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Grove1 L1 世界中の人々とのコミュニケーション


Part 1

「こんにちは、お会いできてうれしいです。」
「やあ、会えてうれしいよ」
「おはよう、ごきげんいかが?」
「変わりない?」
「調子はどう?」
あなたは毎日、人と挨拶を交わしますね。
あいさつは良いコミュニケーションへの第一歩です。

あいさつだけでなく、
「ありがとう」「お願いします」「すみません」などの
日常的なフレーズもまた欠かせません。
それらは私たちのコミュニケーションの助けになります。

すべての言語には独自の日常的なフレーズがあります。
では、あるフレーズを正確に別の言語に翻訳できるでしょうか?
一般的な日本語のフレーズである、「すみません」について
見てみましょう。


Part 2

私たちは日本語で謝罪するとき、「すみません」とよく言います。
英語で謝罪するとき、あなたは何と言いますか?
たぶんあなたは「アイムソーリー」と言うでしょう。
しかし「すみません」はいつも
「アイムソーリー」という意味になるでしょうか?

想像してみましょう。
あなたは人混みの中を歩かなければなりません。
「私を通らせてください!」
もしくは、あなたの叔母さんがあなたに腕時計をくれます。
「この高価な腕時計を私のために買ったのですか?」

どちらの状況でも「すみません」を使用できますが、
「アイムソーリー」は使用できません。
あなたは最初の状況では「エクスキューズミー(失礼します)」と言い、
2番目の状況では「サンキュー(ありがとう)」と言うでしょう。
「すみません」と「アイムソーリー」は必ずしも同じではありません。


Part 3

外国の人とのコミュニケーションは楽しいです。
最初に一般的な挨拶と日常的なフレーズを使ってください、
そうすれば良好なコミュニケーションが始められるでしょう。
しかし、ある一つのことを心に留めてください。
単語を単語に翻訳すること(直訳)は
必ずしもうまくゆくとは限りません。

今ではモバイル翻訳が利用できます。
便利ですが、それらは状況を理解し、
常に正しい言葉を選べるでしょうか?
多分できていません。
でも私たちはそれが理解できます。

それぞれの単語やフレーズは独自の文化の中で成長し、
その使用法は状況を反映しています。
世界中の人々とコミュニケーションをとるときは、
そのことを忘れないでください。

Grove1 L2 ペットと人間: 時代を超えて共に


Part1

日本ではペットとして猫と犬が一般的です。
最近の統計によると、1860万匹のペットの犬猫がいます。
日本の家庭のおよそ5軒に1軒が、猫か犬を飼っています。
今日、多くの人が室内でペットを飼っているので、
猫や小型犬が人気です。

ペットの飼育は時代とともに変化します。
インターネットの普及は、この変化の理由のひとつです。
人々はインターネット上で
珍しいペットの動物を簡単に見つけることができます。
近頃では、ペット愛好家は
サル、イグアナ、カメなどの動物を飼いたがっています。
日本はエキゾチックアニマル(あまり一般的でないペット)の
主要な輸入国です。


Part2

人間は14000年以上前に犬を飼い始めました。
犬は、狩り、見張り番、仲間としての交流のための
良いパートナーでした。
一方、猫はかなり新しいです。
それらは約4000年前にペットとして登場しました。

昭和初期まで、ほとんどの日本の飼い主は
ペットを外で飼っていました。
犬は外で番犬の役割を果たし、
猫はネズミを捕まえました。

年が経つにつれ、私たちはペットを
家族の一員と考えるようになりました。
最近では、愛するペットの写真や動画が
ソーシャルメディアにたくさん投稿されています。


Part3

ペットは私たちの心や魂を癒すこともできます。
これはペットを飼う主な理由の1つです。
ペットを飼えない人は、アニマルカフェに行って、
好きな動物と触れ合うことができます。

一部の病院や老人ホームでは、
犬がセラピードッグとして働いています。
犬たちはストレスや不安から患者を解放します。
(=患者のストレスや不安をやわらげて楽にします。)
彼らセラピードッグもまた、
人間である患者を元気づけてくれます。

時代が変わるにつれて、ペットの役割も変わります。
ロボット犬をペットとして飼う人もいれば、
AIを使ってペットとコミュニケーションをとる人もいるかもしれません。
今後、人間とペットの関係はどう変わっていくでしょうか?

Grove1 L3 結び - ひもと結び目

Part 1

日本のアニメ映画「君の名は。(Your Name.)」
を知っていますか?
主人公の男女はそれぞれ組み紐を身に着けています。
このキーアイテムは、
物語の基本的なテーマである「結び}を表しています。
この日本語の単語は、
時間と空間を超えた人々のつながりを意味しています。

この映画のおかげで、日本だけでなく
世界中の若者が組紐の美術作品に
興味を持つようになりました。
今では自分で組紐を作っている人もいます。

組み紐という手工芸品には長い歴史があります。
結ぶという伝統はどのように発展したのでしょうか?
「結び」はどのようにして
人と人とのつながりを表現し始めたのでしょうか?


