masarusama1968 会計著述家

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masarusama1968 会計著述家
@tkhs_masa
会計著述家。馬場派のプロレス者。北の湖,アラン・プロスト,山本浩二,ジミー・ペイジ,ブリ・ハマチ・鰯。 主要著書 『直接原価計算論発達史』(中央経済社,2008年) 『テキスト原価会計(第3版)』(中央経済社,2025年) 『管理会計の再構築』(中央経済社,2019年) 『直接原価計算論』(中央経済社,2024年)
日本 東京

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管理会計の研究者を志す若い人は,是非Beyer and Trawicki(1972)のProfitability Accounting を読んでほしい。管理会計が管理会計であることの意味の原点が詰まっていると思うし,現代的に見ても色あせないものがいろいろ入っている。
私は57歳で学会賞初受賞。学部の卒論から今に至るまで同じテーマをずっとやっているが,やり続けることが大事なんだなぁ,と。途中で放り出していたら受賞もなかったと思う。
たまたま読んだ『企業会計』4月号の会計士の方の連載に,拙著『管理会計の再構築』(2019)が引用されていた。実務家にいかにインパクトを与えるか,が実学としての会計学の肝だと思っている。
数年前のことだが,原価の部門別計算を教えていて行列の一次変換でやれば一発で計算できると説明したら,高校でやってませんといわれて浦島太郎の気分になったことがある。
この前大日方先生と話して気がついたが,私は本当の意味の「上がり」になってる。何も気にせず,好き勝手なことを考えて書き散らかして公表しまくってる。昇進とか評価とかもう気にしなくていいからだ。前も考えてなかったような気もするが。
「管理会計はプロレスだ」 統一論題の論者になる度に発言した。『會計』にも発言が残っている。投げもあり,パンチ・キックもあり,締め技もあり,なんなら凶器攻撃もあり。財務会計が空手なら管理会計はプロレスだ。私はプロレスの著述者だったのだ。
若い研究者にはこんなの古いよ、今は時代が違うよ、と言わず、古典的な本や論文を読んでほしい。いつか読んでおいてよかったと思える日が来る。トシをとってそう思うようになった。
8/2に講演頼まれた。横浜国大出身の職業会計人の集まりで。管理会計の話なんか、興味あるのかなぁ? タイトルを「放談・管理会計」とかにして言いたい放題しゃべろうかな。
若い人に読んで欲しい本 Solomons, Studies in Cost Analysis(1968) 論文集なんだけど,現代の管理会計理論を基礎となっているものが多く採録されている。Solomonsが書いた歴史の論文も読み応えがある。Shillinglawの帰属原価の論文は何回読んでもゾクゾクするわ。
学会でベテランの会計士の方と雑談して気がついたこと。知識の中途半端なアップデートは無知より怖い。おいおい,大丈夫かよ,と。我々は正確な定義に基づき正確な言葉でものを伝えていかないといけないな,と思った次第である。
直接原価計算の初の文献Harris(1936) の論文の全訳に解説を加えたものを<資料>として紀要に載せようかな。そしてそれをいろいろな人に配りたい。研究業績にはならなくても,世の中のためにはなると思う。
米国と日本の原価計算の教科書を比べると,圧倒的に日本の教科書の方が詳しい。等級別計算とか米国の本ではほとんど見ない。cost accountingという本,実態は管理会計の本だ。日本の本は微に入り細に入りだが,あんなに細かいことまでやる必要があるのだろうか。
駆け出しの頃岡本清先生に「本にするつもりで論文を書いていきなさい」といわれた。それを実践して論文書き続けて本を3冊書いた。今の状況では若い人にはこの考え方は薦められないのかなぁ,と思ったりする。
Harrisが直接原価計算にたどり着いた話をビジネススクールでしたときに,いつもなんかかんかいう受講者が「それってたいしたことじゃないですよね」といった。わかってないなぁ。いくら構造が簡単なものでも,最初に気がついた人はすごいんだよ。
(管理)会計の研究者を志す若い人に読んでほしい論文は, ベタベタだけどZimmerman(1979) "The Cost and Benefits of Cost Allocations"だ。内容もさることながら,テーマの立て方,議論の運び方の勉強になると思う。
大学3年生だった1989年4月。学部で一番若い先生のゼミに入りたいという謎の理由で尾畑ゼミを選択。まさかその選択の結果,現在の仕事に就くことになるとはじぇんじぇん想像もしていなかったなぁ。
管理会計(に限らないけど)の若い研究者の人たちに,それをやるかどうかは別として是非歴史研究の本や論文を読んでほしいと思う。どんなアプローチを採っていても,歴史から学ぶことは大きいと思う。
