小学生が遊んでいるTCGのグラフ(カンンジモンスターズ公式)について公式に確認しました。
1月14日に、「カンジモンスターズ」を制作しているtanQ株式会社広報様から僕へダイレクトメッセージが届きました。
内容は、小学生が遊んでいるTCGに関する調査記事を紹介してもらえないか?というものでした。
提案にあった通り、僕がいつも話題にしている内容と親和性の高いものでしたので、みなさんと共有したいと考え、Xにて紹介いたしました。
とは言え、この最初のツイートにもある通り、僕個人としてはグラフに違和感があったのですが、回答者400人の調査という事で一定の情報価値はあると考え、共有しました。
(統計学上、400人調査はビジネス調査の標準とされています)
まず最初に僕の立場を明確にします。
僕はこのデータには一定の価値があると考えていますが、同時に若干の違和感も持っています。これはおそらく、多くのTCGユーザーが感じる感覚と同質のものだと思います。
事実、X上では、このデータに対する様々な意見が飛び交うこととなりました。
それを見て僕は、改めてtanQ株式会社広報様に、このデータに対する様々な疑問を確認させて頂きました。
tanQ株式会社広報様は快く応じてくださいましたので、私の質問と公式様の回答を取りまとめ、みなさんと共有します。
以下、僕からの質問と、それに対する公式様の回答です。
質問1・小学生に限ったアンケートであれば、少なくともデュエル・マスターズは、遊戯王より上ではないか?
例え親が、「ラッシュデュエル」を「遊戯王OCG」と誤認していたとしても、それらを足してもデュエマほどではないのでは?というのが、SNS上での大まかな見方です。私の説としては、テレビゲームの本体を全て「ファミコン」「ピロピコ」と表していた親のように、それっぽいTCGを雑駁に「遊戯王」と認識していた親が一定数居たのではないか?と考えています。
公式からの回答⇒
念の為、集計も再度確認致しましたが、誤りはございませんでした。数値にも、もちろん変更は加えておりません。設問も、先刻ご提供させていただきました通りのものとなっております。念の為、こちらにも再度記載致します。
《Q1 : 以前のスクリーニングで、「小学生」のお子さんがおり、「2人で対戦するタイプのカードゲーム」で遊んでいると回答された方に質問です。「小学生」のお子さんが遊んでいるカードゲームを、以下の選択肢より全て選んでください》
その上でですが、保護者の方の認識が実態とずれていることははありえると思います。データをまとめている中立な立場上、これ以上解釈してしまうといけませんので、「数値に変更は加えていない」ことはお約束致します。
質問2・ゼクスやシャドウバースを小学生がプレイしているというイメージが、どうしても納得できない方が多いようです。
率直に言って私もそうです。
特にゼクスは、クオリティの高い美少女イラストが多用されており、高学年であっても小学生には忌避感の強いコンテンツであると思われます。
デュエルスペースで20年小学生を見続けてきましたが、小学生は、美少女カードを持っているだけで、周囲の目を気にします。
回答者が親であれば、一般の親は「ゼクス」そのものを知らないはずなので、「マニアックなTCGプレイヤーである親」が子供にあたえた可能性はありますが、本来なら親から見て、小学生に与えるのに適切なコンテンツなのか疑問が生じています。
公式回答⇒
調査には上記の通り、集計ミス等はございませんでしたので、家庭内では遊ぶ方がいるのか、はたまたアンケートに適当に答えたのか、理由については言及する立場にはございませんが、お渡しさせていただきました集計データの通り発表させていただきました。
尚、調査の目的が、「家庭内でのカードゲームでの関わり方」なために、記載させていただきました通り、調査サービスFreeasyにて、以下の条件でほぼ機械的にスクリーニングしております。
対象カード
- 2人で遊ぶことを基本としている
- プレイヤーが自分でデッキを作成できる
- 提供開始から3年以上が経過している
- 対象年齢に小学生(6歳〜)を含んでいる
ゼクスは基本的な対象年齢6歳以上と表記を確認したため、選択肢に半ば機械的に含めております。回答につきましては、匿名(属性のみが弊社には認識できる状態)ですので、そのような回答自体は困難ではないかと推測致します。だからといって実態を正しく反映しているとは限りませんが、お答えできますことは、お伝えしました質問項目・条件《Q1 : 以前のスクリーニングで、「小学生」のお子さんがおり、「2人で対戦するタイプのカードゲーム」で遊んでいると回答された方に質問です。「小学生」のお子さんが遊んでいるカードゲームを、以下の選択肢より全て選んでください》におきまして、お伝えしましたような結果が得られた。ということのみでございます。
質問3・TCGに親しみ、実際に大会などで小学生プレイヤーを目撃しているユーザーの感覚を率直にグラフに反映すると、
ポケカはもう少し上
ワンピとデュエマはそのまま
遊戯王はデュエマの半分ぐらい
ムシジンキはそのまま
それ以外のTCGは全て現状のグラフの半分以下
これが自然に感じるグラフだと思われます。実際に今回のグラフは、「なるほどなぁ」ではなく、違和感によって話題になっているので、こうした感覚は間違っていないと思われます。
これについてご意見いだたければ幸いです。
公式回答⇒
こちらに関しては、調査をまとめました中立な立場としては、感想を申し上げる立場にはないと考えております。お渡ししたPDFの通りの質問項目・条件《Q1 : 以前のスクリーニングで、「小学生」のお子さんがおり、「2人で対戦するタイプのカードゲーム」で遊んでいると回答された方に質問です。「小学生」のお子さんが遊んでいるカードゲームを、以下の選択肢より全て選んでください》にて調査を行い、そのような回答を得たとの結果を発表致しました。上述の通り、念の為、集計も再度確認致しましたが、誤りはございませんでした。数値にも、もちろん変更は加えておりません。
最後になりましたが、本調査を話題にしていただきまして、誠にありがとうございます。
どうしても、データをまとめる中立な立場上の回答となってしまいますことをご理解いただけますと幸いでございます。
まとめ
質問と回答は以上となります。
アンケートの回答欄に書かれたTCGは、
「サービス開始から3年以上」
「対象年齢に小学生(6歳〜)を含んでいる」
となっていたようです。
ゼクスが6歳以上なのは正直言って驚きですが、逆に、MTGが回答になかったのはこれが理由のようです。(対象年齢13歳以上のため)
アンケート用紙に書かれていた中から、タイトルをよく理解せずに回答した親がいた可能性は否定できません。
また、カンジモンスターがベスト10に入っている理由について、これは僕個人の仮説ですが、このデータは汎用的なインターネット調査サービスを利用しての調査らしいので、関東の1都3県に限った調査であり、全国平均よりは多様なTCGが小学生の間で流行りやすい環境である、という仮説はありえるかもしれません。そう考えると、特別におかしな調査とは言えないと思われます。
つまり、このデータそのものに不正を疑う要素は特に無いではないかと考えます。
もちろん、違和感は違和感として感じたままで良いと思いますし、僕の違和感もまさに、質問に書いた通りです。
ただ、カードゲーム業界では、こういったデータがでてくること自体が稀です。本当に貴重です。
そういった事情からも、今後もこういったデータは歓迎の方向で受け入れたいものだと考えました。(もちろん、精査はすべきです)
最後になりますがtanQ株式会社広報様、今回は質問に真摯にお答えいただき、誠にありがとうございました。
カンジモンスターズの成功と継続を応援させていただきます。
↑ ぶっちゃけ知らなかったんですが、率直に言って面白そう。


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