立憲民主党が公明党と結成した新党「中道改革連合」の綱領を発表した19日の記者会見。綱領は憲法改正について言及しているが、「論議の深化」にとどめている。立民の安住淳幹事長は改憲を是とするのかどうか問われると、「憲法について『これをやれ』『あれをやれ』というのはおかしいんじゃないですか」と反論した上で、「自衛隊の位置づけなどに対し本気で議論していく」と語った。
記者「選挙前にはっきりと」
月刊ファクタ編集長の宮嶋巌氏が新党について「憲法改正を是とする政党なのか。中道として緊急事態条項に反対なのか賛成なのか。選挙前にはっきりしてほしい」と尋ねていた。
安住氏は、緊急事態条項に関し「公明も立民も内部にいろいろな意見がある」と述べた上で、「今後新しい日本社会の未来を作るため、中道改革連合の中で磨き上げていく」と議論を継続する必要性を示した。
また、綱領は「極端主義に立ち向かい、不毛な対立によって社会が引き裂かれることを防ぐ」と記載している。
記者「左の極端主義の説明を」
これに対し、宮嶋氏は「極端主義は右だけではなく左にもある」と指摘し「例えば辺野古、立民は即時中止の主張で『絶対反対』を言う人もいる。日米安全保障条約の廃棄を主張する共産党とほぼ一緒。(党内の)左の極端主義について説明を」と尋ねた。
立民内には米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を唱える議員もいる。一方、安住氏は会見で辺野古移設工事について「ストップは現実的ではない」と述べ、「沖縄の戦争時の大変な経験と今の心情を察すれば、竹で割ったような簡単な話ではない。その重みを受け止めて、われわれは共生と包摂といっている」と語った。
その上で「いまの話を聞くと、何か命令口調で上からこうじゃないかというが、私はそういうことに与しない」と述べるにとどめた。(奥原慎平)