シュレーディンガーの無料ディナー
かつて、我々夫婦が某ホテルで挙式と披露宴をした際に、「無期限の無料ディナー」のご提案を頂きました。でも、すぐに子供が生まれて、ヤンチャ坊主×2の育児でそれどころではなくて。
なにより、当時小さかった彼らがおとなしく食べられるわけもないですし、個室ならともかく、ほかのお客様やスタッフにご迷惑をおかけするかもしれない……と気を遣ってたらこちらも落ち着かないからディナーどころではない……。かといえ、預けてまで夫婦で行きたいわけでもなくて、ふと気がついたら10年近く経過。無料チケットも見つからないし、いくら無期限とは言え、もうなんとなく言い出しにくいなあと。
もちろん、当該ホテルは老舗ホテルだし、お問い合わせをすれば、記録を調べてくださるだろうとは思うけども……もし万一お断りされたら残念な思いで上書きすることになるかもな、と思って、その後も10年ほど、お問い合わせは控えています。
そんなわけで、なんとなく、10年無事なら、いや、25年無事なら、と目標を順延し、(死ぬまで無料ディナーは食べられなかったけど、添い遂げられて良かったね)で終われたらいいかなーと思ってます。
もういっそこのまま「無料ディナーのご招待を受けている状態」を心にキープする方が、豊かに暮らせるかな?という。
権利を行使した時点で終わってしまいますしね。
ということで、老舗ホテルからの無料ディナーというシュレーディンガーの宴を、心のなかで密かに楽しんでいます。
夫がその件をどう思ってるかは聞いてないし、すっかり忘れてるかもだけど、それも含めて、シュレーディンガーの無料ディナーです(笑)


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