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プラネット・アース 〜地球を守るために小学生に巻き戻った僕と、その仲間たちの記録〜

207 / 267

8分

※視点変更 九条大作 → 内海達也

蘇る力

 猫耳の美少女、美土里(みどり)は、大ちゃんより先に〝ガジェット〟の修理を終え、勝ち誇っている。 「ククッ。はーはっはっは! 動かないじゃないか! やっぱり所詮はただのガキだったか!」 「……ずいぶん楽しそうで何よりだ」 「えへへ。たっちゃんって時々、皮肉(ひにく)っぽい言い方するよね」  まあね。そりゃ皮肉っぽくもなるよ。  少なくとも、今の勝負がフェアじゃなかった事ぐらいは分かるからな。 「さあさあ、さっさと出ていけガキども。遊びの時間は終わりだ」  美土里の手には、大ちゃんが修理したガジェット。  これは、3年前に失踪した、長老の孫、里留(さとる)さんが使っていた物だ。  侵略者たちとの戦いで暴走し、地球を救った時に、力を失ってしまってはいるが、遥か昔に惑星ウォルナミスから地球に持ち込まれた本物……〝オリジナル〟のウォルナミス・ガジェットだ。 『タツヤ、確か、ミドリが修理したのは、複製品の方だったよね?』  そう。美土里が直していたのは、ウォルナミス・ガジェットを模して作られた、レプリカ・ガジェットだ。  戦闘に関する性能は、オリジナルに近いらしいけど、決定的に違う点がある。それは〝時間操作機能〟が無いこと。 「やー! 美土里さん、違うんだよー! そのガジェットは……」 「ふん。負け惜しみなど、聞くだけ無駄だ。とっとと帰れ!」  ……なぜ最後まで聞かないんだ、この人は? 「でも、大ちゃんが修理したガジェット、なんで動かないんだろう?」 「ああ。里人(りひと)くん以外が触れても、動かないようにしたんだぜ」  なるほど。ガジェットは貴重品だ。手段を選ばず、手に入れようとする者が居るかもしれない。  万が一のために、セキュリティはしっかりしなきゃだよな。 「やー! それじゃ、里人(りひと)を連れて来ればいいんだ! 待ってて!」 「あ、ユーリ、ちょっと待て! その前に……」 「やあああぁぁぁぁ!!」  すごい勢いで部屋を飛び出していくユーリ。 「待てって言ってるのになー? 里人くんを連れてくるだけじゃダメなんだぜー?」  大ちゃんが、やれやれと首を横に振っている。  ……ウォルナミス人の耳って、あんなに大きいのに聞こえづらいのか? 「ほら、戦士ユーリは出ていったぞ! お前らもさっさと出ていけ」  シッシッと、手を振って退室を促す美土里。  マジか? 今の会話の流れ……は、聞いてなかったんだよな…… 「やぁぁぁぁぁぁぁぁ……」  あ、もう戻ってきたのか? 遠くから、ユーリの声が近づいて来る。  窓から廊下を見ると、里人くんは手を握られて、宙に浮いている。  白目を剥いているぞ? 大丈夫なのだろうか。 「ゃぁぁぁああああ!! 到着!」  扉を蹴り開け、転がり込んでくるユーリ。  手を繋いだままなので、里人くんまで前転で登場だ。やめてあげて! 「あうあう……ゆ、ユーリちゃん……?」 「何だ何だ? 騒々しいガキ共だな!」  里人(りひと)はクルクルと目を回しており、美土里は(いぶか)しげな表情だ。 「やー、美土里さん! そのガジェット、里人のだから動かないんだよ! 里人、武装! 早く武装!」  ユーリは美土里からガジェットを奪い取って、フラフラの里人に手渡した。 「おいこら、嘘をつけ、戦士ユーリ! 里人じゃないから動かないだと? ガジェットに戦士を見分ける機能なんて無いだろ!」 「えっ? えっ? ちょっと待ってよユーリちゃん。僕のガジェットは、こっちだよ?」  自分のレプリカ・ガジェットを取り出す里人。  周りにいた作業員達が、それを見て、ヒソヒソと噂する。 「おい、あれだぞ!〝損壊率10割〟を、あっという間に修理したっていうレプリカ……」 「ええ?! 10割って、ダメージによる〝強制武装解除〟かよ! そんなの、直すのに何年も掛かるだろう?!」  美土里の猫耳がピクリと反応する。 「……10割モノを修理だぁあ?」  かなり小さな声だったけど、今のは聞いてたんだな。  興味の有る無しで、フィルター掛かりすぎだろ……! 「室長……10割モノって……」  作業員が、そっとツッコミを入れる。  ……普通は言わないのか。 「そんな面白そうな物を、私に内緒でイジった奴が居るのか? ズルいぞ?!」  あ、肝心なトコロは、やっぱ聞いてないや…… 「ですから! ここに居られる九条さんですよ。スゴかったんですから!」    思わず説明する作業員。  それを聞いて、怒りのあまり、クシャッと顔をゆがめる美土里さん。せっかくの猫耳美少女が台無しだ。 「はあああぁ? 寝ボケてんのか? 8割モノですら満足に直せねぇ奴が、どうやってお宝を直すんだよ?!」  この人〝お宝〟って言っちゃってるよ…… 「やー! ちがうよ美土里さん! このガジェットは、もう直ってるんだ! 里人、武装して!」 「いや、待て待てユーリ、それはまだ……」 「武装!」  勢いよくユーリに促されて、ピンと猫耳を立てた里人くんが叫ぶ。 「……あれ? 武装できないよ?」  里人くんは、不思議そうに首を傾げる。  ……もー! この一族は、ちょこちょこ可愛いな! 「ほら見ろ。ガキ共に修理なんか出来るわけないだろ! 無駄な時間を使わせやがって!」 「にゃー?! 