恩師が在外研究中の1年間,岡本清先生のご指導を受けた。死ぬかと思った。プロレスに例えると,入りたての練習生が毎回ルー・テーズのフェイスロックやバックドロップを受け続ける感じだった。あのときのことを思えば,学会でなんか言われても全然平気だ。
私は会計の異端者であるという前提で。 現行制度や会計基準がどうとかと言う話はおいといて。 経常的な計算こそ直接原価計算でやり,特殊原価調査として全部原価計算をやればいい,と思っている。価格設定は特殊原価調査じゃないかと思っている。 私は異神を崇める者なのかもしれない。
今回の科研費は自信がなかったがなんとか採択された。「人口減少社会でのキャパシティマネジメントに資するメゾ管理会計システムの研究」というテーマ。これで今の職場に来てから8勝2敗。科研費がないと何にもできないからなぁ。
直接原価計算の研究を始めたときも,キャパシティ・コストの研究を始めたときも,「そんなのやり尽くされているからやめたほうがいいよ」とある先生から言われたが,やってみたらなんとかなった。何かを始めるとき,人の言うことを鵜呑みにしてはいけない。
『企業会計』の特集(「原価計算基準は生きた化石か」「聞け!工場の声」)でそれぞれアタマの論文を書いて以来、基準のことを勉強している。その一端が拙著の中の「直接原価計算と原価計算基準」だ。この先、どう進めていこうか、思案中。
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私は「くだらない研究」を紀要にたくさん書いて,それをまとめて本にしてます。研究は本来自由でいろんなスタイルがあっていいはずなのに,みんなが1つの方向しか認めず,それ以外は排除する,というのは健全だとは思いません。
今書いている原価計算モデルの論文。いろんな人に話してもよくわからないといわれる。昨日はラスボス・師匠に説明したがよく分からないとのこと。ということは,これはイケる,ということだ。
論文の書き方メモ 紛れのない文章を書くためには適切な位置に読点を入れる必要がある。読点で大げさに区切って音読すると,読点の位置が適切かどうかわかる。私も未だにそれでチェックしている。
1960~70年代にアメリカで流行った原価計算の数理モデル研究,データの収集と処理能力が格段に進んだ現代なら実装できる規範モデルになるのではないか,と髭を剃りながら考えた。考えただけ。
ビジネススクールの授業は楽しい。ある院生の会社では、内部で直接原価計算やってて期末に固定調整やってるという。教科書通りの実務。教科書は役に立つんです。
若い頃,「そんなのやり尽くされてるから今更やってもダメだよ」と散々言われた直接原価計算とキャパシティ・コスト論。誰も手を出さなかったおかげで,今や私の大きな食い扶持だ。
直接原価計算はなんで直接原価計算という名前なのか? 初めて文献に著したHarris(1936)がdirect cost planという名前で呼んでいた。それがdirect costingという名前の由来。戦後,日本に初めてこれを紹介した山邊六郎先生が直接原価計算と訳出して定着したと思われる。
私は不器用でどんくさくて機転が利かなったので最初に取り組んだ直接原価計算の研究しかできなかったのだが、ずっと続けてるといつの間にか第一人者と呼ばれるようになった。まあ、人生そんなもんです。
7月に出した『直接原価計算論』でもう研究書は書けないかな,と考えていたが,最近50代のウチにもう一冊書こうかと思い始めた。もう他人の評価とか気にしなくていい立場なので,好きなように書きたい。今までだって好きなようにやってきたじゃないか,というツッコミはなしね。
脱稿。今更そんなの書いてどうする?というもの。まあ昔から私はこんなスタイル。最近,開き直ってそれに拍車がかかってきた。だって,誰も1920年代の総原価計算法なんて関心無いよなぁ。ウフフフフ。
社会科学系の教員が院生を持つメリット *たいてい自分と違うテーマをやるので芸風が拡がる。(院生がやってこなかったら見向きもしなかったであろうテーマは結構ある) *強制的に本や資料の読書の幅と量が増える。(院生が取り上げなかったら読まなかったであろう資料などは案外ある)
院生の指導をしていると強制的に読書の幅が拡がる。それは自分の研究にフィードバックされる。逆にいうと院生持ってないと読書の幅は狭くなる。で,読書の幅が狭いとちゃんと院生の指導ができない。スパイラルの周りが正になるか負になるか。両方を最近見た。
いろんなところから,『テキスト原価会計』と同じようなタッチで管理会計のテキストを書いてくれとずーっと言われ続けている。管理会計の教科書って難しい。まず,昔のアメリカンプロレス(馬場さん存命中の全日でも可)が理解できていないと。
【直接原価計算誕生秘話】 きっかけは,Harrisの会社の社長が会計のことがよく分からないヒトだった,ということ。売上が上がれば利益も上がり,売上が下がれば利益も下がる損益計算書を作ってくれ,という社長の要望が発端。