竹内元県議の問題行動を徹底検証:デマ拡散の影響とは
1章 はじめに
※本記事は、竹内英明氏およびご遺族への誹謗中傷を目的とするものではなく、公人としての議員活動に関する批判的検証を目的としたものです。竹内氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
竹内英明氏は、兵庫県議会議員として、地元・姫路市を拠点に活動していた人物です。議会活動では、行政監視や財政問題に関する質疑を精力的に行っていました。一方で、百条委員会での発言やブログ、SNSなどでの情報発信において、問題行動や事実誤認に基づく情報拡散が指摘されています。
とりわけ、斎藤元彦知事に関する誤情報の拡散は、失職に至る過程で一因となったことは明らかであり、議会や県政の信頼性に重大な影響を与えました。
また、氏の死去後には、ネット上や一部報道で「ヒーロー」「聖人」として美化される動きも見られます。しかし、事実関係を精査すると、過去に確認された問題行動は残り、死去や物語化によって消えるわけではありません。本稿では、竹内氏の行動を章ごとに整理し、具体的事例をもとに検証していきます。
2章 ゆかた祭りに関する誤情報の拡散
「ゆかた祭り」に関連して、竹内氏の情報提供を前提にした内容がAERAに掲載されました。その内容には明らかな事実誤認がありました。そして、竹内氏は自身のブログでこの記事を紹介し、「私がこの話を関係者から聞いたのはもう随分遠く前のことです。」と述べています。記事の内容を否定するのではなく、結果として追認する形になっています。
この情報発信により、斎藤知事がゆかた祭りでパワハラを行ったという誤解が広がりました。議員として、事実確認を十分に行わず発信した点は、情報発信責任の観点から問題があると考えられます。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
3章 着付けに関する質疑と印象操作の問題
竹内氏は百条委員会において、ゆかたの着付けに関して「二回目以降もプロにお願いしているじゃないか」と知事を追及しました。知事が説明を試みると、竹内氏は「質問じゃない」として反論を封じました。
— 東京ファクトチェック協会(TFA) (@tokyo_factcheck) May 12, 2025
ここで問題となるのは、竹内氏が示した「2回から5回」というものが、ゆかた祭り以外のイベントである点です。各イベントは以下の通りです。
1回目: 2023年6月24・25日 ゆかた祭り
2回目: 2023年7月7日 女将の会
3回目: 2023年7月17日 Kobe Love Port・みなとまつり
4回目: 2023年7月20日 西宮神社“夏えびす”
5回目: 2024年4月21日 神戸まつり
ゆかた祭りでは着付けボランティアが存在しましたが、他のイベントではボランティアはいないため、プロに依頼するのが当然です。
そのため、竹内氏の質疑は、ゆかた祭り以外のイベントも含めて知事を責め立てる形となり、事実に基づく説明を封じた点で、結果的に誤解を招く印象操作となっています。
4章 証人への圧力・脅迫疑義
百条委員会の議事録には、竹内英明氏による証人への圧力的言動を示す記録が残されています。
専務理事への聞き取り調査によれば、竹内氏は証人尋問の休憩中に、商工会専務理事から電話があったと誤解される発言を委員会で行い、実際に多くの問い合わせが専務理事に寄せられました。後日、専務理事が竹内氏に訂正を求めたところ、竹内氏は次回の委員会で訂正すると約束しています。
さらに、10月上旬には竹内氏から再度電話があり、ゴルフクラブの件で証人として出席するよう依頼しました。専務理事がこれを断ると、脅すようなことを言われたとのことです。そして、訂正を条件に証人に出てもらう話を“なかったことにする”という提案があったとされています。しかし、竹内氏は訂正を行わないまま議員を辞職しています。
これらの記録は、議会の調査権限が私的交渉の手段として使われた可能性を示しており、制度の信頼性に影響を及ぼす事例といえます。また、脅すようなことを言ったという大きな問題も明らかになりました。公人としての説明責任や調査権限の適切な行使の観点から、問題が指摘される状況です。
5章 百条委員会における専務理事からの電話に関する誤認
竹内委員は、百条委員会の昼休み後に、商工会専務理事から電話があったと誤認させる可能性のある発言を行いました。
実際の発言内容は以下の通りです。
— 東京ファクトチェック協会(TFA) (@tokyo_factcheck) May 12, 2025
「ちょっと話し戻しますけども、先ほどの休憩でですね、あなたが答弁した内容について、おかしいという電話が私のもとに入りました。県商工会連合会の専務理事が、あなたに、ゴルフクラブを渡したと。それを、長期貸与と言うかもしれない。非常に具体的な電話があったんですが、これは事実ですか?」
この発言では、「県商工会専務理事からの電話」とは明言していませんが、話の区切りや文脈により、多くの人が「専務理事からの電話」と誤認した可能性があります。実際に、複数の問い合わせが専務理事に寄せられました。
さらに、同内容をAIに読ませた結果、Grok、ChatGPT、Gemini、Copilotのすべてが「県商工会専務理事からの電話」と判断しました。
つまり、人間・AIともに、竹内委員の発言から専務理事からの電話であると解釈される表現であったことが確認できます。
以上から、竹内委員が専務理事から電話があったと誤認させる発言をしたことは、事実として認識されます。
しかし、実際には前章の説明の通り、商工会専務理事は電話をかけておらず、多数の電話が専務理事にかかってくるという問題が起こっております。
この事実は、議会や公人としての責任という観点からも重大な問題であるといえます。そもそも、誰からの電話だったのでしょうか?
