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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「お子さん膝に乗せれば、あの老人が座れますよね」混み合う新幹線自由席。幼児1人に1席を使う親への「苦言」は正当か【専門家助言】

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妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

年末年始の休暇を終え、日常生活を再開したという方もさぞかし多いことだろう。SNSでは、新幹線が空いていて嬉しい、といった投稿も見られるようになった。

「この年末年始、新幹線を利用したという方は非常に多いと思います。利用に慣れている方はともかく、たまにしか乗らない方、お子さんを連れての帰省が初めての方などは、席の予約や切符の購入で迷われたケースもあるのではないでしょうか」

こう話すのは、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏。

「子どもにかかる新幹線料金がわかりづらいという声を耳にすることがありますが、ひと口に『子ども』と言っても、そこには区分があることをまず理解しましょう。

JR東海・東日本・九州いずれの『きっぷのルール』においても、『こども』とは6歳~12歳未満の子(6歳でも小学校入学前は『幼児』扱い)、幼児は1歳~6歳未満、乳児は1歳未満のことをいいます。

『こども』の乗車券、特急券、急行券、指定席券は『おとな』の半額で、グリーン券を取りたい場合は『おとな』と同額が必要となります。なお、乳児・幼児は条件によっては有料となりますが、逆を言えば、有料となる次のようなケース以外は、無料なのです」

幼児・乳児が有料となるケースとは、『おとな』または『こども』1人に同伴される『幼児』の人数が2人を超える場合だ。つまり、幼児3人目からは「こども」の運賃・料金(おとなの半額)がかかる。

さらに、これは稀な例であろうが、「幼児」「乳児」が1人で指定席、グリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台等を利用する場合や「幼児」が単独で旅行する場合にも「こども」運賃・料金が必要だという。

今回取材に応じてくれたのは、30代の会社員女性Kさん。Kさんは満席状態の新幹線自由席で、座席をめぐってちょっとした「ひと悶着」に出くわした経験がある。その出来事のいきさつについて、Kさんはこう話す。

「若いお母さんが、自由席車両で小さなお子さんを2つ並んだ席の窓際に1人で座らせていたんです。車両の先頭の席でした。私は、同じ列の通路を挟んだ反対側、3つ並びの方に座っていました。

1時間ほど経った頃、40代くらいの男性が車両に入ってきて、そのお母さんに『デッキでおじいちゃん立ってますよ、ドア開いた時、見えてたでしょ。あなたがお子さんを膝に乗せれば、あの方座れますよね。譲ってあげたらどうです?』と話しかけたんです」

しかし、女性は「私が料金を払っているので、2歳の子1人なら、自由席は無料で1席使っていいんじゃないんですか?」と反論した。男性はその問いには明確に答えず、「料金設定の話をしてるんじゃなくて、モラルの話をしています」とさらなる反論で返したという。

「お母さんはとてもうっとうしそうな顔をしながら、お子さんを膝に乗せたんです。男性は、デッキにいた老人をその席に呼び寄せました。

おじいさんは『悪いからいいよ』と断りつつも、結局は座ったのですが、お母さんは納得のいかない表情をしていました。お子さんは2歳とはいえ重たそうで……何が正解だったのかは私にもわかりません」

と述べるKさんだった。あなたはどう思われるだろうか。

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※本記事で使用している写真はイメージです
【取材協力】平塚俊樹:危機管理コンサルタント【聞き手・文・編集】笹塚茉奈美 PHOTO:Getty Images【参考】JR東海・東日本・九州:きっぷのルール
 

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