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プラネット・アース 〜地球を守るために小学生に巻き戻った僕と、その仲間たちの記録〜

220 / 267

7分

※視点変更 栗栖和也 → 内海達也 ※舞台変更 香川県 → ルーマニア

シギショアラ

 ルーマニア、トランシルバニア地方にある〝シギショアラ〟は、吸血鬼伝説でも知られる観光名所で……ごく普通の町だ。 「やー? ホントに、ここなのん?」 「あー。なんだか、何の問題の無さそうな、平和な所だなー」  っていうか、むしろ明るい雰囲気の素敵な町だ。  ……とてもオカルト系の〝何か〟があるような所には見えないんだけどなあ。 「ベーリッツの時は〝いかにも〟って感じだったけど」 「そうね。達也さんが、めずらしく尻込みしていたもの」  彩歌(あやか)がクスクスと笑う。あれぇ、そうだったっけ……? 「えへへー。今のところ〝変な感じ〟はしないよ? 普通に、きれいな町って感じだよね!」  (おもむき)のある、色彩(しきさい)ゆたかな建物が立ち並び、チラリチラリと中世の物々しさが見え隠れする。  不思議な雰囲気の、ここシギショアラは、観光客が多く訪れる〝平和な町〟だ。  ……しかし、この町のどこかに、魔界へと続く(ゲート)が、必ずあるはず。 『しかも、開いたままの門がね』  そう言うと、ルナは彩歌(あやか)の頭の上で、腕を組んで、考え事をしている。 『おかしいな……ブツブツ……』  そういえば、この町に入った辺りから、ルナは、キョロキョロと辺りを見回しては、首を傾げていた。 「ルナ、どうしたの?」 『ん? うん……』  彩歌の問いに、ルナは生返事(なまへんじ)を返して、さらにキョロキョロを続ける。  いったい、どうしたんだ? 「ルナ、お前たしか、(ゲート)までの情報を知る能力があったよな? 早く道案内してくれよ」  ドイツの、ベーリッツ陸軍病院では、(ゲート)にたどり着くまでに、多くの隠し扉が道を(ふさ)ぎ、無数の致死的な罠が仕掛けられていた。  だが、ルナは、それらの仕掛けと場所、解除の方法まで、すべて知っていた。 「やー! スゴいよー! でもそれって、どういう仕組み?」 『えっへん! そこが僕〝魔界の軸石〟の凄いところさ! 仕組みもなにも、ある程度まで門に近づけば、そこに行き着く方法が、自動的に、全部分かっちゃうんだ』  ルナの能力は〝(ゲート)に至るまでの、あらゆる情報がわかる〟という、便利なものだ。  もちろん、僕や彩歌は〝人間向けの罠〟なんかで死ぬ事はないけど、同行した4人の子どもたちを守るために、とても役立ってくれた。 「よし、ルナ。さっさとゲートを閉じて帰ろう」 『……それがね。おかしいんだよ』  おかしいのはお前の存在だ。 『達也氏にだけは言われたくないね! ぷんぷん!』  あれ? あ、そうか。おまえ〝精神感応〟を持ってたな。 「いや、それより。何がおかしいんだ?」 『う、えっと……ごにょごにょ……』  なんか言い辛そうにしているな……? 「ルナ、言いなさい。何があったの?」  彩歌が、少し強めに問いただすと、ルナは渋々口を開いた。 『門が、見当たらないんだ』  へぇ、門が見当たらないのか。  それは困っ…………はい?! 「ちょっとルナ。どういう事なの? あなた、ここに(ゲート)があるって言ったじゃない?」  そうだよ。もし間違いだったら、僕たちは、何のためにここまで来たんだ? 『タツヤ。ダーク・ソサイエティの基地建設を(はば)めたんだ。完全に無駄ということもないよ』  まあね。〝特殊武装戦隊マンデガン〟も、僕たちが来なければ、大変なことになっていただろうし。 「道を間違えた、とかって感じじゃないなー? どうしたんだ?」  大ちゃんが、頭の中の地図と周囲の風景を照合している。  という事は、僕たちは間違いなく、ルナの指示通りの道を歩いているんだろう。 『うーん……おかしいなあ。もうとっくに、たどり着いているはずなんだけど……?』 「ルナ、あなたの能力で、(ゲート)にたどり着く〝道のり〟と〝方法〟は、全部わかるんでしょう?」 『そうなんだ。間違いなく門に近付いているんだけど……ここだ! っていう所に行き着かないっていうか……あ、ほら。今度はあの路地を抜けることになってる』 「〝路地を抜けることになってる〟? 何だよそれ」 『全貌が見えないんだ。