6章 付箋・文具投げに関する誤認
百条委員会において、竹内氏は「文具を最高幹部に投げた」と発言しました。しかし、片山元副知事によれば、実際には投げられたのはペラペラの付箋であり、片山元副知事自身には投げられていません。
つまり、斎藤知事がパーティションに付箋を投げた行為を、最高幹部に文具を投げた行為として発信しており、その結果、「斎藤知事が文具を人に向かって投げた」という誤解が生じました。
さらに、片山元副知事はこの行為をパワハラとは認識していない旨も明言しています。
7章 カニの価格・種類に関する誤認
竹内氏は、斎藤知事が安価なベニズワイガニを受け取ったことを、「松葉ガニを3杯受け取って、10万円を超える」として発信しました。しかし、この内容は事実誤認です。
第三者委員会は、「文書には記載されていないが報道等により問題となった事例や、調査委員会に寄せられた情報提供」について、事実認定を行っています。
その結果、斎藤知事が持ち帰ったのはベニズワイガニ2杯であることが確認されました。
さらに、第三者委員会はこのベニズワイガニについて、「蟹の中では比較的安価な部類であり、1件1件については社交儀礼の範囲を超えることが明らかとは言えない」と評価しています。
つまり、10万円を超える高級な松葉ガニ3杯を受け取ったという事実は確認できなかったということです。
因みに、第三者委員会がこの松葉ガニの問題を把握していなかったのではという疑問があるかもしれません。しかし、第三者委員会は百条委員会の情報を得ておりますので、その可能性は考えられません。
だからこそ、調査の結果「蟹の中では比較的安価な部類であり、社交儀礼の範囲を超えることは明らかではない」と評価されたのです。
長時間の調査により、事実確認ができなかったこと、かつ「社交儀礼の範囲を超えることは明らかではない」との評価が示されたことから、無罪推定の原則に照らせば、竹内氏の発信は事実誤認であると結論付けられます。
問題点
誤解を誘導し、知事に対して不適切なイメージを与えた
議員としての情報発信責任・確認義務の欠如を示す典型例である
8章 チャット件数における印象操作の疑義
竹内氏は、斎藤知事のチャット件数をカウントする際に、本来考慮すべきフレックスタイム制を無視して、勤務時間を8:45~17:45に固定しました。
ブログはこちら
この方法では、フレックス勤務内で行ったチャットも「時間外」としてカウントされることになります。
その結果、斎藤知事が時間外に大量のチャットを送っているかのような誤解が生じました。この情報はSNSや報道で「深夜チャット・パワハラ疑惑」として拡散される土台となりました。
分析すると、単なる誤解や報道ミスではなく、竹内氏自身が意図的にデータの集計方法を操作した可能性があることが示唆されます。議員としての職務倫理や説明責任を逸脱した行為であると評価できる事例です。
9章 職員への圧力の疑義
百条委員会において、片山元副知事は、竹内氏が百条委員会の事前調査の際に職員に圧力をかけた旨を証言しています。この証言は、片山元副知事が報告を受けた内容に基づくものです。
百条委員会では偽証罪が適用されるため、虚偽の証言に対しては議会が告発する義務を持っています。しかし、現状では議会による告発は行われていません。
このことから、少なくとも圧力が行われた可能性は高く、事実として認識して差し支えないと考えられます。
10章 まとめ・総合評価
竹内英明氏の議員行動の総括:
事実確認の不足
百条委員会やSNSで、現場・証人・資料を十分に確認せず情報を発信しました。
その結果、誤情報が広がりました。
誤認・印象操作の拡散
ゆかた祭りのパワハラ疑惑、着付け質疑、文具投げ、カニの価格・種類、チャット件数などで、事実と異なる印象が形成されました。
証人・関係者への影響
誤認を誘う発言や圧力により、百条委員会や職員に心理的負担を与えました。
意図的な印象操作の可能性
フレックス勤務を無視したチャット集計など、意図的な操作の疑いがあります。
総合評価
竹内氏の行動は、公人・議員としての責任や確認義務を十分に果たしておらず、議会や関係者の公正性や信頼性に影響を与えました。
とりわけ、斎藤元彦知事に関する誤情報の拡散は失職に至る過程で一因となり、県政全体の信頼を揺るがしました。
死去後の美化に惑わされることなく、事実と説明責任に基づいて評価することが必要です。公人の行為は死後も記録として残り、責任は歴史的に検証され続けます。
誤情報を「なかったこと」にするのではなく、制度的信頼性を守るために正しく記録し、検証し続ける姿勢が不可欠です。
参考資料
本文中で言及した資料の該当ページを以下に掲載しております。事実確認の参考としてご参照ください。
文書問題調査特別委員会(百条委員会) 会議録
「文書問題に関する第三者調査委員会」調査報告書
※リンク先は、兵庫県公式サイト内の該当ページです。本文中で取り上げた発言や記述の確認にご活用ください。
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