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―先生side―
私は基本的に戦闘に関してユキトに他の生徒にするような細かい指示はしない
いや、正確には出来ないが正しい
ユキトは自他共に認めるキヴォトス最強、そのスピードは一般人の私では目で追う事すら不可能だ
私が指示を1つ出す間にユキトはすでに5つと行動している
それ故に私はユキトに対して大雑把な指示はしても細かい動きに関しては彼本人に全てを任せている
そして今現在、私は前方で行われている戦闘に対して何も出来ず突っ立っている事しか出来ていなかった


「よッ!」
パワードスーツを装着したトキに対してユキトはナイフを振るうがそれを難なく避けられる
「・・・・・・っ!」
トキは避けた体勢のままユキトに向かって銃口を向けるがユキトは既にその場から消えていた
「オラアッ!」
そこにネルとホシノがトキを挟み込む位置で銃を撃とうとするが・・・・・・・・
「「ッ!?」」
トキは既に二人に銃口を向けており二人が攻撃する前に攻撃を放つ
ネルは横に転がりながらそれを避け、ホシノは顔を庇うように腕を交差させてその攻撃を受けきった
「・・・・・・うへぇ」
「・・・・・成程、出鱈目な硬さですね」
目に見えない程の圧倒的なスピードで動き回りながら攻撃をするユキトとそんなユキトの攻撃を難なく避けつつ反撃しているトキ
そしてそんな異次元とも言える戦闘を行っている二人に持前の戦闘センスと経験をフルに活用して着いて行っているネルとホシノ
私とゲーム開発部、そしてネルを除いたC&Cの3人はその戦闘を見ている事しか出来なかった
“あの三人でも攻めきれないなんて・・・・・・・・・”
「お、お姉ちゃん・・・・・・」
「無理無理無理!戦闘に参加する所かこれ以上近づいたら巻き添えでミンチだよ、ミンチ!」
「そうですねぇ、流石の私達でもアレに加わるのは・・・・・・」
「自殺行為、だな」
ドォンッ!!
ユキトがトキのパワードスーツに手刀をぶつける・・・・・・・・が
「ッ!?硬ッ!」
あまりの強度に一瞬動きが止まったユキトにトキは片腕の銃口を向けた
「やべ」
「オラァッ!!」
「クッ!?」
しかし攻撃が放たれる前にネルがその腕を蹴り上げる事で阻止する
「油断してんじゃねえよボケっ!」
「うへぇ、バッチリ対策されてるねぇ」
「いやぁ助かったぜ・・・・・・まさかあれで壊れないとは思わなかった…おじさん結構力入れたんだけどな…」
「ネルとの戦闘記録で今の貴方の力はだいたい分かったわ。苦労はしたけどこれであなたの攻撃はトキに通じない」
「(一部とは言え…力見せたのは失敗だったかな…)」
俺がそう考えていると
『待って、おかしい。このデータ量は・・・・・ありえない・・・・・・!要塞都市エリドゥ全域の電力と演算機能が全てあの機体に集中している・・・・・・!?』
『そう・・・・・・そして最新鋭の演算機能で強化されたその性能は未来を予知し確定する事さえ可能とするわ』
“未来を・・・・・予知・・・・・・!?”
「な、何それ!そんなのラスボスが持ってる能力じゃん!?」
「それってただのチートじゃないですか!」
「うへぇ、だからユキト君の動きにも対応出来てる訳ね」
『人工霧を出すリソースもアレに回してるわけか』
『不味い。もう戦略とか戦術を話すような段階じゃない・・・・・・!』
「未来予知・・・・・・・未来予知、ねぇ」
ユキトは静かに…笑った
“ユキト・・・・・・・?”
「何を・・・・・・?」
「未来予知、それに加えてまだ見せていない武装もまだありそうだな…アハハハ…楽しませてくれるじゃねぇかリオ…さて…どう攻略するか」
『…忘れていたわ…ユキト…あなたが生粋の戦闘狂いだったことを』
「おいおい…ひでぇこというなよリオ…未来予知なんて…ワクワクしないほうがおかしい…!」 
ユキトの言葉にホシノとネルが構える
「未来予知の攻略は簡単だ 予知する前に叩き潰す!」
そう言った瞬間にユキトの姿が消えてホシノとネルが駆け出す
「_____ッ!?まだ加速しますか!」
トキは左腕の武装で向かって来るホシノとネルを攻撃、ネルは射線から逃れる様に横へ飛びホシノは撃たれるのもお構いなしに真っ直ぐトキへ走る
ガァンッ!!
「クッ!?」
「アハハハ!硬いなぁトキ」
ユキトの攻撃はトキに届きかけた所で腕部分の武装に阻まれる
その隙にネルがトキに向かって攻撃、しかしこれは銃弾を銃弾で撃ち落したらしくトキにその攻撃は届かなかった
「…(未来予知っていうなら俺を撃って止めればいい。だがアイツはそれをしてこない)」
「(ユキト様に注意を向ければ残りお二人の対応に遅れが出る・・・・・)」
「(恐らく今は私達の対応に手一杯でそちらまで手が回っていないのでしょうけど・・・・・・)」
「(かといってネル先輩とホシノさんに注意を向ければユキト様に対応出来なくなる)」
「(だがこうしている間もリオが対抗策を組んでる筈だ、つまり・・・・・・・)」
「(でも演算が進んで段々と3人同時に相手する負担も軽くなって来た・・・・・ならば)」
(((此方の動きに対応される前に速攻でケリをつける!)))
「「「【神秘解放】」」」
「(演算が完了するまで耐えて見せる!)」

