柏崎刈羽原発、20日の再稼働を延期へ 制御棒めぐる警報トラブルで

井上充昌 森下友貴
【動画】再稼働が延期された柏崎刈羽原子力発電所=平野真大撮影
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 東京電力ホールディングスは、20日に予定していた柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の再稼働を延期すると発表した。制御棒を引き抜く検査で、鳴るべき警報が正常に作動しないトラブルが起きたため。他の制御棒でも同様の事例が発生しないかを確認するのに1~2日かかるといい、再稼働は21日以降にずれ込む見通しになった。

 東電が19日に会見を開いて明らかにした。

 制御棒は、原子炉内に挿入して核分裂反応を抑える装置。東電は6号機の再稼働にあたり、17日に制御棒を炉から引き抜く検査を実施した。原子炉が起動していない状態では、炉内に入っている全205本のうち1本を引き抜き、さらに事前に設定された別の1本以外を引き抜こうとすると警報が鳴る。検査でこの機能についてチェックしたところ、作動しなかったという。

 東電が調べたところ、205本のうち今回の1本を含めて計88本で警報が作動しないことが分かった。トラブルの原因は制御棒の不用意な引き抜きを防ぐ機能の設定ミスだったといい、1996年の運転開始時から動作しない状態が続いていた可能性があるという。

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東電柏崎刈羽原発の再稼働

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