7日間無料トライアル

国策に翻弄、中国「ユダヤ族」ルポ 観光の目玉構想…監視対象に

threadsでシェアするfacebookでシェアするtwitterでシェアする

クリップ機能は有料会員の方のみお使いいただけます。

西日本新聞meとは?

かつてシナゴーグ(ユダヤ教会堂)があった場所の近くの路地。中国当局が公認するキリスト教の教会(奥)やイスラム教のモスクはあるが、「開封のユダヤ人」の痕跡は消えている=中国河南省開封

 中国は人口の約91%を占める漢族と、55の少数民族からなる多民族国家だが、政府の公認から漏れた民族も少なくない。その一つが「猶太(ヨウタイ)(=ユダヤ)族」。シルクロードを越えて中国に定住した交易商人、ユダヤ人の末裔(まつえい)が中国内陸部にある黄河中流域の街、河南省開封にいるという。ロマンをかき立てられて現地で探すと、歴史のうねりと国策に翻弄(ほんろう)されてきた人々の姿が浮かんできた。 (河南省開封で坂本信博)

 北京から南へ約600キロ。人口約500万人の開封は、戦国時代の魏など幾つもの王朝が首都とした中国有数の古都だ。北宋時代(960~1127年)には東京開封府と呼ばれ、世界最大の都市だった。

...

この記事は有料会員限定です。

残り2651文字

7日間無料トライアル年払いならもっとお得