“トキが段々と優勢になり始めてる・・・・・・・!”
初めは神秘解放をした3人を相手に苦戦しつつもなんとかやっている雰囲気だったトキだったが、段々と対応に余裕が出ているように見える
『恐らくアビ・エシュフの機体性能がユキトさんに対応しつつあるんだ。演算が完了してしまったらあの人は的になる!』
“くっ・・・・・”
「・・・・・・・先生」
“・・・・・どうしたの?アカネ”
「・・・・・・ゲーム開発部の子達も準備を。万が一にでもあの3人が負けたなら私達が時間を稼ぎますので行ってください」
“_____ッ!?それはっ!”
「先生の矜持に反するだろうけど行ってくれ。今重要なのはトキに勝つことじゃ無い、先生達があのタワーに行ってアリスを助ける事だ」
「そうそう!それに私達だってただでやられるつもりなんてないから!」
「そんな・・・・・・・!」
“・・・・・・・・・・”
考えろ。どうしたらいい・・・・・・・どうすればトキに勝てる?
彼女達を囮にしてタワーへ行く?そんなの考えるまでもなく却下だ
だけどもこうして考えている間にもアビ・エシュフの演算は進んで行きユキト達が不利になる・・・・・・・・
『先生、降伏してちょうだい』
“リオ・・・・・・・”
『武装を通じて確定した結果・・・・・・データで算出された未来は誰も覆す事など出来ない。シャーレの先生・・・・・・貴方なら分かっている筈よ、このままではあの3人は負ける・・・・・・・いえ』
トキが誰も居ない方向に銃を向けて撃つ
「何を・・・・・・?_____ッ!?」
「グッ!?」
『もう既にユキトに対しての演算は完了したわ』
トキが撃った場所を見ると神秘で強化されているはずのユキトが足を撃たれて動きが止まっていた
「終わりです・・・・・・・!」
「ユキト君・・・・・・ッ!!」
トキがユキトに向かって撃つがホシノが射線上に飛び出しその攻撃を代わりに受けた
しかしサイズ差的に全ての銃弾を受ける事は出来ず、ユキト腕や足などの端の部分に被弾していた
「ユキト君、怪我は!?」
「気にすんな…この程度ならすぐ治る」
「オメェらどっちもイカレてんな・・・・・・・」
「それには同意します・・・・・・・」
「これで最大の障害は消えたわ、ネルも小鳥遊ホシノも強敵だけどユキトに対しての演算を完了した今のトキなら問題無く対処出来る。もう一度言うわね、降伏してちょうだい先生」
“・・・・・・・・”
『僅かな勝機というものを何処かに見出そうとしているのであればそんな物は無意味で非合理極まりない行動よ。もしそんな些細な錯覚を理由にこれ以上の戦闘を生徒にさせるのであれば・・・・・・心底、失望するわ』
“それは・・・・・・・”
「あ゛ーもう、ごちゃごちゃうるせぇなぁリオ!!」
声のした方を見ると立ち上がったユキトがいた
「先生に失望とかはどうでも良いんだが俺らは俺らの意思で来てんだよ。だから仮に先生が諦めた所で止まらねぇよ」
『・・・・・・・それは連邦生徒会の立場を自ら捨てる行為よユキト』
「それじゃあこの件は俺個人の独断って事で片付けといてくれ」
「なんでテメェだけの手柄にしようとしてんだオイ」
「うへぇ・・・・・・・ユキト君後で説教するから」
『・・・・・愚かね』
「愚かで結構。それに、だ」
そう言ってユキトはリオのホログラムに指を指す
「俺がいつお前やトキに全力を出しきったっなんて言った?」
「…」
『…まさかまだ力を隠しているの』
「あたり前だろ?…俺は3つの力を持ってる…今使ってるのはそのうちの一つに過ぎない…まぁ安心しろよこの戦いで他の力を使うつもりはない」
『私達をナメているの…ユキト』
「ちげぇよ…他の力は制御が難しくてな…うっかりトキを殺しちまいそうだから使わないだけだ」
『!』
「さっきも言ったが俺は別にお前やトキと戦いたい訳じゃない…ましてや殺すなんて死んでも御免被る」
『…ユキト…あなたはまだ…』
「だから…完璧に制御できる力で…俺の本気ってやつを見せてやる」
ユキトがそう言うと彼の神秘が彼を中心に渦を巻き始める
「ホシノ、ネル…ちょっと下がっててくれ…」
その勢いは増していき
「先生…わりぃけどアリスのこと頼むわ」
彼の神秘が爆発的に増大する
「…俺の知り合いは言った…俺は"王"である…と…だから俺はこれにこう名付けた」



【大いなる神秘の王】…と


ユキトがそう言った瞬間
彼の神秘が天を昇り…そして空を割った
『!?』
「なに…これ…」
「おいおい…嘘だろ!…空が割れた」
「それだけじゃないです!ユキトさんの身体が!」
全員がユキトを見る
彼の姿が変わっていた
髪は白髪がさらに白くなり瞳もさらに澄んだ色に変わって純白よりもさらに白くそして神々しい神秘を身に纏っていたそして何よりも彼の頭上にあるヘイローが王冠のように変わり
「…これが俺の…神秘の極致…【神秘最大解放】だ…」
私達の目には…ユキトが一人の王のように見えた

 

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