 」
「 なっ、、!!ゴホッ っ... !! 」
おいおいベタ褒めすぎて詰まらせちゃったよ!!!
しかもリスみたいって....なんか想像しただけで頬が熱い。
橘 「 はぁ..... 。〇〇、顔赤いけど大丈夫? 」
何故かため息をして心配したような顔をした、ことはちゃんはタオルを渡して、そっと拭いてみる。
「 大丈夫っ...ありがとう... 」
蘇枋 「 ...照れちゃったんだ? 」
顔を覗かして甘い声で言ってきたので頷くしかなかった。
桜 「 っ ?!! 」
橘 「 こら蘇枋。そこまでにしときな。〇〇キャパオーバーになるよ 」
「 ( すでになってます ) 」
口にタオルを添えていると、コーヒーをお洒落に飲む蘇枋くんの姿が目に入り見つめてしまう。...え、男子高校生で??上品すぎじゃん!!....
蘇枋 「 ...何かオレの顔についてる? 」
「 ごめん!!なんか見ちゃった... 」
桜 「 んだそれ 」
隣で桜くんは変な奴って顔しながら水を飲んでいる。これはこれで男子高校生っぽくて良いな。しかもよく容姿を観察すると、蘇枋くんは眼帯つけてピアスもしてカンフースタイルだし、桜くんな白黒の髪にオッドアイ。たしかに不良っぽいが町を守る英雄でかっこいいと思う。
「 いい飲みっぷりだね 」
桜 「 なに見てっ、、! さっきからなんだよ 」
今度は呆れたような顔をしている。分かりやすいなぁ。
「 ふふっなんでもない 」
桜 「 はあ?意味わかんねぇ 」
橘 「 今度は桜が水こぼしそうで吹きそう... 」
可愛いって思いながら、動揺している彼をそっと見守る。
目に映るのは白黒の髪とオッドアイ。本当に綺麗...。
触れそうになり手を無意識に伸ばしていたが、パシッと蘇枋くんが手を掴み阻止した。
「 ぇ、、っと、、蘇枋くん、? 」
ググッと籠る力が伝わって思わず唾を呑む。
蘇枋 「 〇〇ちゃん。桜君は照れ屋さんだから、それに敏感な反応をさせるようなコトはダメだよ 」
ハッと自我を戻し、椅子を回転し真っ正面に向かされた。おまけに耳元で囁いたので擽ったくて身を震わせる。
「 はぃ... ごめん桜くん 」
謝ると素っ気ない様子をして " 別に " と返事をした。
蘇枋 「 うんいい子だね 」
そう言って私の頭を撫でる彼は、目はなぜか笑っていないように感じて怒らせたら絶対怖いと実感してしまった。
あと桜くんの髪の毛触ってみたいし、目も近くで見つめたいと言う願望が湧いたのであった。きっとこんな事をしたら蘇枋くんから怒りを喰らうだろうけど...。
桜 「 はっ....なんだコイツらっ!? 」
橘 「 全く...いちゃついてる... 」