Part 2

古代、人間は結ぶ技術を発明しました。
彼らはそれらを狩猟、釣り、
そして家を建てるのに使いました。
これらの実用的な技術は、
彼らの生活を安楽で効率的にしました。
靴ひも、荷物、古新聞などを結ぶとき、
私たちは今でもこれらの技術を使用しています。

これらの実用的なひも結びの技術のなかには、
専門的な技術に発展したものもあります。
救命救急、消防、登山における技術がその例です。

さらに、日本には別の傾向がありました。
人々は結び方を通して感謝と敬意を表そうとしました。
時が経つにつれ、様々な結び方は、実際的な使いみちに加えて、
特別な意味、願い、また気持ちを伝えるようになりました。


Part 3

お寺や神社に行くと、ラッキーチャーム、
つまり御守りがもらえるかもしれません。
御守りにはそれぞれ結び目があります。
この結び目の結び方には、
「願いが叶う」という特別な意味があります。
それは私たちの願いを伝えます。

右下の写真を見てください。
2種類の異なる水引を示しています。
この異なる結び方は、「一生一度」の願いと
「何度でも」の願いという正反対の意味を表しています。

結び方や結び目は、私たちの内なる気持ち、希望、夢を
間違いなく表現しています。
結びの精神は今なお健在です。

Grove1 L4 キノコの力

Part 1

日本は森林の国です。
それは日本の陸地の約66パーセントを占めています。
世界全体の平均は31パーセントです。
日本は、フィンランドやスウェーデンと並んで、
長年にわたり森林地帯の割合が高い先進国のトップ3に入っています。

多湿な気候、多様な自然環境、
そして数千の島々による地理的な孤立により、
日本は生物多様性に富んでいます。
多くの種は日本独自のものであり、
そのなかには森林をすみかとするものがあります。
(=森林がその一部に住処を提供している)

森の中の動植物はすべて密接な関係にあります。
この森林生態系では、多くの種類のキノコ、
つまり菌類が大きな役割を果たしています。


Part 2

日本では5,000種以上のきのこが生息しています。
そのうち、約2,000種に名前があり、約200種が食用です。
森林の動物たちもまた、好んでキノコを食べます。
なかには食料源として完全にそれらに依存しているものもいます。

私たちは毎日の食事でキノコを食べるのを楽しんでいます。
椎茸の栽培は17世紀に始まりました。
それ以前、人々は数千年にわたってキノコを食べていました。

実際、キノコはいわゆるスーパーフードの1つです。
それらはビタミンやミネラルが豊富で、低カロリーです。
また、多くの繊維質といくつかのタンパク質を含んでいます。
キノコは私たちを強靭で健康に保ちます。
 

Part 3

キノコには森の中で他にも重要な役割を果たします。
それらの多くは林床(森林内の地表面)で育ちます。
これらのタイプのキノコは、
生きている木に水と栄養を供給します。

他のタイプのキノコは枯れ木で育ちます。
それらは分解者として機能します。
それらは死んだ植物を分解し、
それらを有機物と栄養素に変換します。
その結果キノコは森林の廃棄物を浄化し、
その栄養素が環境中に戻って再生利用されます。

言い換えれば、キノコは生きている木を助け、また、
新しい木が成長し始める前に枯れ木を豊かな土壌に変えもします。
このサイクル(循環)は、
キノコが森林の保全に不可欠であることを示しています。

Grove1 L5 ブレイルノイエ:点を線でつなぐ

Part 1

視覚障害のある人が読み書きするときは、
特殊な形式の言語である点字を使用します。
点字では、隆起した点が文字や数字を表します。
今日、点字は駅、病院、市庁舎などの
多くの公共の場所で使用されています。

ある日、日本の革新的なデザイナーの
高橋鴻介が点字を見たとき、
ある疑問が心に浮かびました。
「なぜ私は点字が読めないのだろう?」

それから高橋は自分自身につぶやきました、
「みんなが点字を読めたら面白いに違いない。
 しかしどのようにして?
 もしかしたら点字を何か新しいものに
 変えられるかもしれない。」と。
彼は視力のある人とない人の両方のために
新しいタイプの文字を作り始めました。


Part 2

点字は19世紀初頭にフランスで発明されました。
それはルイ・ブライユにちなんで名付けられました。
ルイは子供の頃に視力を失いました。
彼はパリの新しい学校に転校し、
そこで視覚障害を持つ人々のための
特別な文字を学びました。

しかし、それらの文字は非常に複雑でした。
しばらくして、ルイはそれらを単純化することに成功しました。
すぐさま彼の簡略化された文字は、
他の多くの盲学校(視覚障害のある子供たちの学校)
に紹介されました。

1890年、点字の日本語版が制定されました。
今日、点字は世界中で使用されています。
それは、視覚障害のある数百万もの人々に
可能性の扉を開きました。


Part 3

ルイ・ブライユのように、
高橋はもうひとつの約束の扉を開きました。
彼は点字の点を、その間に線を引いてつなぎました。
ついに、高橋は新たな文字のセットを
(苦労して)作り出しました。
彼はそれを「ブレイルノイエ」と名付けました。
 
「私がこれらの文字をデザインしたとき、
 それが他の人によって使われるとは思わなかった。
 一部の年賀状だけに使うつもりだった」
と彼は言いました。

しかし、ソーシャルメディアを通じて自分の文字を紹介した後に、
日本の内外から高橋に意外な反応が返ってきました。
ある人は、
「私は新しい文字が好きで、
 今はオリジナルの点字にも興味があります」と言いました。
また別の人は、
「息子の教科書を点字で読めたら嬉しいです」と言いました。


Part 4

高橋はまた彼の新しい文字を彼の同僚たちと共有しました。
彼らは、あるイベントで視覚障害を持つ人々のために
彼の文字を使うことに決めました。
彼はブレイルノイエでデザインしたロゴを進呈しました。 

イベント中、視力のある人とない人の2人が
ロゴに触れ、そして見ていました。
「彼らは二人とも、ロゴを理解していました。
 彼らには、ともに話し合う事がありました。
  私は本当に感動しました」と高橋さん。 

高橋は現在、ブレイルノイエで書かれた
新しいタイプの絵本を作っています。
目の見えない子供も目の見える子供も、
一緒に読むことができます。
ブレイルノイエは、
誰にとっても新しいコミュニケーションの世界を創るための貴重な手段となるでしょう。

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