「…これ新手のいじめでは?」
俺は今…正座している
そして膝には重石とその上に乗っているホシノの姿があった
Q,大切な友達から石抱の拷問を受けている時の心境を述べよ
A,頭真っ白で心境もクソも無い
いや自分が悪いのは分かってるけどね!
「うへ~、誰が喋っていいって言ったかな〜?ノノミちゃん、シロコちゃん重石1枚ずつ追加ね〜」
「了解で〜す!」
「ん。」
「理不尽!?」
「セリカちゃん重石もう一個追加」
「…了解」
「(いや何も言えんやん!)…あの…ホシノさん」
「ん?」
「(重石が)重い・・・・・・」
カチャッ
「ユイゴンソレダケ?マッサツOK?」
「スンマセンしたーーー!!重石が!重石が重いって言おうとしたんす!けして!けっっっっっしてホシノ大明神様が重いとは思ってないっす!!」
言い方をミスったせいで速攻でホシノが俺の頭をティロ・フィナーレするところだったので割とガチで謝った
「全く・・・・・それじゃぁ今からユキト君の尋問を始めるよ」
「what?」(◉⌓◉)?
一瞬自分の耳が可笑しくなったのかと思った
(尋問?尋問って言った!?ガチガチの拷問道具出しといて尋問とか言ったぞこの万年低身長チートド貧乳チビ!)
イラッ
「ノノミちゃん、シロコちゃん、セリカちゃん、アヤネちゃん重石2個ずつ追加」
「「「「了解」」」」
「何で!?」
(声出てたか俺!?)
「…なんか一瞬無性にイラッとした」
(…女の感って怖い)
「うぅチクショウ!?弁護士を呼んでくれ!」
「うへ~、何言ってるの・・・・・・今は私が法だよ?」
「what!?」(◎o◎)
驚いてホシノの方を見ると目がガチだった
何だったらハイライトがオフになっててやばめのヤンデレのような感じがあった
(…めっちゃキレてる)
“…えっと…取り敢えず私から”
「せ、先生…」
“ねぇユキト…【崇高】ってなに”
その瞬間ユキトの顔から一切の表情が消え失せ
スッと先生から顔を逸らした
ググッゴキッ
「ん、顔を逸らしちゃ駄目」
だがシロコに頭を掴まれて無理やり先生の方へ顔を向けられた
てか今ゴキッてなったんだけど!?首痛った
「うぐぐ…そ…それに関しては話したくないっす」
“…ホシノ”
「はーい」
ズドンッ!
「ぐッ!?」
先生の合図でいつの間にか降りていたホシノが重石を追加で積んでその上に乗った
"あの時全部は聞き取れなかったけど…確かにあの時ユキトは【崇高解放】…そしてそのあと【再誕】って言っていたそして呟いた直後…まるで何事もなかったかのようにユキトの傷は消えていた"
「ちょっと待って…先生今なんて言ったの?」
"え?だから【崇高解放】と【再誕】って"
「…無駄だよ先生…その単語は生徒には聞き取れないんだ」
"どういうことだい?"
「俺からこの力について話せることは少ない…だから例え話だけ話しておくよ…
目の前の事物そのものは理解不能である。
理解不能なものは恐怖である。
理解不能なものにラベルを貼ることで神秘になる。
ラベルに名前を書くことで生徒になる。
名前があり、ラベルの裏側も見えている=それすなわち崇高である」
「どういうこと?」
"…ユキトは…何を言っているの"
「さぁ言ったでしょう?俺もこれに関してはよくは知らないって」
ユキトは笑いながらそう答える
「…皆…ごめん…少しユキト君と二人きりにさせてくれないかな」
ホシノがそう言う
皆は部屋を出ていく
ホシノは顔を俯けながら俺の膝に乗っている重石を全てどける
「…」
「…」
俺とホシノの間で沈黙が続く
先に口を開いたのは…ホシノだった
「本当のこと言ってくださいよ…ユキト君」
「…」
「本当は…その力のこと…全部知ってるんでしょう?」
「…」
「無言は肯定ですよ…」
「…言えない」
「……そう…ですか…」
「ホシノ…「いなくなったり…しないですよね…?」…!」
「2年前みたいに…突然…いなくなったり…しないですよね」
ホシノは顔をあげる…ホシノは…泣いていた
(…あぁ…俺って奴は本当に…何で守りたいと思ってる奴ばかり…泣かせちまうだろうな)
後悔が…自分自身への怒りが失望が……俺の心を浸食する
俺はホシノに言う
「いなくなんてならねぇよ…まだアビドスの問題だって全然片付いてないし「そのあともです!!」ッ」
「問題が片付いたあとも!私達と一緒にここに居てくださいよ!」
「…無理だ」
「何でですか…何で…一緒に居てくれないんですか」
「…少し落ち着けホシノ」
「嘘…だったんですか…?」
「…え?」
「私達に…最高の…卒業をプレゼント…してくれるっていうのは…嘘だったんですか…?」
「何…を」
「だから…いなくなるんですか嘘だから私達の側か「ホシノッ」っ」
初めてかもしれない…誰かに本気で怒鳴ったのは
「いくらお前でも…その言葉は許せない」
俺はホシノを睨みそれ以上何も言わせない
「…あ…ご…ごめん…」
「…はぁ…マジで今日はどうしたんだよ朝は普通だったのに今は様子が変だぞ」
睨むのをやめホシノに問う
「…」
「…黒服に何か言われたのか?」
「ッ…な…何で私が…黒服のところに…「行ったのが分かったのか…だろう…?」!」
「単純に予想してただけだよ…当たって欲しくはなかったけどな」
「ッ…」
「で?何を言われたんだよ」
「…」
(…だんまりか…これは相当だな)
俺の中で黒服への殺気が上がった