情報が遅れて来るというか、変化し続けてるというか……』 「やー……? (ゲート)が、どんどん逃げているのかなー?」  ユーリも首を(かし)げている。  何だそりゃ? 気味が悪いなあ。 「(ゲート)って、移動するのか?」 『そんな門、聞いたこと無いよ。だいたい、離れた場所同士を無理やり、つなぎ合わせているんだよ? それを移動させるなんて、無理なんじゃない?』  ルナがそう言うなら、やっぱ、門が移動している説はあり得ないのかな。 「あー。まてよ? もともと〝地球〟は、自転している上に公転してるし、宇宙規模で言えば、座標は変化し続けているはずだぜ。それを補正してつなぎ合わせているか、もともと座標的な位置は関係ないのかも……ブツブツ」  大ちゃんは、何やら難しい事をつぶやいている。 『ダイサク。もし魔界が〝地球のどこか〟に存在するなら、座標的な位置関係は変わらないはずだ』 「いや、ブルー。この前集めたサンプルでは、大気の組成が違い過ぎてるし、面積があまりに広大だ。地球に魔界があるとは思えないぜ?」  ……よく分からないけど、とにかく頼みの綱はルナだけだ。指示通りに進むしかないか。 「ルナ、そっちに進めばいいんだな?」 『うん。この先に門があるのは、間違いないよ』  ルナが指差しているのは、建物と建物の間にある隙間。  ……これって道なのか? まあ、行ってみれば分かるか。  僕たちは、一列になって、狭い隙間に入っていく。 「あ、ちょっと待って、たっちゃん……!」  栗っちの声に、振り返った。 「栗っち、今なんか言った?」  ……あ、あれ? おかしいな。確か栗っち、最後尾を歩いていたよな。 『タツヤ、いけない! カズヤの気配が、突然〝消失〟した!』 「な! なんだって?!」  やっぱりそうだ。さっきまで、ニコニコ顔で付いてきていたはずの栗っちが、どこにも居ない。 「やー! 居ないよ、栗っち! どこ行ったの?!」  ユーリは周囲を見回すのではなく、目を閉じている。これは〝生命感知〟を全開にしているのだろう。 「おいおいー。おかしいぜ? ユーリやブルーの〝生命感知〟が、いきなり栗っちを見失うなんて、無いだろ、普通」  突然の異変。すぐ後ろにいた栗っちが消えた。  そういえば、なんとなく周囲の雰囲気も変わった気がする。この空気感は、前に行った〝ベーリッツ陸軍病院〟と似ている。 「やあああ……何? なんか居るよ! やだこれ、気持ち悪い!」  突然、叫ぶユーリ。何かに怯えたような表情で、めずらしく顔色が悪い。 「〝生命感知〟に、何か引っかかったのか?」 『タツヤ、私も感知したが〝生命〟かどうかは分からない。しかもかなりの数だ』  うっわ。イヤな感じだな…… 「ルナ、あなたの指示通り来たんだけど、どうなっているか分かる?」 『うん。門の位置と周囲の情報が、急に分かってきたよ。でも……』 「でも?」 『何だろう。今度はそれ以外が、ボヤけちゃった……』  おいー! しっかりしてくれよ、魔界の秘宝! 「やああぁ……向こうもこっちを感知したかも! イヤだよー!」  苦手なものが有ったんだな……!  ユーリが、いつになく弱気だ。 『こちらに気付いたようだね。何体か近付いてくる』  イヤすぎる! なんとなく、友好的な感じがしないし。 「この狭い路地で、何かに襲われたら動きづらいぞ。いったん戻ろう」  そう言って、いま来た道を戻ろうとした時、僕の体は〝見えない何か〟にぶつかって、ボヨンと押し戻された。 「な、何だ? ……柔らかい、壁?」  力任せに両手で押しても、叩いても蹴っても、ボヨボヨと同じ力で押し戻される。 「やー! それならこれでも食らえー! 魔神の爪!」  おお! その爪、変身しなくても出せるようになってるのか、さすが大ちゃん! 「おいおいー! ちょっと待った、ユーリ!」 「……え?」  ユーリの目にもとまらぬ斬撃が〝見えない壁〟に命中する。  ……ボヨン! 「うあ! チクッとした!」  ユーリの斬撃は、跳ね返されて僕の顔にヒットした。  危ない危ない! 弾かれた先が僕でよかった。 「ユーリ、よく考えてから動かないと危ないぜ? やっぱ思った通り、その壁、受けた攻撃をそのまま跳ね返すなー!」 『まったく未知の事象だね。魔法による〝結界〟とも違う。私の力でも、その壁を破壊することは出来ないようだ』  マジか……!  これってもしかして〝閉じ込められた〟的なヤツなのか? シギショアラの挿絵1

