指名手配の八田與一容疑者へ賠償命令、遺族などに計2億円 福岡地裁

坂本純也
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 大分県別府市で2022年に大学生2人が死傷したひき逃げ事件をめぐり、指名手配中の八田(はった)與一(よいち)容疑者を相手取り、遺族などが損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、福岡地裁であった。横山寛裁判官は、八田容疑者に計約2億152万円の支払いを命じた。

 提訴していたのは、事件で亡くなった男子大学生(当時19)の両親と、けがをした男子大学生。

 事件は同年6月29日夜に発生。別府市内の交差点で信号待ちしていた2人のバイクが軽乗用車に追突された。

 判決は、八田容疑者が安全な速度で運転する注意義務を怠り、事故を起こしたと認定。相続人である、大学生の両親に損害賠償義務を負うとして、一部請求として1億円ずつの支払いを命じた。負傷した大学生へも152万円を命じた。

 事件をめぐっては、殺人と道交法違反(ひき逃げ)などの容疑で県警が八田容疑者の行方を追っている。警察庁は23年9月に重要指名手配に指定した。

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この記事を書いた人
坂本純也
西部報道センター|平和、司法
専門・関心分野
国内政治、司法、平和・原爆