大ちゃん! にゃんでガジェット動かないのん?」  驚きのあまり、耳を出してしまっているユーリ。 「だから言ったろ? まだだって!」  ユーリと里人くんが、キョトンと同時に首を(かし)げる。かわいいかよ!  「……ああー、聞こえてなかったか。動力の(みなもと)となっている、惑星ウォルナミスの〝光球の欠片〟からのエネルギー供給がなくなってるんだぜー? 動くはずがないんだ」 『なるほど。もともと〝光球〟の持っていたエネルギーを、暴走した時に使い切ったんだね』  ブルーが、納得したように言った。 「ええ?! それじゃ、あのガジェットは、もう使えないんじゃ……」 『いや、タツヤ。あの〝光球〟は、周囲の力を蓄え続ける。キミの右手に居る私も、アヤカの心臓も、ダイサクの制御基板も、星の力を集められる限り、力を失うことはない』  ……惑星ウォルナミスの化身から削り取られ、欠片になった時点で蓄えられていた、莫大なエネルギーを元に、ガジェットは動作している。暴走で沈黙してしまうのは、供給元が無いからなのだ。 『私がエネルギーを供給すれば、光球の欠片は力を得ることが出来るだろう。ただ、今はまだ、ウォルナミスの意思が欠片に伝わっていない状態だ。あのガジェットの中にあるのは、ただの石コロだね』  ウォルナミスの思いは、あの日、ユーリに託された。  〝助けに来てくれますか?〟  〝絶対来るにゃあっ! 約束するよ!!〟  ユーリが貰ったのは、ウォルナミスの欠片を目覚めさせ、正式に開放する力だ。 「つまり、俺とユーリがいれば、暴走したガジェットは蘇るんだぜー! ユーリ、ウォルナミスの欠片の〝真の力〟を引き出してくれ。ガジェットはもう、直ってるからなー!」 「にゃー、わかったよ! ……目覚めて。ウォルナミスの欠片(かけら)!」  里人くんの持つウォルナミス・ガジェットが、オレンジの光を放つ。 「わっ? わっ?! これ……もしかして?」  里人くんは目を丸くしてガジェットを見つめている。 「なななっ?! そんなの見たこと無いぞ?! 何なんだ、そのガジェットは?!」  美土里さんも驚いている。 「室長、そのガジェットは、レプリカではなく、里留(さとる)さんの使っていた、オリジナル・ウォルナミス・ガジェットです」 「……?! な、なんだって?!」 「にゃー! いっけー! 里人!」 「おう! 戦士になれ! 里人くん!」  ユーリと大ちゃんの声に、里人くんは我に返った。  ガジェットを高く掲げて、叫ぶ。 「武装!」  まばゆい光がメンテナンスルームを照らす。 「起動した?! 本当に直っていたのか!」  美土里は驚いているが、大ちゃんが〝直ったぜー〟って言って、直ってない物などありえない。  〝完成したぜー〟って言って、爆発する物は、たまーにあるけど。 「……っていうか、なんで光るんだ?!」  それは完全に大ちゃんの趣味だ。 「にゃー! …………里人、カッコイイよ……!」 「よし! 成功だなー!」  ボディカラーは、白を基調に黄色と赤のラインが入った、鮮やかな色合い。  フォルムは、ウォルナミス・ガジェット特有の埴輪型ではなく。洗練された流線型。僕たちのスーツとも違う、全身に装甲板があるスタイルだ。  肩には、若干大きめのシールドが付いており、表面に〝LICHT〟という文字が入っている。 「これが……僕の、ウォルナミス・ガジェット!」  里人が、両手を見つめて、(つぶや)く。 「魔神の剣も、ちょっとイジっておいたぜ! たぶん、合ってるはずだ」  ……合ってる? 「魔神の剣!」  里人が叫ぶと、目の前に、真っ白な細身の剣が現れた。 「元々の剣は、里人くんの手に合ってなかったし、重過ぎで動きづらそうだったからなー! 軽くして、持ちやすくしておいたぜ? ……あと、刃は俺のオリジナルだ」  里人くんが剣を手に取ると、刀身にオレンジ色の光が宿る。 「ウォルナミスの力を、ダイレクトに(まと)わせたんだ。切れない物を探すほうが難しいぜー!」  先程からの説明を、美土里は呆然と見つめている。開いた口が塞がっていない。 「盾も装甲も、光線・熱線反射、自己修復機能付きだ。暴走システムは改良してあるから、万が一暴走しても、一ヶ月ほど休ませれば復活する」 「ちょ、ちょっと……ま」  ……ん? 美土里が小刻みに震えているぞ? 「ちょっと待てぇぇえええええ!」  突然、美土里が叫ぶ。 「オリジナルって何だよ! レプリカだと思ってたよ! 恥ずかしいじゃねぇか! どういう事だ! なんで死んだガジェットが生き返る?! なんでお前はガジェットを直せる? いや、直すというか、原型を留めてないだろ! なんだその高性能! 無敵じゃねえか! お前は一体何者だ?!」  質問が長いな! 人の言うことは聞かないくせに、欲張り過ぎだぞ? 「あー、そうか、自己紹介してなかったなー!」  あ、そういえばそうだ。  っていうか、あの状態では、自己紹介すら聞いてもらえなかっただろうけど…… 「俺は九条大作(くじょうだいさく)。大ちゃんって呼んでくれよなー!」  大ちゃんとユーリ、そしてこの部屋にいたウォルナミス人の方々から、今さらながらの詳しい説明を、美土里は腕を組んで胡座(あぐら)をかいたまま、静かに聞いている。 「話は分かった!」  美土里は、説明を聞き終わり、スックと立ち上がる。  キッと大ちゃんを(にら)み付け、今まで聞いたことの無いような声で叫んだ。 「にゃあああん! 私を弟子にしてください、師匠ぉぉお!」  本当に、聞いたことも無いような〝猫なで声〟だった。  蘇る力の挿絵1