初回投稿日時:2020年4月4日 10:41

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  • 賢者

    SHO

    ♡300pt 〇100pt 2020年4月4日 18時28分

    つまり、ハート様の腹に囲まれている状態……

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    SHO

    2020年4月4日 18時28分

    賢者
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年4月4日 19時34分

    ヒアアアアッ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル  絶体絶命……!! (集◯社様がアップを始めました) いつも有り難うございますッッ! ヾ(*´∀`*)ノ♥

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    ガトー

    2020年4月4日 19時34分

    カレーうどん
  • れびゅにゃ~

    とら猫の尻尾

    ♡500pt 2021年5月11日 23時34分

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    楽しい時間をありがとう!

    とら猫の尻尾

    2021年5月11日 23時34分

    れびゅにゃ~
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年5月12日 0時24分

    アアッ(人´∀`).☆.。.:*・゚こちらこそ、いつもありがとうございます! もっともっとお楽しみ頂ける作品目指して頑張ります!!

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    ガトー

    2021年5月12日 0時24分

    カレーうどん
  • チンチラちゃん

    hake

    ♡500pt 2020年4月10日 20時42分

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    顔文字「⁉⁈」

    hake

    2020年4月10日 20時42分

    チンチラちゃん
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年2月15日 21時40分

    返信コメントの抜けが天文学的な数値で……! 。゚(゚´Д`゚)゚。申し訳ございません……コレは本当にダメです……ちょっと吊ってきます……

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    ガトー

    2021年2月15日 21時40分

    カレーうどん
  • ひよこ剣士

    渡鴉

    ♡300pt 2020年4月5日 0時32分

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    えんどろ~!セイラ

    渡鴉

    2020年4月5日 0時32分

    ひよこ剣士
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年4月5日 7時43分

    ふぉぁぁあああああ! 有難うございます! ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。頑張ります!!

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    ガトー

    2020年4月5日 7時43分

    カレーうどん
  • キューコ(デンドロ)

    潮ノ海月

    ♡200pt 2020年4月4日 12時18分

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    応援しています

    潮ノ海月

    2020年4月4日 12時18分

    キューコ(デンドロ)
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年4月4日 12時25分

    (人´∀`).☆.。.:*・゚いつも有り難うございますッ! さらにさらに、頑張らせて頂きます!

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    ガトー

    2020年4月4日 12時25分

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