共通テスト不正防止、大学に徹底求める 文科省、スマホ使用など受け
17~18日に実施された大学入学共通テストでスマホを使った不正行為があったことなどを受け、文部科学省は入試における不正防止の徹底を求める臨時の通知を、各大学や大学入試センターに対して出した。
大学入学共通テストでは、7人の不正行為が確認されている。うち1人の受験生は、数学の時間にスマホを使用しており、「問題を撮影し、ネットで知り合った後輩に試験終了後に送信した」と話しているという。試験問題を含めて撮影したとみられる写真が200枚ほど見つかっている。
このほか、石川県内の2023年の大学院の入試で別人が受験者になりすまし、オンライン面接を受験した疑いがある事案も報道されている。
共通テストで試験中に問題の流出があった22年以降、文科省は12月に受験生ら向けに、カンニングなどの不正に関わらないことを呼びかける通知を出している。今回は、スマホを使った事案が複数確認されたことや、警察が介入する事案もあったことなどをふまえ、試験を監督する側に対して改めて通知を出したという。
通知は19日付。スマホなどの通信機器については、試験開始前に電源を切らせ、かばんに入れることを説明すること、試験室内の巡視の際は、受験者の手の位置や目線などに注意することなどを求めた。また面接試験時に、本人確認で疑わしい点がある場合は、身分証の提示を求めるなどの追加の対応をするよう呼びかけている。
松本洋平文科相は、20日の閣議後会見で「不正行為の対応も様々で、今後もさらなる注意と対応が必要と考えており、厳正に対応をしていく」と話した。
24~25日には共通テストの追試験が予定されている。