初回投稿日時:2020年3月22日 14:22

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  • 賢者

    SHO

    ♡300pt 〇100pt 2020年3月23日 10時20分

    よし、このめんどくさいみどり猫はもふりまくってアヘ顔の刑に処す!w

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    SHO

    2020年3月23日 10時20分

    賢者
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年3月23日 11時09分

    ヒアアアアッ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル いつも有り難うございますッッ! 警告が! 警告来ますからッッ! …………あら、そういえば、ノベプラ様の許容範囲って、どんな感じなのでしょうか……? (。゚ω゚)

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    ガトー

    2020年3月23日 11時09分

    カレーうどん
  • チンチラちゃん

    hake

    ♡500pt 2020年3月22日 21時21分

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    ブラボー!!

    hake

    2020年3月22日 21時21分

    チンチラちゃん
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年3月22日 21時26分

    ヤッター! ヾ(*´∀`*)ノ いつも有難うございます!! 嬉しすぎますッ!!!

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    ガトー

    2020年3月22日 21時26分

    カレーうどん
  • れびゅにゃ~

    とら猫の尻尾

    ♡300pt 2021年3月23日 23時21分

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    たまらん

    とら猫の尻尾

    2021年3月23日 23時21分

    れびゅにゃ~
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年3月24日 6時11分

    ああ……! 嬉し過ぎます……!(´;ω;`)ブワッ いつも有難う御座います!

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    ガトー

    2021年3月24日 6時11分

    カレーうどん
  • ひよこ剣士

    渡鴉

    ♡200pt 2020年3月22日 17時44分

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    あらーっ

    渡鴉

    2020年3月22日 17時44分

    ひよこ剣士
  • カレーうどん

    ガトー

    2020年3月22日 19時43分

    (*˘︶˘*).。.:*♥ いつも有り難うございます! 嬉しいです〜!

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    ガトー

    2020年3月22日 19時43分

    カレーうどん
  • メタルひよこ

    yatacrow

    ♡100pt 2021年5月6日 16時14分

    とりあえずノクターン送りで。

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    yatacrow

    2021年5月6日 16時14分

    メタルひよこ
  • カレーうどん

    ガトー

    2021年5月6日 16時34分

    ノクタ━━━━(゚∀゚)━━━━ン!! って、いえいえいえいえ! ぜんぜんそんな事はないんですよっ?! ぜんぜんぜんぜん! いえいえいえ! ぜんぜんぜんぜん!!!

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    ガトー

    2021年5月6日 16時34分

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